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【びっくりルギアデッキ】解説!!自主大会予選全勝、シティ振り返り

僕とポケカで遊んだことのある人は知ってると思いますが、僕は普段から環境に存在しない変なデッキを握り、冗談ばかり言っているような人間です。
そんな僕が、これから怒涛のデッキ解説(全文約22,000字)を真面目に始めるので、前口上は省きます。
そして全文無料で読めます。冗長なところもあるかとおもいますので、テキトーに読んでもらって構いません。笑

ここからは使用したちょっと変なデッキについて詳述するので、要らないと判断したところは読み飛ばしてもいいと思います。

変なデッキではありますが、当デッキは僕が初めてつくった「勝つためのデッキ」です。一所懸命に考えました。
どんなデッキが相手でも明確な不利はありません。むしろ強くでれるケースがほとんどです。
これから、当デッキについて下記の順でお話していきます。


  1. 《環境の話とデッキをつくった理由》

  2. 《デッキレシピ / 採用理由》

  3. 《各環境デッキ対面の戦い方要点》

  4. 《自主大会/シティ振り返り》


それではまずデッキレシピからご覧下さい。

なんとなくオシャレにみえませんか

《環境の話と、びっくりデッキを作った理由》あたりまえだけど大切なことを言います。現在環境(シェア率)トップはルギアVSTARデッキです。次点でミュウVMAX。3番目にロストバレットとなっています。
ルギアやミュウやロストバレットに勝てないデッキ≒大会で勝てないデッキとなります。

釈迦に説法をしますと、ルギアのVSTARパワー「アッセンブルスター」により比較的簡単に2進化ポケモンであるアーケオスを場にだし、アーケオス(プライマルターボ)による圧倒的なエネルギー加速で、継続的に強力なアタッカーを準備することが容易で、デッキ構築上山札圧縮を得意とするため要求札を揃えやすい点がわかりやすい魅力になります。

ルギアの発売から1ヶ月が経ち、ルギアデッキはだいたい構築が固定されてきており、ロストやミュウと違って後攻から殴る択がなく、デッキ内容に大きな差がないうえ、ミラーが頻発する以上、「引きの強さ」と「ジャンケンの強さ(先行がとれるか)」が勝率にそのまま反映されるという酷な環境です。

以上のことから、少なくともまず圧倒的シェアトップのルギアに後攻から強くでることが可能なデッキでなければならないと考えました。

ルギア(アーケオス)は強いけど、ミラーの後攻は勝てない。全ルギア使いにとって、この問題があまりにも大きな悩みの種だったわけです。

でもルギアはやっぱり強いし、ルギア使ってジャンケンに勝つしかないのか〜😭だれしもが通る道です。
ではルギアに後攻から勝てるルギアデッキはないのだろうか?そこからスタートしました。

他の候補としては、「ロストバレット」「ロストギラティナ」があったのですが、こちらはロストギミックの理解度が必要で、「はなえらび」や「アクロマの実験」は苦渋の決断となることも多いため、対戦時間が限られているなか感覚によるプレイができる幅を広げなければ時間切れを起こす可能性が高く、前環境でロストを使ったことのない僕にとってはミラーで練度の低さで負けるという事態すら想定されたため最終候補から外れました。


ロストデッキやミュウを除けば、基本先行から順々に殴り合うと先行側が勝ちます。
では、後攻が逆転するためには何が必要かと言うと、

①相手の動きを止める(攻撃できないターンをつくる)
②ダメージを回復して実質相手の1ターンをなかったことにする
③想定以上のサイドを1ターンで取る
(ヨクバリスVMAXの「まるもうけ」やムーランドV「おかわりファング」やダメカンを乗せる系やベンチ狙撃系で複数ポケモン同時気絶)
④先行がサポート使えず事故るのをお祈り

