見出し画像

「子どもを作ろう!」から気づけば7年経っていた

子どもが出来にくいと分かっていながら……

21歳の頃、生理が2日で終わることが多く、心配になり思い切って婦人科を受診した。
その頃の私はここでは話せないような副業をしていて、性病にもかかったことがあり、婦人科に通った経験があった。

とはいえ、女性にとって重要ともいえる「婦人科」の門は高く、毎回予約するのに緊張はつきもの。

予約したのは地元である田舎の総合病院の産婦人科。
今でも覚えている。
診察してくれたのは、モジャモジャ頭の40代くらいの男性医師。

その男性医師に、生理不順ではないが生理が2日で終わる状況を話した。

「無排卵でしょうね。」

なにそれ? と思った。

よくよく話を聞くと、無排卵ということは排卵せずに生理がきてしまっているという。
つまり、このままの状態が続けば、将来的に自然妊娠は難しいということ。

当時の私は彼氏もいなかったし、危機感も薄く「そうなんだ」としか思わなかった。

あの頃の私に言ってやりたい「今すぐ治療をしたほうがいい」と。

--------

それからしばらくして、今の夫と交際
夫とは幼稚園からの顔見知りで、小学校でも同じクラスだった。
ミニ同窓会で再開して4ヶ月後、付き合うことに。

大阪と鹿児島の遠距離恋愛からのスタートだったけど、人生で初めてと思えるくらい大好きになり「この人の隣でおばあちゃんになりたい」と思った。

もちろん、交際中に夫には子どもができにくいかもしれないという話はした。

それでも夫は「できなかったら2人で楽しめばいいじゃん」と言ってくれた。

その言葉に安心しきっていたんだと思う。

子どもができないという現実がこんなにつらいなんて、この頃はまだ知らなかった。

-------

それから4年以上交際して、結婚。

4年の交際後、いろいろありながらようやく結婚。(いろいろ……は気が向いたときまた)

結婚後、1年くらいは「あわよくば子どもができたらいいな~」くらいのモチベーション。

そう、子どもは欲しくなったら自然にできると信じていた

子どもができにく言われたことことがあるにもかかわらずね。

マジで、これがかすりもしない。

当時は新婚ということもあって、将来の子どもの話とかも友人としていた。
周りの人からも「次は子作りだね~」なんて言われて、チヤホヤされていた。

当時は不快でもなんでもなかった。
むしろ、明るい未来を想像して、話のネタになるのが嬉しかった。

あれから7年。
結婚当初の自分に言ってやりたい。

「子どもが欲しいなら、今すぐ婦人科に行け。」





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?