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<働き方改革Q&A>キャリアアップ助成金、正社員への転換試験って何するの?

(写真)秋明菊シュウメイギク@朝散歩




<働き方改革Q&A>

Q キャリアアップ助成金を活用するために、

非正規から正社員への転換のための試験って

何すればいいの?




A 働き方改革のゆりりんです。


キャリアアップ助成金正社員化コース

の支給要件が今までよりも明確になったことは、

ご存知のとおりです。

とは言え、難しいことはなく、

当たり前のことを当たり前に求められるようになっただけです。


詳細は下のリンク先へ↓

キャリアアップ助成金|厚生労働省 (mhlw.go.jp)


そもそもこのキャリアアップ助成金は、

非正規雇用者と正社員との賃金格差が「ある」ということを前提に、

同一労働同一賃金の実現に向けて、

非正規雇用者を正規雇用者へ

キャリアアップさせることが目的の助成金です。

ですから、

いち早く同一労働同一賃金に取り組んだ企業は、

この助成金の対象外となりますが、

それはそれで、人的資本投資時代へ一歩先を行っていて、

同一労働同一条件への次のステップを踏めるわけで、

長い目で見るとその方が得なわけですが、

まだまだ「安い人材」として非正規雇用者に頼っている

中小零細企業が多いことも事実です。

それが事実である以上、

私も社会保険労務士として、

できることに関わっているところです。

ただ、忘れてならないのは、

「正社員で働くのであれば、転職する。」

「派遣社員のままでいい。」

という非正規雇用者の声です。


それらを踏まえて本題の

正社員への転換試験内容です。

正社員への転換規程には、

大抵の場合「一般常識試験」や「面接試験」

とあることでしょう。

非正規雇用者には期待していない(求めていない)が、

正社員には期待すること(求めている)ことは何か?


もし、助成金がなければどんなひとを正社員へキャリアアップさせたいか?


これまでは、それが本末転倒ではなかったでしょうか。

その目的が人材確保であったとしても、

会社の経営方針や経営理念

(これが、昭和100%のところも多いのですが。もうそろそろ昭和の良いところのみを残すことに転換していく必要があります。)

を理解して働いてくれるのか。

あと「コミュニケーション能力」を求める企業が多いですが、

コミュニケーションとは「受け取る能力」も入ります、

忘れがちですが。

意図したことが伝わらないことはよくあることです。

どうしても自分のフィルターにかけて

人の話を聞くからです。

「そんなことは微塵も言っていないのに。」

と思うこともしばしばです。

コミュニケーションは難しいのです。

それが分かっているかを私なら問います。

また、おしゃべり好きでも肝心なことを言わない人もいます。

職場の心理的安全性という言葉がはやりですが、

言いにくいことを言える関係がいい人間関係です。

また、誤解が生じたとき(ケンカになったとき)に、

どこまでお互いが理解し合えるか。

でも、これ言うは易く行うは難しです。

そして、事業主や管理職に、

問題解決能力がないがために、

争いごとそのものを避けてしまう場合もあります。


とにかく、変化の激しい時代に突入しています。

今までどおりの方法では、

上手くいかないこともすでに経験済みではないでしょうか。

また、精神疾患を抱える社員もいます、現代の課題ですが。

企業には、

こうあるべきにとらわれず、

自由な発想で柔軟さが求められています。


以前のQ&A「人選を間違えました。」

も参考にしてください。
<働き方改革Q&A>社員の人選を間違えました。|西垣裕里(ゆりりん社会保険労務士・行政書士事務所) (note.com)


(まとめ)

もし、キャリアアップ助成金がなければ、

どんなひとを正社員へキャリアアップさせたいですか?

そんなこと、考えたこともなかったですか?

大丈夫です、まだ間に合います。



「職場のジェンダー平等なら」
ゆりりん社会保険労務士事務所
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西垣裕里(ゆりりん)
特定社会保険労務士
特定行政書士
精神保健福祉士
年金アドバイザー
認定ラフターヨガコーチングコーチ




<お知らせ1>キャリアアップ助成金


計画・実行・申請まで
しっかりと関わります。
転換試験内容も御社の意向を踏まえて考えます。



<お知らせ2>就業規則変更


年次有給休暇の年5日取得義務化が、
2019年4月から始まりましたが、
コロナ禍で就業規則まで変更していられなかったというケースも
ままあります。
変更手続きが必要です。
変更後は、所轄労働基準監督署へ届出を。
ようわからん場合は、ご相談ください。



<お知らせ3>年金相談


年金事務所への相談代行や請求代行を承ります。
特に、遺族年金や障害年金です。
全国対応いたします。
あなたの代わりに年金事務所であれこれ聞いてきて、
分かりやすくお伝えします。




<お知らせ4>相談・問題提起


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