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パーパスにこめた想い~果たすべき使命をどう考えているか~

前回のコーポレートスローガンに引き続き、今回は当社のホームページへ載せているPURPOSE(パーパス)について、自分の想いを含め、言葉の意味を掘り下げてみる。

PURPOSE(パーパス)は「果たすべき使命・存在意義」

「ステークホルダーからの信頼をもとに、事業承継・M&Aのコンサルティングを通して地域経済さらには日本経済の発展に貢献します。」というのがホームページへ載せている文面だ。

事業承継というのは今、そしてこれからの日本経済において、無視することのできないキーワードであることは間違いない。
またそれが首都圏だけでなく地域経済=地方の方がむしろ盛んに行われるであろうことも、のちに示すデータからも明らかである。

「M&A」という言葉は、過去に行われた敵対的買収のニュースなどからあまりいいイメージにはつながっておらず、この言葉だけで拒絶反応を示す方も少なからずいる。

だが会社を後世に残すため、未来に繋げてゆくため、M&Aは必要な選択肢の一つだ。実際に欧米諸国ではM&Aは積極的に行われており、日本でも少しずつではあるが、M&Aに対する認識は変わってきている。

先に挙げた「データ」とは以下のものを指す。

私が地方を中心に経済の発展に貢献したいと考えているのは、首都圏だけが盛り上がり元気でいたところで、日本経済全体の発展にはつながらないという考えがあるからだ。

このデータを見ても、2035年、2050年と人口が減っていくのは明らかだ。
既に少子化が叫ばれ、人口減の問題は日々体感する身近なものとなっている。人口が減るということは、一般的にはマーケット規模が縮小するということ。すると当然ながら、企業の売上も減ることになる。これは会社の規模は関係なく、大きな会社であれば生き残れるというわけでもないのだ。

後継者問題もさることながら、会社自体をどう存続させていくのか、どうすれば社会にとって必要な企業であり続けられるか、ということも考える必要が出てくる。

何も手を打たなくては、10年後、30年後に存続することは難しい。
そういった人口減に伴う問題が、すでにリアルな数字で見えてきている。
この人口減の問題が、首都圏に比べ地方の方が深刻になっていくことも、このデータは示している。

事業の売却を少しでも考えているなら、計画的に準備をすることをお勧めしたい。

ただただ目の前のことでいっぱいになっているうちに、気が付いたら売却する時期を逃してしまった企業を私はたくさん見てきた。
日々起こる目先のことに囚われて先を考えられていないと、致命的な状態になってしまうこともあるのだ。
会社によってタイミングはもちろんあるのだが、早すぎるということはなく、後手に回らないようにするということが大切だ。社員が路頭に迷うことのないよう、先手を打つ必要がある。

残念ながら、地方に行けば行くほどそういった状態は起きやすいと感じる。
そもそも情報が入りにくい中、自分たちだけで先を見据えて準備をするということは不可能に近い。最新の情報をシームレスに取り入れていくための手立てを持っておくことが、先を考えるための一つのポイントとなるだろう。
情報収集の手立てが不足していると思ったら、私や弊社のコンサルタントにぜひ相談してほしい。

どの会社にも強みや弱みがある。
それを補い合うようなM&Aをすることで、価値を高め、後世に残る企業へと変貌することもある。
M&Aには1+1=2だけではなく、1+1が3にも4にもなるという可能性が秘められている。
著しい人口減が見込まれている地方において、こうした企業再編をしていくことができれば、日本経済の未来に一石を投じることにつながるのではないかと感じている。

まずは地方から。

地方を中心に経済に貢献し、盛り上げていきたい。
それがM&Aコンサルティングとしての考えだ。

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