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「宝塚って、一回見てみたいんだよね」という男性に桜嵐記を見せた話-6【大劇場遠征編】

同僚の男子が「宝塚って一度見てみたいんだよね」と言うので、宝塚歌劇月組公演「桜嵐記・Dream Chaser」を観劇してもらいました。その後の情熱の方向性がとても興味深いので、皆様にもシェアします。

前回の記事はこちら

「桜嵐記をきっかけに宝塚を何気なく見るつもりだった男性がどっぷり沼に入り、スカステ入会し、ついに有休をとって大劇場に遠征して月城かなとトップお披露目公演を見てきた」件について、事後報告いたします。

禁断の大劇場遠征アゲイン。遠征に至った経緯

先に私が大劇場へ遠征し(我々は東京に住んでいます)、月組公演「今夜、ロマンス劇場で」「FULL SWING!」を観劇してきました。

私はこれまで、大劇場への遠征は1公演多くても1回と決めていましたが、今回の公演のあまりの素晴らしさに、再度大劇場で観たいという思いを強くしました。禁断の遠征アゲイン…!

理由は以下。

  1. コロナがひどい。幕が開くのが当たり前ではなくなったので、あいているときに出来るだけ通いたい

  2. 今回の月組公演はライブ配信などの画面越しではなく、実際に劇場で観ると感動が数倍以上に膨らむ。この感動のとりこになった

  3. 「宝塚の殿堂」の珠城りょうちゃんのムービー視聴、初回遠征では時間切れで泣く泣く断念してしまった。どうしても見たい

  4. 仲良し(勝手にそう思っていたらごめんなさい)のかわいいヅカファンちゃんが数度東京から遠征をキメていることを知り、リミッターが外れた

  5. 交通費とかチケット代とかの費用が、舞台を見る感動と照らし合わせたときにゼロになることを改めて体感。金の問題じゃねえぞ?となった

例の同僚くんもそれを聞いて「自分も行きます!」ということになり、本当に行くの?有休とれんの?などなどすったもんだの末、私の初観劇2週間後に二人で大劇場へ行ってきました。同僚くん、初大劇場です。

事前準備

映画「今夜、ロマンス劇場で」を見たことがない、ストーリーを知らないというので、そのまま知らない状態で初観劇することを推奨。

桜嵐記とは異なり、初見でストーリーが把握しやすい演目であることと、そのほうが感動が倍増しになると判断しました。

結果、しっかり泣いて呆然としてたのでその方法で良かったようです(笑)

主な行程

  1. 朝7時の東京発の新幹線でGO

  2. 大劇場到着。チケットカウンターでチケット発券。(チケトレの仕組み初体験だったので、手元に紙チケットがない状態で兵庫まで向かうことが怖かったが、無事発券できた)

  3. ひととおり大劇場を案内。目をキラキラさせた男子を引率。

  4. タカホでランチ。(和食の御膳。今年食べたものの中で間違いなく一番美味しかった)

  5. 大劇場で「宝塚の殿堂」を見る 桜嵐記の衣装や小道具、珠城りょうちゃんの大羽根の写真を興奮して撮りまくる

  6. 大劇場開場。私たちは隣り合わない座席を確保していたので、解散

  7. 幕間。劇場キャトル入り口で集合。必死にハンカチで顔を拭いている彼を遠目で発見。わざとゆっくり行ってあげる

  8. ショースタート。解散

  9. ショー終了。劇場キャトル入り口で集合。なんだか顔が変わっちゃってる男子を発見。ニヤニヤする

  10. 「宝塚の殿堂」に再度入場。(当日、1回まで再入場可能です)珠城りょうちゃんのムービーを堪能

  11. 同僚くんはいったん仕事対応のためデッキへ。大劇場のデッキで仕事する男の人初めて見た。

  12. 公演デザートを食す

  13. 楽屋口や音楽学校付近を案内

  14. 新大阪で夕食、新幹線乗車

花組月組100周年展をやっていました
宝塚の殿堂を見て、やっと私の中のドリチェが終わりました
りょうちゃんの大羽根(近寄りすぎ)
ナイアガラの出口が高い
「分かる…分かるぞ…これはおみっちゃんの着物!」とのこと
かように臭い汁


