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随筆

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日常の出来事や、戯言、不平不満など。
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個展を開いたら生前葬になった

個展を開いたら生前葬になった

帰国して1ヶ月半、蒲田の"もつ焼きいとや"の酒と並ぶくらいには濃い日々を走り抜けた。

もつ焼きいとやは現時点で私が大好きな居酒屋ランキング第1位である。

開店時間に行っても外には行列ができる大人気店で、よそにはないコアなもつ焼きたちと、シャリキンで作られるチューハイが絶品である。

私が特に好きなのはあみレバとレモンサワーの塩なしなのだが、本題とは何ら関係ないのでまたいつかどこかで紹介しようと

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一行で済むことを

一行で済むことを

…さむっ

体の震えと共に目を覚ました。

うっすらと開いた片目で窓を見つめると、まだ外は仄暗い。

肌掛け程度の毛布に包まるも震えが止まらず、時計を確認する。

5:50。

「さすがに早すぎる」と、布団から這い出してニットを着た。

再び床に就くと同時に、お腹がぐうっと鳴る。

空腹なら仕方がない、起きるか。

外からは、「ギャギャギャギャギャ」という、謎の生物の鳴き声が聞こえる。

アフリカ

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一年前のわたしへ

一年前のわたしへ

こんにちは。

あ、あなたは今日本にいるので、「こんばんは」か。いや、もう寝てるか、午前1時を過ぎているし。

数日前にルワンダからボロボロの状態で帰国して、今はつおくんと愛猫さいと一緒に、すうすうと寝息を立てていることでしょう。

ルワンダではあんなにも寝付けない日々が続き、顔を青白くさせていたのに、帰ったとたん深い深い眠りにつくことができ、随分と安心したことをよく覚えています。

さて、あなた

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一緒にごはんを食べようよ

一緒にごはんを食べようよ

今、人生の中で一番、”食べる”ということについて考えている。

今、というか、ルワンダに来てから、ずっと。

脂ののったブリのお寿司が食べたいなとか、クリームがたっぷり入ったシュークリームが食べたいなとか。

今日の夜は何を作ろうかなとか、そろそろ野菜や卵や肉を買いに行かなきゃなとか。

明日は友だちと美味しいものを食べられるから楽しみだなとか、今夜は頂き物のスルメで一杯やりたいから、ちょっと頑張

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日記をやめちゃった

日記をやめちゃった

暑い

ルワンダと言えば、一年中過ごしやすい気候というのが一番の長所だったはずなのだが。

夜になってもさほど涼しくはならず、最近は何もかけずに寝ている。

本当は網戸のまま眠りたいけど、名も知らぬ生物が侵入を試みたらどうしようと不安なので、寝る直前にはちゃんと締めている。

大好きなホットコーヒーが、あんまり美味しく感じられない。

その代わりにビールはいつも以上に美味しいので、肝臓を休ませるこ

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カウントダウンはまだ早い

カウントダウンはまだ早い

帰国まで3か月となった。

愛し愛されたニャムガリを離れるのはあまりにも寂しく、帰りたくない思いでいっぱいだ。

...なんて言ったら、嘘になる。ごめん。

正直、もう私の気持ちは9割方日本にある。
ルワンダにあるのはせいぜい足の指先ぐらい。

帰りの飛行機に乗るのは、92日後。約2,200時間後だから、サザエさん4,400回分である。

幼いころ私は、テーマパークでのアトラクション待ち時間を、な

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欲しいのは、金メダル

欲しいのは、金メダル

先日JICAから、進路希望調査と、任地ニャムガリを離れる日のお知らせが送られてきた。

それもそのはず。あと4か月もしないうちに、私は焼き鳥を片手にへべれけになっている予定なのだから。そしてカラオケで新宿に豪雨を降らせている。

進路。

今年30歳になるのに、進路希望調査を書くだなんて、おもしろい。

中3くらいから定期的に行われてきたイベントが、この年まで続くとは思わなかった。

だがしかし、

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旅をして、もっと好きになる

旅をして、もっと好きになる

私は、友情にアツいほうだ。

友だちとの付き合い方として、たまにランチして世間話に花を咲かせるというよりは、一晩中飲んで熱い話をして泣きながら抱き合ったり、会いたくなったら無理してでも飛んでいったり、お互いの好きなところを褒め合って愛を深めていくタイプ。

