桜の花の色のスケッチ 透明水彩にて
桜の花の色を、透明水彩にて、スケッチブックに描きとめました。
今回使用した絵の具はすべてホルベインで、
色は、
キナクリドン・レッド
キナクリドン・バイオレット
カドミウム・イエロー・ディープ
イエローオーカー
ジョーンブリヤンNo.1
バンダイキ・ブラウン
サップグリーン
パーマネントグリーンNo.1
の計8色です。
塗りに使用した絵の具の量は、どの色も極々少量。
水もほとんど使用していなくて、筆先にほんの少し水をつける程度。筆先全体は浸しません。
(この写真で絵皿に出している絵の具も、半分くらいしか使用していません。ほんとにほんとに少量の絵の具で描いています。)
花びらで使っているメインの色は、キナクリドン・レッドとジョーンブリヤン。
他に隠し味程度にイエローオーカーも所々に混ぜています。
シワや花びらの重なりの部分には、ほんのごくわずかのバイオレットを混ぜて明度を落としています。
萼(ガク)の部分はイエローオーカー、バイオレット、サップグリーン、バンダイキ・ブラウンを。萼の中でもより明るく見える部分には、パーマネントグリーンとジョーンブリヤンの混色で、明るい黄緑を塗っています。
葯(ヤク)の部分はマットで鮮やかな黄色、カドミウムイエローディープを。そしてその葯の付け根の少し暗い部分はバンダイキブラウンを使用しています。
そして、一箇所訂正です。
動画内で、ペンの太さを5mmと書いてしまっているのですが、正しくは「マルチライナー0.5mm」です。(5mmって汗!空白がなくなりますよね)
大変失礼しました。
今回は透明水彩絵の具で色をメモしましたが、次は不透明水彩絵具(ガッシュ)や水彩色鉛筆を使って、また違う雰囲気で桜を描いてみたいと思います。
(ほんと毎年毎年、桜の季節は楽しいですよね!)
こうやって実物や自分で撮った写真をじっくり見ながら、花びらの輪郭や構造をよく観察して描いておくと、後で作品を作る時やデザインを起こすときにとても役に立ちます。
「スケッチ」は、
1に観察、2に観察、3も4も観察で、5に描く技術向上のため、
といった感じでしょうか(私見です)。
スケッチは、時に思うように描けなくて、あーもう!ってなる場合もあるのですが、とにかくエゴを外して、ただただ対象物を見て描く、それに尽きると思います。
それはとても地味だけど、実は絵の工程の中で1番楽しい。
スケッチ、皆さんもぜひ!
よかったら今回の桜の絵の具メモ、参考にしてくださいね。
また今後も、花のカラーパレットのことを書いていく予定ですので、もし色や絵の具やスケッチにご興味がありましたらざひフォローしてください。
YouTubeのスケッチ過程の動画はこちら↓
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