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視点をズラすと、本当に必要なものが見えてくる

こんにちは。
まっちことおっさん(@matchicchi)です。



これまで生活の質の向上を求めて、
高い買い物をしてきました。


ベッドマット:マニフレックスのマットレス 15万円(当時)


イス:アーロンチェア 15万円(当時)


掃除機:ダイソンV8 6.5万円(当時)


いずれもやはりいいものだけあって、
長く使えています。


買ったこと自体に
まったく後悔はしていません。


安いものを買うよりも、
長持ちするし、何より快適です。


ところで、話は変わって、
先日「寂しい生活」という本を読みました。


この本は元朝日新聞の名物編集者だった著者が、原発事故をきっかけに電気の使用を極限まで減らしていく中で、本当に必要なものってなんだろう?
と考えて、ものを減らすことで、結果的に心が豊かになっていくというお話です。


この本の一節にこのようなことが書かれていました。


改めて自分の心を観察してみる。私はなぜ、掃除が嫌いなのか?

そろそろ掃除しなくちゃと思う。

で、掃除機出さなくっちゃと思う・・・。

そう、この段階ですでに心がしぼむんだ!
収納箱を開けて、重い掃除機をガラガラ引っ張り出す作業を想像するだけで腰をあげるのが嫌になってくる。
しかしそこをあえて乗り越えて掃除機を出したとしましょう。
でも試練はどこまでも続くんだよこれが!コードをキュルキュルと引っ張り出してコンセントにつなぎ、ガーガーと大きな音を立てて掃除機を引っ張り回し、するとこのコードが段差やら家具やらに引っかかり、本体も段差があるところではいちいちガックンとつまずき、そのうちコードが限界まで伸びてすべてが行き詰まる。
<中略>
私はこのすべての瞬間にイラっとしていた。ようするに、掃除をするという作業の最初から最後までまったく楽しくない!
そこにあるのは、ただきれいにしなければという義務感だけ。
<中略>
「雑巾とほうき」と聞いた時、キラーンと閃くものがあった。ほうきでささっとホコリを集める。手でキュキュッと床を磨く。それってもしやちょっと快感なんじゃ?


おっさんにとって、この文は衝撃的でした。


なかなか誰にもわかってもらえないのですが、
おっさんも、

「掃除」が嫌いだったのではなく、

「掃除機」が嫌いだったのです。


そのあと、ほうきとちりとりを買って、
雑巾がけをするようになりました。


掃除機をかけるだけと違って、
ほうきは小回りが利く。


何より雑巾がけをすると、
床がピカピカになります。


雑巾がけをするときは、視点を低くして、
床をみるようになるので、
細かい汚れやホコリにも気づきます。


掃除が終わった後の爽快感たるや、
掃除機をかけるだけとは比べ物になりませんでした。


そうなった後に、
ふとダイソンの掃除機を見た時に思いました。


「本当にこれが必要だったのかな?」


と。


物事は視点をズラすと、
必要がなくなるものがたくさんあります。


例えば、

かけ布団が寒い。

→ 高くていい布団を買おう。(3万円〜)

ではなく、

→ 湯たんぽを買おう。(1500円)


イスに座ってる時間が長くて、腰が疲れる

→ 高い椅子を買おう(15万円)

ではなく、

→ そもそも座るから、疲れる。
スタンディングデスクとスツールを買おう(3万円)



風呂上がり、快適に過ごしたい。

→ バスローブを買おう。(8000円)

ではなく、

→ 洗濯する手間を減らせる。
バスタオルすらいらない。
ハンドタオル2枚でOK。(0円)


などなど。


最後はちょっとこじつけですがw


そんな風に考えるようになり、
あんまりお金を使わなくなった
おっさんでした。


どんなに高いものを買おうとも、
心は満たされません。



おわり。



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ではまた、さいちぇん!


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