のいずれか(ないし複数)が必要になります。④お祈りは全員しましょう。

ルギアは基本「パワフル無色エネルギー」「オーロラエネルギー」を基盤に、特殊エネルギーを使うことで、通常使うことのできない強力な技を連続で宣言します。

エネルギー要求は高いが、技が強いカード代表取締役

これらの特殊エネルギーは強力である反面、スタジアム「シンオウ神殿」で無効化することができます。
シンオウ神殿があると、オーロラエネルギーやハイド悪エネルギーは無色エネルギー1個分の扱いになるため、上のイベルタルは特殊エネルギーが5個ついていても技が打てないわけです。
最近のパルキアやロストギラティナにはシンオウ神殿が2-3枚入ってたりしますね。

それに対してカード1枚で対策されることを嫌うため、ルギア側もロストスイーパーや崩れたスタジアム、バケッチャなどでスタジアム対策はある程度できています。

しかしそれは「シンオウ神殿が入っているであろうデッキ」にはそれ相応のデッキ回しが可能であるため、対策として機能するわけですね。
では、対面のルギアからまさかの「シンオウ神殿」がとんできたら?
(実際、えっ?みたいな反応されます)

取られるサイドを抑えるために、オーロラエネルギーでしか起動できないイベルタル、かがやくリザードンしか場にいなかったら?
(実装よく起こる場面です)

①の「相手の動きを止める」が実現できます。

ルギア自体は打点が220あることから、パワフル無色エネルギーがなくても環境のVポケモンを一撃で倒せますし、それほど濃くシンオウ神殿の影響を受けないことから、シンオウ神殿をベースとしたルギアデッキをつくることにしました。

そして同時にアーケオスを2枚トラッシュするということが必要になるルギアデッキは若干安定に欠く印象があったため、アーケオス1匹しか落ちなくても十分に戦えるルギアデッキを目指しました。

そしてルギアは無色タイプのポケモンになるため、逆転要素②「回復する」がチェレンの気配りによって可能です。

③の複数サイドを一気にとるプランも始めは検討しましたが、①②の再現性か初動の安定性を犠牲にすることになり、③で逆転ができるかどうかは相手のデッキに左右されるため今回見送ることにしました。

なのでコンセプトとして、
①「相手の動きを止める」
②「回復する」
④「相手の事故を祈る」
ことで相手より1ターンを強く使うことを目指しています。
正直、祈りに関しては他のプレイヤーに比べて下手だという自覚があるので、①②で勝つ!というデッキをつくりました。

以上を踏まえたうえで、デッキレシピ(再)と、それぞれのカードの採用理由に入ります。


カードの順番が適当なのはご容赦ください


【ルギア4-3】

このデッキのメインアタッカーはルギアです。
ルギアデッキでは、ルギアを1匹しか使わずに非Vアタッカーで取られるサイドを抑えて戦いますが、このデッキはルギアを何体も使ってルギアで殴り続けます。(ルギアルギアうるさくなりますね)
4-4でもいいくらいですが、枠の都合、チェレンで上を使い回す都合で4-3にしています。
コンセプトとして、Vポケモンが相手の攻撃技を1発耐えるとサイド2~3枚分(非エク2体、Vポケモン、非エク+システムV、VMAX)の価値があります。
そこにチェレンを挟むことができればサイドレースが有利になります。
初ターンにルギアV2枚を置き、次ターンに2枚ともVSTARにしたい展開も多いため現環境においてV4枚はマストです。
ルギアは無色エネルギーだけで技が打てるため、忘れられがちですがシンオウ神殿があっても技が打てる点も魅力です。
ルギアが殴る要求エネルギーは簡単に満たせるため、メインアタッカーがルギアだとアーケオス1匹でもちゃんと試合になる点も良く、アメイジング系を使うルギアデッキより初動に求められるハードルが低いのでルギアさえ置ければある程度下振れても戦えます。

