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映画「美女と野獣」を観て

こんな言葉使いたくないけど、でも使うけど、元祖アニメ版では「雑魚キャラ」の代名詞だったルフゥ。ひたすらにアホだしマヌケだし存在感ないし。

でも、こんな風に、生まれ変わることができるんですね。

アニメ版が「人は見かけじゃないよ」というシンプルなメッセージだとしたら、今回の映画のメッセージはもっと広いものだった。

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「男が男を好きでいいじゃない」「女が賢くていいじゃない」「肌の色なんてなんだっていいじゃない」

…現代のいろんな息苦しさに対して、力強く「be free」ってメッセージを送る実写化なんだなって思った。

そのメッセージはまさに、エマ・ワトソン自身の思いともつながるんだと思う。最初にエマがベル役だと聞いたときは、「あ〜〜たしかにベルってハーマイオニーだわ・・・」くらいにしか思ってなかったけど。

「ララランドを蹴って美女と野獣に出た」という逸話に、見終わって納得。ララランドも大好きな映画だけど、エマ・ワトソンが演じるならばやっぱり夢を「与える」役が似合うよなぁと。

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大満足な作品だったけど、わがままを言うなら、ミュージカルのオリジナルナンバー「愛せぬならば」も聴きたかったな。もともとのアニメ版にも、今回の実写版にも入ってない曲なのですが、野獣の崖っぷちな気持ちを表す歌詞とドラマティックなメロディが相まってぐっとくる1曲です。

note内にリンクを貼るというワザをやっと習得したので(遅い)、ぜひ下記からどうぞ。

翻訳が趣味だったりするので、この歌詞について語りたいところもあるのですが、それはまた別の機会に。

本日も、読んでいただきありがとうございました。

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