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本質を浮き上がらせる冥王星水瓶座時代

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性転換を勧める国と禁止する国ーーというChihiro Sato-Schuhさんの投稿がとても興味深いです。ロシアが性転換手術を禁止する方向へーというニュースがありましたね。ロシア、性転換を禁止へ 法案が下院通過(産経新聞) - Yahoo!ニュース



一見、時代と逆行しているかのように見えるこの出来事、果たして本当にそうでしょうか?ジェンダー問題は、ヘタに発言すると、誰かを傷つけるのではないかという懸念もあり、また大変に個別性が強いものでもあり、様々な思惑も相まって、異様さを増してきている感があります。



これら一連の社会の動きが、実に水瓶座的だなと感じます。水瓶座入りした冥王星が、現在は山羊座に戻ってはいるものの、主軸は水瓶座にあります。冥王星は水瓶座的なものを盛り上げてきますが、その多くは真に水瓶座的なものではありません。



占星術的にも、今、言われているジェンダーフリーは「本当の自由・平等・博愛」ではないと考えます。実際に、私の目にはそう映っています。Chihiro Sato-Schuhさんの仰る通り、ロシアの逆行的動きは、日本を含む世界が直面している混乱(ジェンダーをテーマにしたカオス)を乗り越えた上での、革新的動きである可能性が高いかもしれませんね。



水瓶座という星座の特殊性は、ひとつ前の山羊座までが地上世界・物質世界の管轄にあるのに対して、神話的世界・霊性主体の世界に突入するサインであることだと思います。ですから、これまで目を向けてこなかった本質を突きつけてきます。その点、厳しいです。



ジェンダー問題においての本質は、肉体的性別を軸に捉えるのはなく、意識的性別、自己認識としての在り方を土台として考えることではないかと思います。多様性の前に生命原理は存在していますし、差別ではなく役割や区別というものもあるでしょう。



反対に、肉体的性差やこうあるべきという価値観や在り方を、慣習や人間の作り出した時代的ものさしで押し付けるのも違います。多様性・自由・平等・博愛の世界。そこに至るには一人一人の自立としっかりと本質を掴んでいる健全な精神が必要です。私たちがバランス感覚を持ち成熟した存在になることを、これから益々、時代が求めてくるでしょう。



最近、ノンバイナリーという言葉をよく聞くようになりました。バイナリーとは「2つの値からなるという形容詞で、「2進法という意味あります。例)binary measure=二拍子、binary notation=二進法、binary star=連星など。



言葉とは案外神髄を突いているもので、ノンバイナリーとはバイナリーを超えたということかもしれませんね。あらゆるエネルギーは陰と陽がぶつかり合いながら、らせん状に進化していきます。ゆえに、ノンバイナリーとは融合と調和を意味しているのではないかと感じます。ヌーソロジ―の提唱者・半田さんはスピナーズという表現を使っていますが、これはスピンする人(回転する人)の意。


あらゆる差や違いや対立は、そのエネルギーが高速で動けば、回転してひとつの円に見えます。その感覚や認識や知覚を手にいれること。それは冥王星水瓶座時代の大切な方向性でもあるのです。細部に拘りすぎないこと、全体の中の一部として大きく捉える全方向的思考の重要性を強く感じています。



ジェンダー問題とは政治的立場や一方向的立ち位置から「こうしましょう、こうします」という枠組みを作っていけるような代物ではなく、ましてや、人間が尊厳を持った個別の生命であるという視点を持たない方々に誘導されるのはまっぴらごめんです。個々人のあらゆる属性ではなく、その人そのものを、命と個性そのものを見る視点の獲得を、今、私たちは求められているではないでしょうか。


https://youtu.be/MXttb9xWau4

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