【アーケオス4】
このデッキはネオラントやクロバットをだすベンチ余裕がありません。
シンオウ神殿や雪道を妨害の意図で自ら使い、ルギアで耐久し、ルギアで殴る都合上アクリターンでルミナスサインを再利用できない点からも相性が良くないためこの2枚はどちらも入れていません。
その分ドローサポートとアーケオスの現物を厚めにする必要があります。
アーケオス3枚で回すなら安定性確保の面からネオラント(+クロバット/バーネット博士)は必須ですが、上記コンセプトの問題で入れられないため、現物を最大投入して安定を得ています。
最近のルギアはアーケオス4でクロバットを抜いたネオラントだけの構築が多いと思います。
当デッキはネオラントすら入っていないので、アーケオス1匹で戦うこともしばしばあります。
ただ、イベルタルなどの即起動にはアーケオス2体必要なカードがほぼないことから、ほとんどのデッキにアーケオス1匹でも対応できます。(もちろん2体いることが理想です)
ボスでその1枚を呼ばれても毎ターン手張りできてれば問題ないですし、相手はその時点でテンポロスです。
1枚も落とせずに動けない…!だけは避けたい意図を全身全霊で感じ取って頂ければ幸いです。

【マナフィ】
ルギアが各々1発耐えてればチェレンを挟んで間違いなく勝てる構築にしているため、アメイジングライコウやゲッコウシュリケンやテラスパークでダメージを蓄積されたくありません。
そのためマナフィはサイド落ちしてほしくないカードで、現物2枚も検討したほどです。
相手次第では先行1ターン目に置くのを目指したいです。

【ノコッチ】
同上です。ルギアが弱点でワンキルされないために必須です。
相手次第で最優先で置きます。
また「パワフルがサイド落ちしてて打点がちょっと足らないけど、後々を考えてアーケオスをアタッカーにできない」なんて時に稀に技を使います。
ノコッチに殴られた対面が首を傾げることがありますがガチです。
無色だけで技が使えるの偉いね。こちらも2枚採用を検討していました。

【ガラルバリヤード+コオル】
同上です。
あまりみないカードなのでまずテキストを確認します。

タップダンスの達人、30円です。

「このポケモンがいるかぎり、エネルギーがついている自分のポケモン全員は、相手ポケモンが使うワザの効果を受けない」

現環境は「気絶させる」や「ダメカンをのせる」「技を使えなくする」「麻痺」「特殊エネルギーを破壊」「逃げられなくする」等、技の効果が強いポケモンが多いので採用しています。
ルギアが環境で圧倒的なので、対策手段も種々出てきていて、フリーザゼリーやはかいのさけび等のルギアメタデッキまで生まれた状況すべてにたった2枚で対応できるの偉すぎませんか?

例を挙げると、
アメイジングイベルタル
ヤミラミ(ロストマイン)
ギラティナ(スターレクイエム)
ミュウツーvunion(サイコプロージョン)
レジアイス、はかいのさけびイベルタル
チャーレムV(ヨガループ)
ゼクロムやフリーザーや
カプコケコVMAXの麻痺……etc
すべてからこのカードが守ってくれます。
ナンテコッタイ!!

ビックパラソルでも良いのですが、こだわりベルト+リザードンをお守りで耐えたいのに、パラソルをつけててお守りが貼れない〜!なんてこともありません。
お守りと共存して使えるの偉いね。
エーフィVMAXではない理由は▶サイド3-2-1で取られるリスクを減らす+雪道で止まらない(ルールを持つポケモンではない)の2点を重要視しています。技や耐久の点でエーフィVMAXは強いんですけど、上記リスクが高いのが難点!
マナフィとノコッチを、ヤミラミ+ガラルジグザグマで2枚取りされなくなるだけでも採用価値があると思っています。

【レジギガス】
ムゲンダイナ、ミュウ、ジュラルドン、空ピカ、キュレムなどの環境で強いVMAXポケモンを非Vでワンキルできるのが強いです。(そしてこれらのデッキは完成したレジギガスを無視できません。)
要するにサイド1:3交換を強いることができるカードとして採用です。
通常のルギアデッキでは、この枠が「アメイジングイベルタル」になっています。
アメイジングイベルタルと違い、パラソルやエーフィ(いないとは思いますがガラルバリコオル)で無効化されません。パラソル付きジュラルドン無理〜(泣)にならずに済みます。
HP110であるイベルタルとは違い、HPが150あるためにロスト相手でウッウの攻撃を耐えるのも偉く、アメイジングライコウやアーケオスなどの攻撃も原則耐えることができます。無色タイプなのでチェレンにも対応。
運悪くスタートしてしまい、ミュウの後1メロディアスエコーやアルセジュラルドンのトリニティノヴァで倒されてもアッセンブルスターで再召喚できます。