発言録

今回も発言をダイジェストでお届け。

こんな普通の住宅街を抜けた先に宝塚の町があるなんて、意外。不思議。

尼崎~宝塚の乗車中にて

阪急宝塚駅も大劇場ぽくなってて、町全体も宝塚とトーンを合わせてたりしていてすごい

宝塚駅下車の折

ここ、知っています。見ました!

結構スカステ見てる。花のみちにて

劇場でてすぐこんなホテルがあって…スカステ見放題って、すごいいいですね…いつか泊まりたいです

宝塚ホテルを見て

うわーっすげーっ 感動だ… 来た… ここ知ってる。見た。あーっ、すごい。ポスターでかい。人がどんどん入っていく。

興奮してた。宝塚大劇場到着時

そうか、バウホールって隣接してるのか。なるほど

バウホールを見て。結構いろいろ理解を深めていた

以後、観劇の感想

やばい… 涙が止まらない。魔法みたいだ…

今夜、ロマンス劇場で の感想

すみません、静止画と実際の演者が自然につながった時に何が起こったか分からなくてびっくりして、席で思わず「素晴らしい!」と言ってしまいました。

思わず声にだしちゃったらしい

これは見に来てよかった。画面じゃなくて実際に舞台を見たほうがいいという意味がすごく分かった。兵庫まで来るのなんて全然なんともない。交通費とかの問題じゃない。来てよかった。ありがとうございます

ここまで言ってくれて安心しました

やべえ、体感3分……

ショー終了時

熱量が半端ない……

ショー終了時

娘役が赤いドレスを着て、月城かなとが一人で階段にいるシーンがめっちゃかっこいい。

そうでしょうそうでしょう

おだちん、あれなんなの。エトワールすごい。鳥肌

そうでしょうそうでしょう

やべえ、絶対東京で観たい。絶対観たい

チケットがんばってね

月城かなとが日に日にかっこよくなっていく

トップさん誕生から見守れてよいタイミングかも

というかんじで、大好評、大興奮のうちに幕をとじました。連れてきてよかったです!

※観劇の感想は劇場を出て会話しています

公演デザート。しゅわっとラムネがおいしかったです


すごいなーと思った点

彼は宝塚にものすごく敬意を持っていて、事あるたびに「男性にももっとこの世界を知ってほしい。見てほしい、感動するから」と言っています。

一度も「これなんなんですかねw」みたいな感じで笑ったりしない。

舞台の完成度、演者の完成度、そしてあの108年続いてきた文化という面にもものすごく興味があるそう。

今回私が「すごいな!」と思ったのは、前日に「すみません、どうも喉が痛いような気がするので、PCR受けてきます。陽性で兵庫に行くわけにはいきません」と言って、高額な即日結果が出るPCRを受けていたこと。

なんかちゃんとしてるな!いいやつだな!と思いました。私も翌日対面の仕事があったので、観劇前日に結果が来る検査をしていました。二人とも陰性で安心して遠征しました。

帰りの新幹線は、子供のように目をキラキラさせながらルサンクの台本を読んで、めちゃめちゃ楽しそうでした。

その後も何度も「観劇に行って良かった、まだ頭の中がふわふわしています。ありがとうございます」と言っていて、良かったなと思いました。

暁さんが、とか言っていたのに「ありちゃんが~、おだちんが~」と話し始めて面白いです。ちょっと心配なのは、ライブ配信も見て、ますます月組にはまってしまっている点……(笑) 仕事が若干上の空になっていて困っているようです。私も初めてかなめさん(涼風真世さん)のベルばらのCDを聞いたときはそうだった。寝ても覚めてもだったな……

今後も生ぬるく見守りたいと思います。


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