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PyConJP 2022 オンサイト参加記

ファインディ株式会社アルゴリズム企画開発チームの志賀です。
ファインディは PyCon JP 2022 にプラチナスポンサーとして協賛いたしました。

私は Python エンジニアとして、スポンサーLTやスポンサー企画での登壇、ブース運営、セッションの聴講等の形で本カンファレンスに参加しました。

以下参加記になります。

LT

スポンサーとしてLTに登壇しました。

ファインディでは主に Ruby を用いてアプリケーションが開発されています。
一方で、我々アルゴリズム企画開発チームは Python を用いて各種アルゴリズムの開発に取り組んでいます。
Ruby のコンポーネントと Python のコンポーネントをどのように共存させているかいうトピックについて発表しました。

発表は以下のリンク25分29秒辺りから見ることができます。


スポンサー企画

ランチセッションのスポンサー企画では

  • どんなプロダクトでPythonを使うか

  • 大学での学びは実務で活きるか

  • フルスタックエンジニアであるべきか

  • オフラインで働く意義とは

のようなテーマでパネルディスカッション形式で話しました。

ランチセッションは以下のリンク2時間9分45秒辺りから見ることができます。


どんなプロダクトでPythonを使うか

上記にもあるように、ファインディではアルゴリズムの研究開発や本番導入時に Python を利用しています。
使途以外にもPython の好きな点や苦手な点といったトピックにも発展しました。
好きな点として、動的言語でありながら型ヒントによってある程度型によって守ることができる点をあげました。
苦手な点としては、関数スコープであることと with 句や except 句で生成した変数の生存期間に統一性がない点をあげました。

大学での学びは実務で活きるか

コンピュータサイエンスの学科における学びにおいて、実務でめちゃくちゃ役に立つということはないもののふとした瞬間にやっててよかったと思うことがあると述べました。
現在は独学しやすい環境なので、計算機科学の学科を出ていないのとしても、必要性を感じた時にキャッチアップしていければよいのかなと思います。

また、修士以降の課程については研究というプロセスを経験すること自体に大きな
価値があるという話をしました。

フルスタックエンジニアであるべきか

近年、ソフトウェアエンジニアの技術領域は細分化され専門性が高まってきているため、フルスタックというのは無理があるのではないかと思います。
一方で今まで専門性が必要とされていた領域が技術革新により一気に陳腐化してしまうということはわりとあることだと思います。
得意領域をいくつか持っておく、マルチスタックくらいがちょうどいいのではないかと思います。
いくつかの領域のスキルをかけ合わせで単一の専門性だけでは難しいバリューを出すこともできると思います。

オフラインで働く意義とは

私は現在、ほとんどの日はリモートで働いています。
しかし、オフラインでのノンバーバルなコミュニケーションを通じて、お互いがお互いについて許容できる範囲が広がるということもあるのではないかと考えています。
なので毎週水曜日はできるだけ出社して、他の社員とオフラインで顔を合わす機会作るようにしています。

ブース運営

実際のブース運営はホスピタリティあふれるユーザーサクセス ※1 の方々やその他にも助っ人で来ていただいた方々にお任せしていた部分も多かったのですが、ブースで行っていたアンケート内容の監修をさせていただきました。
職種の内訳はその他が結構多いことを除くと予想通りだったのですが、フレームワークの方は機械学習関連のものも色々な職種の方が入り乱れて使っており驚きました。

※1 Findy ではユーザーサクセスの方に無料でキャリア相談が可能です。こちらの記事もご参照ください!

感想

PyCon JP は一般参加者として参加した経験はありましたが、スポンサーとして参加したのは初めてだったので非常に新鮮でした。
オンサイトの懇親会も久々で Python に関わる色々な方々と会話できて楽しかったです。

ファインディでは現在アルゴリズム企画開発チームの拡大に伴い急速に Python の利用が増えています。
ぜひ来年はセッションで登壇できるようなネタを用意できればと思います。

一緒に Python を利用してアルゴリズム開発をしてくださる仲間も募集しています。


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