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宝鐸草 / ホウチャクソウ

オンライン個展は、直接お話が出来ない。
その分、いつもとは違う伝えかたは何かないかな、と思いnoteを書くことにしました。

普段は個展会場でお話するようなこと。今回モチーフにした植物のことを中心に、制作の試行錯誤や他愛もない近況などを書いてみようと思います。

今日から個展最終日まで毎日書く予定です。(全7回)
なんというか、やっぱり個展中は何かしていないと落ち着かなくて!

ではでは。さっそく始めます。

宝鐸草 / ホウチャクソウ

ホウチャクソウ(宝鐸草、学名:Disporum sessile)はチゴユリ属に分類される植物。

アジア大陸の東端(極東ロシア-東南アジア)全域に見られ、日本全国に分布する。雑木林などの樹間のひらけた場所に群生する。初夏に地味だが白から緑へのグラデーションが美しい花をつける。(Wikipediaより)

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ホウチャクソウは、私にとっては思い出深い、大切な花なのです。

去年の自粛期間をきっかけに、家の周りをたくさん歩くようになりました。きっとお散歩が日課になった人は多いのではないでしょうか。
そんな中、たまたま近所の草むらで、この花を見つけた時の衝撃!

ん??
見慣れない山野草・・・ナルコユリ?違う。
もしかしてこの辺、思ったよりも植物が見れる??

結婚を機に逗子に引っ越してきて3年目。過ごしやすい街だとは思いつつ、周りにこんなにも宝の山があるなんて、全然気づいていなかった。

その日からGoogle earthで、家の周りの緑地になっているところを探し、まだ見ぬ山野草探しが始まったのでした。

見てみたい植物はたくさんあった。けれど、神奈川県の割と都会の方で育った私にとっては、山野草を見るには、わざわざ山に登山の装備をしていかないと見れない、と思い込んでいたくらいには遠い存在でした。

それがなんと、ホウチャクソウをきっかけにちゃんと周囲を見てみたら、私の住む家から100m範囲で出てくる出てくる。

ホウチャクソウ、鳴子百合、蛍葛、スイカズラ、梅花空木、野葡萄などなど。キリがないくらい。

なんだ、全部ここにあったのか。
今までないと思い込んでたよ。

そんなキッカケをくれたのが、ホウチャクソウでした。

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緑のグラデーションが美しい、楚々とした花です。

さて、ホウチャクソウは去年も一度、モチーフにしました。去年はこんな感じ。

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今年の個展にもホウチャクソウは出したいな、と思い、また山の中に入ってみました。

今年は同じ場所にタニギキョウやタチツボスミレが見られたので、それらと一緒に。

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今年はこんな風になりました。

オンライン展のページから、作品の詳細がご覧いただけます。
(5月23日まで)

うん、やっぱりホウチャクソウ好きです。

それでは、読んでくださってありがとうございます。
また明日。

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