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1人目デザイナーがはやめにやってよかった3つのこと

スタメンのデザイナー @kiyoshifuwaです。2022/08/28に行われた #なごデLT にて発表した内容をこちらの記事にまとめます。

初めての転職でスタメンに入社

新卒でWeb制作会社に入社し、3年間Webデザイナーとして働いていました。2019年に転職をし、スタメンひとりめのデザイナーとしてジョインしました。
初めての転職でインハウスデザイナーに、しかもひとりめのデザイナーになるつもりは全然なかったのですが、スタメンの役員陣とカジュアルに面談したその日にここで絶対働きたいと思い、すぐに入社を決めました。🔥

入社して自分はどのような行動を取るべきかを自分なりに考えて色々実行してきました。その中でも特にやってよかったなぁと思うことを共有します。

①情報を開示し取りに行く

いざスタメンに入社しいろんな部署のメンバーと話していると、デザイナーと働くのが初めてのメンバーが思ったよりたくさんいました。
「デザイナー」という生き物を見るのが初めてなので、おそるおそる「デザイナーってどんな映画見るの?」と聞かれたこともありました。

確かに、全然知らない職種に対してなんとなく持つイメージってありますよね。デザイナー = 「おしゃれじゃないものは許さんぞ!キエ〜〜〜😡って言ってくるイメージを持たれたとしても、わからんでもない。

全然そんなことないし、デザイナーが考えていることや大事にしていることを正しく知ってほしい。知ってもらって、頼りにしてもらったりお互い助け合ったりして一緒にいいサービスを作っていきたい!と思い、自社サービスTUNAGで運用している社内の日報やプレゼンなど、全社に発信できるところでデザイナーの頭の中を発信することにしました💡

ロゴができた経緯をコラム的な形で紹介
より楽しく読めるようクイズ形式にしてみたり
日報に対してのメンバーからのコメント。発信したことで、デザインに愛着を持ってもらうこともできました❤️‍🔥

🫶

一方で、私もわからないことがたくさんありました。例えば事業部全体の会議にて

「営業部門、〇〇が■■です。」
「CS部門、〇〇が★★です。」
「オー👏👏👏(みんな拍手)」

みたいなやりとりが行われていても、なんのことか全然わかりませんでした。

広がる宇宙


そこで、部門や年齢関係なくいろんな人に話を聞きに行きました👂

🙋‍♀️今、具体的にどんな仕事をしているんですか?
🙋‍♀️会議や日報で出てきた、わからない言葉や資料の見方を教えてください!
🙋‍♀️デザインで貢献できることってなにかありますか?

などなどたくさん質問をしました。もちろん雑談も色々しました。

お互いのことを知ることで、ドメイン知識と事業戦略の理解ができるだけでなく、メンバー同士のエンゲージメントも高まるので、いいことづくめでした🫶

実際に、「ちょうどいまみんな資料作成が大変で困ってる」との声を拾えて、全社員が使える資料テンプレートを作成し、みんなを助けることができました。(記事:「登壇資料テンプレートを作りました」)

②できるところから仕組み化

入社直後の自分のミッションについて、実はあんまりイメージがありませんでした。初めてデザイナーが入ったことだし、プロダクトのデザインを刷新する?それとも、デザインシステムを構築する?などと考えていました。

実際は、他にもやらなければいけない優先度の高いことが山ほどあって、開発に関してはMVPを作って最速で出すサイクルをどんどん回さなければいけない中で、デザインシステムなどの仕組みは「そりゃあったらいいけど今開発を止めてまで必要なものではない」という状態でした。

目の前の大切なことをやりながら、いずれ必要になる仕組みのためにできることを仕込んでおきたい。なので、今後のためにできることをできる範囲で、小さく始めることにしました。

  • 共通のデザイントークンを徐々に集めていく、ユニークな部分は一旦割り切って無理に共通化しない

  • 既存の部分は今はそのままで、新規開発部分から整備後のスタイルを当てる

  • 社内表彰ポスターなど定期的に入稿するデザインなどは引き継ぐついでにその場でドキュメント化し、次回以降の引継ぎ時間を短縮

など。もしかしたらもっと上手くやれたのかもしれませんが…あまり時間が割けない中では取り組めた方かと思います。特に引き継ぎドキュメントに関しては、デザイナーが増えた時も引き継ぎに時間がほとんどかかっていないので、今とても助かっています。

③ 外に出る

一人目デザイナーあるある言います。

ひとりめになって初めてわかるつらみ

社内に頼れるメンバーや上司がいるとはいえ、同じ職種の人としか話せないこともありますよね。ひとりで考えていても、自分の中からだけでは答えは出てこないと思ったので、まずは外に出ようと思いました。

まずは積極的に勉強会に参加し、外部からの情報を得たり、他社のデザイナーさんと交流する機会を得ました。

Adobe MAXやDesignshipなどの大きめカンファレンスも
自分も登壇やワークショップ開催などをしました

また、名古屋ではデザインに関する勉強会が少なかったので、他社のデザイナーさんと一緒に勉強会を作りました。

「なごデLT」をスタメンで開催しました。また、わたし個人主催のオンラインイベント「ゆるデザトーク」も行いました。

会社の外に出て情報を得たり登壇したり他社のデザイナーさんと交流したりすることは

  • 皆さんの経験からたくさん勉強させていただける

  • 自分も言語化や喋りが上達する

  • デザイナー的なキャリアの相談ができる

  • スタメンの存在を知ってもらえる

  • お友達が増えて普通に嬉しい

など、これもまたいいことしかありませんでした。
入社1年目からいろんな場に足を運んできたので、これまでにたくさんの素敵なデザイナーさんに出会うことができました。色んないい刺激や影響を受けましたし、今でも時々他社のデザイナーさんに相談させていただくことがあります。(いつもお世話になっている皆さん、ありがとうございます🍵)

おわりに

改めて、1人目デザイナーとしてはやめにやってよかったと思うことは下の3点です。

どれも早く取り組むに越したことはないことだと思います。「会社のみんなとコミュニケーションをとって、誠実で丁寧な仕事をして信頼を得て、周りの方を頼らせてもらいながら、いいと思ってたことは失敗を恐れず小さく初めてみる」。この姿勢をこれからも大切にしていきたいと思います。

もちろん、今思えば「他にもやれたらよかったなあと」思うことはたくさんあります。やったこと、やりたかったことについてもっと詳しく聞きたいと思ってくださった方は、ぜひ気軽に聞いてください。

⭐️

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