---ポケモンはここまで---
通常のルギアデッキに比べて少なく感じるかもしれませんが、その分ルギアが初手にくる確率が高く、先行1ターン目にルギアが置けない(後攻の場合はルギアが2体置けない)という致命的な状況が起こりにくいというのが、事故ったら絶望的なポケモンカードにおいて大きなメリットにもなります。


⬇続いてグッズ⬇

【クイックボール、ハイパーボール、しんかのおこう各4】
ミュウやルギア相手の後攻はアーケオスを落としながらルギアを2体起きたいので必須。1枚でも変えると安定感が大きく減少するため、ここは調整の余地がありません。これだけは異論を認めません。笑

【おおきなおまもり】
役割は枚挙に暇がありません。
箇条書きしていきますと、
①ギラティナのシンオウ神殿ロストインパクトを耐える。
②マナフィやノコッチのおかわりファング予防。
③ノコッチ置けない時にベルト付きアメイジングライコウの攻撃をルギアが耐える。
④ノコッチがいる場合、アーケオスにつけるとレジ系の攻撃を耐える。
⑤ガラルバリコオルにつけると、呼び出し+ウッウ(またはアメイジングライコウ)の技を耐える。
⑥Vガード+おまもりでノコッチがいなくても空ピカの攻撃を耐える。
⑦ベルト付きヒスイゾロアークの攻撃を耐える。
⑧レジギガスにVガードと一緒につけるとアルセウスのトリニティノヴァを耐える▶チェレンで回収してジュラルドンや空ピカに当てられる。
⑨お守り+Vガードで後1メロディアスエコーをルギアVのまま耐える。
⑩ルギアミラーでパワフルタコ盛りされても耐える。
⑪ロストバレットでダメカン調整された後に貼ってリザワンパン予防。

とりあえずこのくらいにしておきますが、使い方は無限大!
相手のトラッシュをきちんと確認して、残りリソースと相談して上手く使いましょう。
あまりにも器用に使えて、ロストスイーパーを使わせられるため、雪道やシンオウ神殿の刺さりにも貢献します。2枚あってもいいのですが、枠の都合で1枚。

---グッズここまで---


⬇続いてスタジアム⬇

【頂きへの雪道2】
ミュウやルギアやアルセウスやエレキガノンやパルキュレに後1(場合により先1)から積極的に貼っていきます。
さぎょういんとセットで手札にあったり、博士の研究さえ打てれば、なにかしら壊すカードが手に入るはずです。ダブルターボ2枚つけたルギアで殴って自壊するのも有!
しかも相手も特性(特にクロバット、ネオラント、ゲノセクト、かがやくゲッコウガ、ルギア、アルセウス、パルキア、キュレム)を使いたいはずなので、バケッチャを消費させられたり、ゲノセクトに貼った森の封印石を使わせたり、カイでロストスイーパーを持ってこさせて盤面形成を邪魔したり、それらを使ったあと(あるいはサイド落ち)であれば妨害カードとして抜群な働きをします。
ルギアやロスト系のネオラントの繰り返し使用予防にもなりますし、アッセンブルスター後なら相手が一方的に有利なスタジアム(例:トレーニングコート)をアーケオスなどで殴るターンに剥がす役割や、ソルルナ相手にかがやくゲッコウガを封じられる点も強いです。
また、ジュラルドンに先行取られたらこれがないと話になりません。(キャンセルコロンは1度きりですが、雪道はマリィとセットで場持ちさせることも可能)
ポケモンカードは止まったら負けの環境になってるので、相手を止められる雪道は強力!
逆転カードその1です。

