見出し画像

【ドキドキ】退職の意向を伝えた日記。

たった2ヶ月間の、ところどころの記事に書いているように、私は、来年、令和7年3月末で退職することに決めている。
理由は、以下の記事に書いてあるとおり。

まず、2週間ほど前、隣の部署の、めちゃくちゃお世話になった大先輩に伝えた。
正直、めちゃくちゃ反対されると思った。
でも、案外あっさり、「ええんちゃうか」と言ってもらえた。
彼は子供が大好きな人なので、しばらく子供に専念するのもいいのではないか、と。
ただ、もう決心しているのであれば、上には早めに伝えたほうがいい、とアドバイスされた。
私としては、来月下旬の内示の頃に報告するつもりだったのだけれど、1ヶ月ほど早めることにした。

ここで、私の職業について。
具体的なところは伏せるけれど、基本的には定年まで勤めあげることが想定されている職業、退職すると言うと9割がた「もったいない!!」というコメントが返ってくる職業である。
ここまで書くと、ほとんど職業をバラしているようなものであるが。
それでも心ない言葉を受けるのは怖いので、具体的な職業名は伏せておくことにする。
別に、その職業に就いていたからといって、悪いことをしているわけではないし、ズルなんかせず真面目に働いてきたつもりはあるので、堂々としていれば良いのだけれど。
(優秀だったか?とつつかれると、痛いが……。)
とにかく、「退職します!」と報告すると、上司を驚かせてしまうことになるのである。

月曜の午前中。
課長にメールを送った。
全っ然急ぎではないのですが、ご報告したいことがあるので、お手隙のときに10分ほどお時間をください、と。
同日、お昼前、課長に呼ばれた。
はわわわわわわぁ〜、さすがに緊張………。
別室にて。
「来年、令和7年3月末で退職しようと考えています!」
「したい」ではなく、「しよう」で、決意の硬さを表明した、つもりだった。
そこまで伝わったかは分からないけれど。
たとえどれだけ慰留されたとしても、私の意志は、変わらないから。
課長の反応は「え。」だった。
とっても短い「え。」だった。
noteに消しゴムの機能があるなら、「え」というひらがなの右半分を消してしまえそうな、それはそれは短い「え。」だった。
まぁ、さすがに驚かれたようではある。
いま振り返ると、課長は、おそらく妊娠報告をされると考えていたのではなかろうか…。
理由を聞かれた。
「正職員という立場に支払われるお給料に見合う職責を果たしながら、同時に小学校にあがる娘のサポートをするキャパシティが、自分にないから。」というようなことを答えた。
「たとえば、有給や特休をたくさんとったり、(今年は特に喉を中心に体調をやられたので)診断書でつなぐ、ということはできないのか」と、課長から尋ねられた。
「それは私には合わない。」と答えた。
私は、物理的に、もういっそ器用なくらいどんくさい。
(注 : どんくさい=ドジ)
すぐ足の小指をぶつける、書類やら荷物やらをばら撒く、映画館で買いたてのポップコーンをぶちまける←!? 、等々。
よーぉ、そんなぶつけ方するなぁ……。
よーぉ、そんな派手にばら撒けるなぁ……。
感心するほどに。
そして、どうやら、性格も、どんくさいらしい。
「続けるなら続ける」、「辞めるなら辞める」。
どちらか。
全か無か。
中途半端は無理。
ここまでのやり取りで、それ以上の慰留はされなかった。
私のことだから、よく考えたうえでの決意表明だと理解してもらえたらしい。
ありがたいことに、「まぁ、あと1年以上あるから、それまでに気が変わってくれたら…(ダメ元な雰囲気)」というお言葉をいただいた。

夕方。
課長と、課長補佐と、係長が、別室に入っていった。
やっぱり、私の話をしているのか…??
いや、自意識過剰か……??
またもや、ドキドキ………。
彼らが別室から出てきたときに、補佐がチラッとこちらを見るのが、目の端に見えたので、やはり私の退職の話をしていたのだと確信する。

少ししてから、今度は係長に呼ばれた。
「いやぁ、びっくりしたでぇ。」と。
「別室で、課長と俺(係長)と『ええ〜!?』言うててん」と。
……ちょっと待って。
課長が?補佐でなく?え?課長が??
あんなに短い「え。」を返した人が??
本当はそんなに驚いていたの??
どうやら間違いないようで、私もびっくりである。
それから、私は、課長に話した理由と同じことを係長に説明した。
係長からは、課長同様、私のことだから、よく考えたうえでの決意表明だろうからと慰留はされず、でも、またまたありがたいことに、「まぁ、あと1年以上あるから、それまでに気が変わってくれたら…(ダメ元な雰囲気)」というお言葉をいただいた。
そして、1年間上手くフォローができなかったことについて謝られてしまった。
……いやいや、色々、たくさんフォローしていただいて、めちゃくちゃお世話になったのに、あなたの代で「退職」という言葉を発してしまってすみません…という気持ちで、こちらもたくさん謝った。

そんなこんなで、たぶんあまり大騒ぎにならず、1日を終えることができた。ふぅ……。
明日あたり、補佐から何か言われそうな気がするけれど……。
「なんでやねん…(溜息混じり)」といった感じで…。
たぶん……。

そして、また、今日のことが波及していって、私が昨年度まで所属していた部署の人たちを含め、色んな人から驚かれるのだろう。


さて、私は今日、なぜこんな誰得な報告日記を書いたのか。
さすがに傍目に珍しいことをして、とても緊張して、決断に後悔はないものの、明日からの周囲の反応が気になって、自分の気持ちが手に負えないから…である。
要は、一人悶々と抱えることはできないので、ここで吐き出して、ガス抜きをしたかったのである。
公共の場でガスを抜くな…(注 : あくまで比喩)といったところであるが。
でも、前の恥ずかしかった出来事も、共感してくれる人たちがいて。
noteはいま、私のひとつの拠り所である。


恥ずかしかった出来事…




この記事が参加している募集

退職エントリ

今日の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?