まあ結局類友なので、親友たちは結構みんなアツい。ルーキーズ系。

ルワンダに戻る前夜にわざわざ新幹線で会いに来るヤツとか、4,000字以上使っ

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私のヤバさ

私のヤバさ

他人が私のことを評価する時に、「しっかりしてるよね〜」という評価をいただくことが、よくある。

これは、半分正解で、半分間違っている。

確かに私は礼儀作法や常識はわきまえているし、幹事とかもよくやるし、ある程度他人に頼らず生きていけるし、ラーメン屋も一人で入れる。

自分の意見を伝えられるし、人生の分岐点ではちゃんと決断ができるし、国家斉唱とかもちゃんと歌う。

しかし、だ。

その残りの半分が

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ひとり暮らし、キライ。

ひとり暮らし、キライ。

アラームはかけない。大体同じくらいの時間に目が覚めるから。

何に起こされるわけでもなく目を覚まし、片目でカーテンを見つめる。

まだ暗かったらもう一度目を瞑り、ぼんやりと明るかったらスマホで時間を確認する。

明るかった場合は大体、7時から8時の間。

どこに行くにしても、その時間に起きれば間に合う。

眠い目をこすりながら、SNSをさらっと徘徊する。

「おはよう」と言う相手はいないので、もう

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おなかぴーぴーと大のろけ

おなかぴーぴーと大のろけ

新年あけまして…なんて記事を書こうと思って少々ボーっとしてたら、明日で1月が終わることに気が付いた。

時の過ぎゆく速さに驚きを隠せない。

1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」なんて言われているのは、日本の忙しない生活の中での話かと思っていたが、そうとも限らないらしい。

いや、ただ単に今月が私にとって楽しすぎたからだろうか。

そう、今月、恋人がついにルワンダにやって来たのだ。

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バカ高いかまぼこが見たい

バカ高いかまぼこが見たい

壁掛け時計を見て、カレンダーを見て、スマホのロック画面を見て、SNSを見て、ゾッとする。

12月30日…

年末ってこと…?

一年中気温20度越えのこの国で迎える年末は、二度目。

しかしながらやはり、半袖で迎える年末というのはどうもしっくりこない。

年末は寒いものだと、体に染みついているのだ。12月生まれだし。

ルワンダにいながらも、誕生日は盛大すぎるくらいに祝ってもらったし、クリスマス

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リプレイすればいつでもまた会えるさ

リプレイすればいつでもまた会えるさ

週末、友人たちが帰った後、庭で家庭菜園を始めようと土をいじっていた。

すると、我が家の警備員、ジャンクロード(21歳男性、あだ名はクロちゃん)が、「ゆり、今日時間あるの?」と控えめに聞いてきた。

クロちゃんは、史上初めて英語が少々話せる優秀なボーイである。

何を頼まれるのだろう。

「家にいるなら帰ってもいい?」だろうか。

「よかったら僕とデートしない?」だろうか。

ドキドキしながら「時

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見習いてえよ、その自己愛

見習いてえよ、その自己愛

一日中降り頻る雨の中、ふと思い立って現在の東京の気温を見てみると、20度だった。

11月の頭、この時期の平均的な気温がいかほどだったか、冬のない暮らしの中で忘れてしまった。

ルワンダ人は頗る寒さに弱い。

私が半袖でちょい寒いかしらと思ってる日に、彼らはフェイクファーのついたダッフルコートを着ている。

彼らを真冬の日本に送り込んだら、きっとこたつに潜り込んで春先まで出てくることはないだろう。

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