【シンオウ神殿2】
特にルギアミラー、レジ相手では、この1枚で完全停止させられる可能性を秘めています。
現環境に深く刺さるスタジアムです。
打点がいらないロスト相手では先1から貼ってキャプチャー抑止にもなりますし、破壊のさけびコントロールやアイアントLO、ヒスイゾロアーク、アルセウスなどの起動に2ターン以上かけさせることが可能になったりします。
ミュウVMAXにダブルターボエネルギー2枚つけさせて、シンオウ神殿剥がすと打点が結構減ったりします。
種々の理由で、逆転カードその2です。
もちろん、こちらのアッセンブルスターの前に相手に貼られた雪道を剥がす役割もあります。

【崩れたスタジアム】▶【ロストシティ】
弱ったルギアをチェレンがない時にトラッシュすることが可能です。
また、レジはこれで止まる可能性があり、ミュウやパルキアの動きを制限したり、アタッカーを置いてくれたルギアにも強く使えます。
非エクをたくさん並べるゾロアークバレット、ムゲンダイナなどにも有効です。相手に貼られた雪道やシンオウ神殿(べつに貼られても困らないけど、パワフルタコ盛りして相手のVSTARをワンパンしたい場合などもあるため)を割る役割を兼ねています。この枠は対策対象が若干似ているロストシティでもいいと思います。
よりフレキシブルなデッキにしたかったので、攻撃的な使い方のみならず防御的にも使える当スタジアムを今回は採用しました。
と、書きたかったのですが、ロストバレットのシェアが増えていることもあってロストシティを最終的に採用しました。(自主大会では崩れたスタジアムを採用しましたが、先行2ターン目で貼られた雪道割るのに使ったくらいで効果を使うシーンはありませんでした。)
最近はルギアがみえたらみんなマナフィ置くので、マナフィの影響を受けない当デッキとしてはそのままベンチを埋めていてほしくて、崩れたスタジアムが使い辛いのも変更理由のひとつです。
ちなみにロストを重くみてロストシティに変えてでたシティでは、ロストに当たらず「これが崩れたスタジアムだったらな!」というシーンが頻発したので崩れたスタジアムでいいかも。笑

---スタジアムここまで---


⬇続いてサポート⬇

【博士の研究4】【セレナ3】
メタや耐久に寄せている分、クロバットやネオラントを置くスペースがないのでドローサポートは厚めの採用。
7枚ドローできる最強のドローサポートなのでもちろん4投。
アーケオスをトラッシュする手段の1つでもあり、変える余地はありません。
セレナは呼び出しにも使えます。
ドガスの後ろのクロバットやムゲンダイナを呼んで特性を使えるようにしたり、システムポケモンやVSTARやVMAXになれていないVポケモンがいれば、ルギアならシンオウ神殿を貼りつつ倒せます。

【マリィ2】
シンオウ神殿や雪道とセットで使うと、相手が何も出来ないまま勝てたりします。ドローサポートかつハンドに干渉できる貴重なカードです。

【チェレンの気配り2】
後攻はどうしてもテンポが遅れるため、殴り合いになると先行が基本勝ちます。
ただ、間で回復を挟むと実質「先行と後攻のテンポが逆転する」という現象が起こります。
そのためこれは逆転カードその4です。
ポケモンが倒されるとエネルギーが減るので、チェレンが使えればエネルギーの節制にもなります。使えそうな盤面ではルギアをダブルターボ2枚で起動して、チェレン後に簡単にエネルギーチャージするのも良いでしょう。
挟まれた非エクのダメージをなかったことにしたり、実質相手の1ターンを奪えるカードになり得ます。
WTBやうらこうさくパルキアにおけるフリーザー(+きんきゅうゼリー)やゼクロム(+チャーレム)やカプコケコなどの麻痺ループから逃れる手段にもなります。モミやすごいキズぐすりには真似できない役割です。

