月曜日乗り切りたければ土日働け
目覚ましが鳴らずに起きることのできためずらしい朝だった。時計を確認していたら「…そろそろ起こしにいってもいい…?」という娘の声がしたので眠ったふりをした。部屋に入ってくると小さな声で呼んできたので、寝返りを打ちながら白目剥いて満面の笑みを披露した。「ヘンナ…ヘンナカオシテル…」とデュフフ笑いを見せてくれた。食卓に向かうとまだ寝ている小さな妹のために声を潜めていたんだと気付いてまた嬉しくなった。
妻も労働を再開した。夫の給与だけでは生活が回らない状況になっているため可能な限り