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色石のいろいろ

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色石といいつつ、宝石全般が対象です。宝石について、ちょっとでも触れておいた、わたしのnoteをまとめておきます。
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ジュエリー文化を次世代に。

いままで何度か書いているけど、わたしの職業は宝石の鑑別だ。職業柄、いろんなブランドのジュ…

桂田祐介
2年前
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奇想のパール製品たち

昨日公開したエントリで、表参道で開催中の展示会についてもさり気なく触れていた。 先日、原…

桂田祐介
2週間前
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圧巻のティファニーワンダー展

誕生石シリーズを中断させて以来、noteではこのところ宝石ネタから遠ざかりぎみになっていた。…

桂田祐介
3週間前
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ウロボロスになったセルペンティ

宝石の鑑別という仕事がら、ハイジュエリーはよく目にしている。ありがたいことにいくつかのジ…

桂田祐介
6か月前
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本の街を歩いたあとの月夜、蛇紋石の杯に葡萄酒を注ぐ。

秋の読書週間にあわせて始まった神田古本まつり。そして連動して開催される神保町ブックフェス…

桂田祐介
7か月前
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みたびポメラート展へ

ここ数年、ラグジュアリーブランドの展示会が増えている。美術館や博物館でおこなわれるものも…

桂田祐介
7か月前
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宝石の色は壮大なイリュージョンのひとつなのか

一昨年の5月からまる2年間続けた「誕生石のはなし」。これを中断して数ヶ月になる。 2年目のまとめ記事では続けていくつもりだなんて書いた矢先なのに、中断してしまった。6月には翡翠産地の糸魚川にも行ったし、途中まで書いて下書きのまま眠らせているものもある。けど、いったん途切れると戻すのはむつかしいもので、べつに仕事ではないのだからと再開しないままだ。 その間、ミネラルショーで会ったかたや講演会を聴講してくださったかたから「noteを読んでます」との表明があった。もしかして期待

誕生石のはなし2年目のまとめ

早いもので「誕生石のはなし」シリーズもまる2年が過ぎた。1年目の12石が終わったところでま…

桂田祐介
1年前
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コ・イ・ヌールは呪われたダイヤモンドなのか

宝石の代表格ダイヤモンドは、4月の誕生石としてもよく知られている。昨年はタヴェルニエの記…

桂田祐介
1年前
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その素朴な誕生石は我々を見捨てたりはしない

「Jesus' Blood Never Failed Me Yet(イエスの血は決して私を見捨てたことがない)」というタ…

桂田祐介
1年前
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かがやく猫の瞳の深淵には・・・

宝石には光学効果とかフェノメナと呼ばれる、光に対する特殊な現象がみられることがある。いま…

桂田祐介
1年前
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聖なる山の両側で

昨年末に番外編の形で書いていた誕生石の話。12月の誕生石タンザナイトについては年明けに書く…

桂田祐介
1年前
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世界は一冊の美しき書物に終る

昨年後半のある日。よく宝石やジュエリーについてのやりとりをしている友人から、ある古本に書…

桂田祐介
1年前
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【誕生石のはなし・スピンオフ】宝石の名前

毎月書いている誕生石のはなし。 このところ翌月になってから、その前の月の誕生石について書くペースになっている。となると、12月の誕生石については1月になってからということになるのだけど、年が変わると区切りがついてしまうのでちょっと気持ちが落ち着かない。かと言って、いまがっつり5000字以上を書くほどの余裕はない。 ちょっと言い訳じみてしまったけれど、年をまたぐタイミングのこの時期、小休止のスピンオフ記事を書くことにした。いつもの誕生石の話は、年明けに。 ◆ まずは予告