【さぎょういん】
このカードはスタジアムをトラッシュしながらドローができる唯一のカードです。
ルギアデッキは3枚のドローで世界が変わることも多く、特に後半は山札圧縮ができているため、3ドローでも引きたいカードにタッチできる確率は高いです。
シンオウ神殿が不利にしか働かないロストギラティナ対面では盤面次第で温存対象になるくらい重要です。
序盤に貼られた雪道を剥がせる可能性を高めてくれるカードでもあり、自分で貼ったシンオウ神殿を剥がしてパワフルつけまくって意表を付いたワンキルの再現などに貢献してくれます。
ロストスイーパーはハンド減少を伴うため、切れるカードが少ないこのデッキでは使い辛く、
ドローの役割をも兼ねたさぎょういんは純粋にドローサポートとしても使えて汎用性の高さで勝ります。ネオラントがいない分、ドローサポートは1枚でも多く採用したいのが実情です。
スタジアムトラッシュと、現在のハンドを残しつつの3枚ドローを甘くみてはいけません。
この強さは使うとわかる…!

---サポートここまで---


最後にエネルギーです。

【ダブルターボエネルギー4】
このデッキは「ルギア」がメインアタッカーです。
ルギアは無色エネルギー4個で技が打てます。4枚ではありません。
ダブルターボエネルギーは無色2個分、相性は抜群です。
こちらは全回復手段である「チェレンの気配り」があるので、V同士2発合戦でエネルギーを節約しながら戦うために4枚の採用。
弱ったルギアの逃げエネルギーにもなります。
素の打点220あるルギアは
※2枚つけた場合▶180ダメージ
これはネオラント、クロバットのシステムポケモンを倒すライン。
※パワフルと同時に1枚つけた場合▶220ダメージ
これは環境VポケモンのHP210or220に丁度重なります。

通常のルギアデッキはダブルターボの枠の1部がオーロラエネルギーなどになっており、初手にエネルギーが重複してデッキを回せない事故が起こりますが、ダブルターボ4枚採用することでエネルギーの「個数」は維持しつつ「枚数」を減らせるため、初手にエネルギーがダブる確率を減らしながら総エネルギー数を変えずに複数のルギア+サブアタッカーで戦うことを可能にしてくれる稀有なカードです。

また、テンポロスを恐れて後1で自分から貼った雪道、ガラルマタドガスなどでアッセンブルスターができないときも、ダブルターボ4投すると無理やり博士などでダブルターボ2枚つけてルギアを起動できたりします。
アッセンブルスターしなくても殴れる択があるのは強みです。

【Vガードエネルギー3】
繰り返しになりますが、このデッキは「ルギア」がメインアタッカーです。ルギアを守れるカードなので、通常のルギアデッキより厚めの採用です。
ギラティナのロストインパクトにシンオウ神殿要求!
ヒスイゾロアークの攻撃を耐える。ミュウVMAXの要求を上げる!
ダブルターボ付きアルセウスならお守りとセットでなんと2発も攻撃を耐えます!
ノコッチがいればクワガノンのパラライズボルトが打点20に…!(レジエレキの打点UPは雪道で消せます)
ルギアミラーにおいても、パワフル4枚つけたルギアの攻撃を耐えてくれます。
簡単な例でしたが、Vポケモン同士の殴り合いでは必須です。
非エク相手はアーケオスやレジギガスやルギア起動の調整用エネルギーと割り切ります。

【パワフル無色エネルギー4】
このデッキのメインアタッカーは…(以下略)
3枚つければ280だせます。
パルキアVSTARワンパン!
ルギアVSTARワンパン!
ギラティナVSTARワンパン!
ヒスイゾロアークVSTARワンパン!
ヒスイダイゲンキVSTARワンパン!(これはどうでもいいか)

4枚つけると+サーナイトも大丈夫!
5枚つければお守りも突破!
6枚つけたら、なんとキュレムVMAXも一撃で気絶!!!!
でも失格で負けるので4枚採用です。

VMAXを倒す役割であるレジギガスの打点調整、アーケオスでレジ系を取るための打点調整などにお使いください。

【ツインエネルギー2】
ダブルターボの非V版です。
ルギアには使えませんが、アーケオスやレジギガスが殴るのに使います。このデッキは意図的にアーケオスを1匹しかださないケースもあれば、デッキがうまく回らず1枚で戦うことになることも充分考えられるため、ツイン2枚あるとパワフル手張り+ツイン2枚ターボしてレジギガス1ターン起動!ミュウVMAX撃破!なんてこともできます。

