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退職前に知っておきたい雇用保険 [失敗談]

雇用保険を学ぶ

コアラが会社を退職して雇用保険の手続きをした時の記事です。失敗したと感じたこともあったのでそのことを体験談を交えて書いておきます。

項目

  • 雇用保険とは

  • どこで手続きするの?

  • どれくらいもらえるの?

  • いつ手続きできるの? ←これ重要!

  • いつからもらえるの?

  • 職業訓練校と雇用保険給付

最後まで読んで漠然と雇用保険がイメージできるようになれば嬉しいです。

雇用保険とは?

雇用保険とは離職者に転職や再起を援助するためのお金を給付する制度です。

どこで手続きするの?

ハローワークです。「(お住いの地域) ハローワーク」で検索しましょう。

どれくらいもらえるの?

退職前の給料の50~80%です。

給付日額(1日あたりいくら貰えるか)と給付日数(何日間貰えるか)という概念で成り立っています。[ 総額=給付日額×給付日数 ]と計算できます。

日額は退職前の6ヶ月の給料をもとに計算されます。その平均日額(6ヶ月分の給料/180日)の50~80%が給付日額です。パーセンテージは年齢や総所得で変わります。残業代も含まれるので辞める6ヶ月前に残業をたくさんすると日額が増えることになりますが金額に上限も定められています。

給付日数は雇用保険加入期間(最低1年)や年齢、退職理由で異なります。ひとまず自己都合なら90日分と覚えておきましょう。

会社の倒産やリストラなどの酷な退職理由の場合は給付総額が増え、後に示す3ヶ月制限がなく給付される場合もあります。

大雑把なイメージ

例)勤続1年日給1万円で勤めていた人が自己都合で退職した場合

5000円×90日=45万円 を3ヶ月かけて給付される。

正確な日額を事前に知るのも大事ですが管理人はそこまで重要ではないと考えます。パラメーターが多く計算が面倒なのでさっさとハローワークで手続きをして計算してもらいましょう。少なくとも以前の50%は貰えると考えて足りない費用や就職活動をどうするかの対応策を打っておく方が有意義だと思います。

いつ手続きできるの?

これ重要!

会社を退職後の離職時になります。雇用保険制度での”離職している状態”とは勤めていた会社が離職票を発行した状態です。(会社を辞めた証明)

そして、この離職票は勤めていた会社が手続きをして発行しますのである程度の時間がかかります。離職票が郵送で自宅に届くまでには一般的には2週間くらいかかり、最速でも3営業日はかかるとハローワークの方がおっしゃっていました。(もちろん会社、地域、時期によって異なると思います。)

退職後すぐに雇用保険給付の手続きができるわけではありませんので注意です。

いつからもらえるの?

退職理由で変わります。自己都合の場合は一般的に3ヶ月制限と呼ばれる期間が設けられます。手続きをすると3ヶ月は雇用保険給付が受けられないということです。

会社の倒産などの場合は3ヶ月制限なしに給付されるようです。また婚姻による退職(引越とか)の場合も3ヶ月制限が解除になったという事例も知人にいました。

雇用保険の日程イメージ

職業訓練校と雇用保険給付

話は飛びますが職業訓練校なるものがあります。就職に有利な技能や資格の取得を目的にしたカリキュラムコースが開設されています。

具体的には溶接、電気工事、事務、PCの使い方etc。

雇用保険受給資格者が職業訓練校に入校するとメリットがあります。 “3ヶ月制限の免除” と “在学期間中が給付対象日” になります。本来3ヶ月分しかもらえない人が6ヶ月のコースに申し込むと3ヶ月分以上もらえることになります。つまりすぐに貰えて、給付日数が伸びるということです。次職の勉強をしながら給付金総額が増えるのは魅力的ですよね。

コアラはタイミングの問題で職業訓練校に参加できませんでした。

カリキュラムコースは申込期間、スタート日が確定しています。コースによっては年に1回しか開設されないコースもあります。さらに人気のコースは定員に達する場合もあります。

コアラの場合、この職業訓練校の入校対象者は申込の時点で離職者や無職の方でした。退職前の有給消化期間に入校の申込をして退職後に学校スタートを考えていたのですがそもそも申込ができずにNGでした。

申込期間中に離職票が手元にある必要があります。

また、上にも書きましたが定員の場合もアウトなので第2、3希望のコースや進路も念頭に入れておくべきです。

退職前に以下の点はハローワークや会社の人事の方によく確認しましょう。

  • ・有給消化後の退職日(給与締日の関係で1~2週間の変動をお願いされる可能性がある。)

  • 退職した後に離職票が自宅に届くおおよその日

  • 希望するカリキュラムコースの申込期間

  • 希望するカリキュラムコースの定員と申込状況

そして実際は上司と退職の事を話したり、仕事の引継ぎなどに時間がかかります。4~5ヶ月前には退職計画の準備をお勧めします。

あくまでコアラの経験談をベースに書いています。

地域や担当その他退職条件で変わる場合が多いと思いますのでご注意ください!

詳細を知りたい方は手続き時にもらえる“雇用保険のしおり”に記載されていますので御一読をお勧めします。


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