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小野寺 美和さん(ほめ達!カウンセラー デラコ)

いらっしゃいませ。「自己紹介BAR」へようこそ!私は店長兼フォトバーテンダーのマサと申します。

本日の特別ゲストは、前向きな姿勢と温かい言葉で人々に勇気と笑顔を届ける「ほめ達!」の実践者、小野寺 美和さんです。どうぞ、ゆっくりとお楽しみください。

これまでの経歴を教えてください

新卒で入社した証券会社にて営業職を4年間経験し、その後、外資系通信社に転職して金融情報ソフトウェアの顧客サポート業務に18年間携わりました。

東日本大震災で実家が被災し、両親が上京して介護生活が始まりました。さらに翌年には所属部署の閉鎖に伴いリストラを経験しました。そんな中、「東北のために貢献したい」という強い思いからカウンセリングを学び始め、アドラー心理学や「ほめ達!」に出会いました。

両親の介護を通して「勇気づけ」や「ほめる」を実践したところ、老人性うつや体調不良が改善し、薬の減薬にも成功しました。ほめ言葉の持つ癒しパワーを確信し、訪問看護キャンナス東北のサポーターとして、宮城・福島などの被災地の仮設住宅で住民の方々と「ほめワークショップ」を開催し、実績を重ねてきました。

さらにワークショップスキルの向上を目指して「ワークショップデザイナー育成プログラム(青山学院大学社会情報学部)」を受講し、2020年には認定ワークショップデザイナー(マスタークラス)を取得しました。

どのような事業をしていますか?

現在、認定ワークショップデザイナー(マスタークラス)として活動しています。日本支援助言士協会が主催する支援助言士(コミュニティ・カウンセラー)養成講座で、「対話の場づくり」と「ファシリテーションスキル」の講師を務めています。

また、産業カウンセラーとしても活動し、メンタルヘルスや「対人コミュニケーション力の向上」「チームビルディング」をテーマに、研修サービスを提供。従業員の離職率軽減や売上向上に貢献することを目指しながら、1人ひとりが個性を発揮でき、互いを尊重し合える、安心できる環境づくりをサポートしています。

14年間の介護経験と学びや実践を活かし、「ほめる」「勇気づける」「セルフケア」の3つから構成された「ほめ介護」を開発しました。医療・介護の現場で、利用者へのサービス向上とスタッフのメンタルヘルス対策、職場環境改善に役立てていただくことを使命にしたいと考えています。

仕事に対する姿勢やこだわりを教えてください

私は「人は機会さえあれば、いつからでも変われる」と信じています。クライアントの皆さんの可能性と成長を常に念頭に置き、そのようなマインドセットを大切にしています。

また、提供するサービスや手法には、「再現性」と「楽しさ」を重視しています。初めて体験する方でも取り組みやすく、仕事だけでなく、プライベートな日常生活でも役立つ内容を心がけています。

特に「ほめる」ことが苦手な方でも実践しやすいように工夫しています。ほめる機会を増やすことで、人と人とのつながりが深まり、前向きな気持ちを育むことができます。

将来の展望や挑戦してみたいことを教えてください

日総研出版様からご依頼をいただき、「認知症ケア」の個別ケアを実現するための具体策として、私の手法「ほめ介護」が2024年春号の特別企画に掲載されました。「ほめ介護」のモットーは「介護に笑顔とユーモアを」です。

執筆に際して、両親が入所していた特別養護老人ホームで45分のミニ研修を行いました。そうしたところ、1か月後には利用者の皆さんの笑顔が増え、コミュニケーションがスムーズになったそうです。職場の雰囲気も良くなり、「虐待防止にもつながるかもしれない」というフィードバックをいただきました。

利用者サービスの向上、介護スタッフの人材育成、離職防止にも効果的な手法である「ほめ介護」を、全国の介護・医療施設に広めていきたいと考えています。

最後に一言お願いします

私は思春期に反抗しまくり、故郷を離れて都会で自分のペースで生きてきました。

何かの本で「神様は出来事と共に乗り越えるパワーを与えてくれる」と読みました。震災、リストラ、介護と激動の人生でしたが、一つひとつ困難を乗り越えるたびに成長できたのかもしれません。

「人は年齢に関わらず、キッカケさえあれば変われる」。出会う人々の可能性と成長を信じて、これからもサポートしていきたいと思います。

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