環境に多い非Vのアメイジング系はHP110が多いですが、ダブルターボをアーケオスにつけると打点が100しかでなくなってしまうので、貴重なパワフルエネルギーをアーケオスに使うはめになります。
ツインエネルギーがあると、ツイン+ギフトエネルギーなどで打点120が再現できるため、パワフルタコ盛りして相手のルギアをワンキルした後でもアーケオスがアメイジングを一撃で倒すことが可能です。
また、ツインエネルギー+パワフル無色エネルギーで起動したアーケオスは打点140となりVSTARを半分削れるので、2枚のエネルギーでアーケオスを無視しにくい状況をつくることができます。
複数枚あると器用に使えて安心のカードです。

【ギフトエネルギー1】
次に倒されるはずのポケモンにつけておくことで、欲しい逆転カード(チェレンやスタジアム各種)をサポート使わずに引きにいけます。
アーケオスで山札からエネルギーを減らし、ボールでポケモン圧縮しながらハンドを減らしたあとのギフトエネルギー発動!
これで逆転カードはだいたい欲しいタイミングで手に入ります。

計60枚の採用理由になりました。


ここからは採用を見送った検討カードについてです。もし当デッキを組む際、カスタムの参考になればと思います。

【カビゴン(とおせんぼ)】
エネルギー4つで150打点だせます。
HP150なのでおとぼけスピットを耐えます。
眠りにはなりますが、どっすんグースカと違って1回のコイントスで起きるので、2連続攻撃の可能性が高いのが魅力です。
なにより特性「とおせんぼ」が強力で、相手ポケモンを逃げられなくすることができるため、終盤にエネルギーのついていない相手ポケモンを縛ってLOさせることもできますし、キュワワーが逃げ防止策になりロストを溜めるスピードを遅らせることが可能です。
しかし逃げエネルギー4で、ルギアミラーやアルセウス系の先行の際にスタートするときついため採用を見送りました。1枚で勝ち筋を1つ増やせるのは強いんですけどね。

【かがやくサーナイト】
Vからの打点を減らすことができる優秀なカードです。
主にギラティナ対面で有効札になると考えました。シンオウ神殿と頂への雪道は同時に貼れないため、ギラティナがルギアを一撃で倒すにはベルトかダンテを要求させることが可能です。
ロストマインがガラルバリコオルで防げることを考えればシナジーは高いのですが、そもそもギラティナのシェア自体が大幅に減少していることと、雪道をこちらから積極的に使う構築であるのと、逃げエネルギーが2個と重めのため採用を見送りました。

【ぺラップ】
このポケモンは場にだした時にコイントスをして、表ならトラッシュからサポートを手札に加えることができます。

かわいいね

チェレンの気配りや博士の研究やマリィやセレナやさぎょういんを適切に使える確率をあげてくれるカードであり、加えてミュウVMAXやパルキアのやまびこホーン防止にもなると考えましたが、実際にデッキに組み込んで練習する時間が足りなく断念しました。

【ムーランドV】
主にロストバレットやゾロアークバレット相手に強く使えるカードです。
非Vのたねポケモンを倒してサイドを2枚とれるのは非常に強いのですが、ロストはザマゼンタやジガルデが増えており、ゾロアークバレットはバサギリが増えたことで、ムーランドが返しのターンに一撃でやられてしまう確率も高く、パワフル無色エネルギーをすべて、あるいはほとんどをムーランドにつけなければならないデメリットと天秤にかけたところ、必ずしもアドバンテージになるとも限らないことから採用を見送りました。

【ツールジャマー】
おまもりの前はツールジャマーでした。
なぜ最初、おまもりではなくツールジャマーにしたかと言うと、サーナイトを入れていたのでギラティナのロストインパクトを耐えやすかったためです。加えて、おまもりをつけたポケモンがHP30以下になった場合、ロストスイーパーや相手のツールジャマーで技を使わずに気絶してしまいます。ツールジャマーは相手のふうせんを無効化できますし、おまもりより器用に使えるのです。
それでも最終的にツールジャマーではなくおまもりを採用したのは、やはりガラルバリコオルがおとぼけスピットやアメイジングライコウなどで倒されないようにすることがロストバレットへの解答である気がしたためですね。
正直、いまだに正解がわかりません。好みで選んで良いレベルでしょう。環境デッキに採用されるパーツに注視して変えてもいいと思います。

