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猫と犬が降ってくる?

このところよく雨が降ります。砂漠のドバイでも珍しく2年分の雨が降ったとかで大洪水とか…。世界中異常気象で変ですね。

昨日も、今日も雨です。まあ、土砂降りではないのでいいとしましょうか。明後日も雨とか・・・夫は構わないから隣町までお遊び、買い物に、などと言っています。毎週火曜日にはこの春から高齢者には¥100で市内で運転されているバスはどこまでも、と言うサービスが始まったのです。それを利用する、と言っております。

土砂降りの雨と言えば、日本の英語クラスでは誰しもがすぐにIt is raining
 cats and dogsと言い始めます。この表現は「日本人の英語として定着してしまっている感があります。しかし、映画やドラマの中では一度もその表現を聞いたことがないのです。海外の友人たちもそんな表現を口にしません。

で、イギリスの友人にその表現について聞いてみました。
彼曰く「そんな表現など人が使うのを聞くこともないし、自分も使わない」との事でした。

一度、あるnoterさん(カナダ出身)にも聞いてみたのですが「それは古臭い表現」だとの返事がかえってきました。

面白いのは私がDuolingoでノルウェー語を習っていた時、その表現をノルウェー語で言えよ、と言う質問があった事です。ノルウェーではそんな表現はありません。やはりアメリカで経営されている会社だと思ってしまいました。

なお、土砂降りの表現としては:
It pours with rain.
The rain is very heavy.
などが一般的です。

そして、なぜ「猫と犬が降る」と言う表現が生まれたかと言うことですが、説はいくつかあるようですが、中世のヨーロッパでは小作農の家はだいたい草ぶき屋根だったために、風、雨を避けるために猫や犬たちは草ぶきの屋根の中に潜ったものの、大雨の結果、滑り落ちた・・・と言うことからこの表現ができたとか。

なお、ヨーロッパに行くと今でも草ぶき屋根の家を見ることがありますが、その上に本当に草が生えてしまうことがあります。そうなるとヤギの出番です。ヤギを屋根の上に追い上げるというユーモラスな光景が時にくりひろげられることがあります。ヤギには屋根の上に上がってもらい雑草を食べてもらうのです。

ところで、ノルウェーの一昔前の家(民俗村みたいな博物館がノルウだったェーにもあります)は軒先が近代的なものに比べて低いです。当時は今の日本人の平均身長よりちょっと高かった程度だったようです。兵役検査などの資料からそれが分かるそうです。

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