【レスキューキャリー】
盤面がうまくつくれなくて倒されてしまったり、博士の研究などでトラッシュせざるを得なかったマナフィとノコッチをハンドに戻せるカードです。
レジ相手でアッセンブルスター後にターゲットボルトでノコッチを倒されると後半シンオウ神殿に望みをかけるしかなくなるので保険の感覚で採用を検討していましたが、そもそもこのカードを適切なタイミングで引き、なおかつこのカードが必要な対面とあたり、このカードが必要な盤面になってしまう確率が重なることが低いと想定されるため採用を見送りました。

【かがやくジラーチ】
ツインエネルギー、ダブルターボエネルギーだけで技が打てることに加えて、好きなカードを3枚持ってこれた際のルギアの初動があまりにも強いため、種ポケモンを絞っているこのデッキとは高いシナジーがあると考えました。
実際使ってみるととても強かったのですが、貴重な1ターンを運任せで消費してしまうことや、セレナやボスで無視されるリスク(ベンチを埋めてしまう)なども抱えており、中盤以降はテンポロスをおそれてつかえない&初動でこちらから雪道を貼りにくくなることもあって採用を見送りました。
ジュラルドンVMAXを一撃で倒す可能性があったり、後攻1ターン目からサイドがとれたりするとんでもないカードなんですけどね。

【ボスの司令】【キャンセルコロン】
主にガラルマタドガスケアでの採用でしたが、最近はクロバットやムゲンダイナと組んでいることが多く、セレナでどうにかなる上、ダブルターボで無理やりルギア起動できるこのデッキには不必要と判断しました。

【やまびこホーン】
レジバレットに回収ネットを要求させる。
ルギア相手にアーケオスだす場所を埋める。
ネオラントやクロバットを2回取る…etc
攻撃的にも防御的にも使えるカードでしたが、初動で使えないカードを極力抑えたかったため不採用としました。

【キャプチャーエネルギー】
欲しいのは序盤ですが1枚では心許なく、キャプチャーを複数採用すると盤面作りに貢献してくれるのですが、一方で全環境デッキに対応できる器用さに欠けてしまうのが悩みどころでした。本来こちらが複数採用されていれば、バリコオル、マナフィ、ノコッチの背水の陣セットが揃えやすいので、ツインエネルギーとギフトエネルギーの枠は諸説あるかもしれません。


★ここからは各対面の理想的な動きを解説します★

マリガンで相手のデッキが判明した場合は、デッキによってスタートポケモンを変えます。
判明しない場合は、とりあえず先行も後攻も、手札にあればルギアを前に出しましょう。


【ルギアミラー】▶有利

①スタートポケモン
先行▶ルギア(確定)
後攻▶ルギア or ガラルバリヤード

先行でも後攻でも原則ルギアスタートでいいでしょう。
本来、後攻は適当な非エクを前にして相手の先行2ターン目で取られるサイドを抑えたいはずですが、後1でかぜよみしてでも盤面をつくり、ルギアミラーにおいてはどの種ポケモンも使う可能性があることと、後半の耐久を可能にする盤面を形成したほうが逆転を狙いやすいためです。

ただしガラルバリヤードが手札にある場合はスタートしてみても構いません。
無色1エネで相手を強制眠りにすることができて、入れ替え札のない対面が場合により「眠り」で停止する可能性があります。
ただし進化で状態異常は回復します。
ルギアスタートされたらドンマイ!

基本後攻が不利なはずが、このデッキにおいてルギアミラーでは後攻でも勝てます。
理由を説明します。通常のルギアデッキは、ルギアを1体しか置かずに取られるサイドを減らしながら戦うのがセオリーです。
ただしそれは毎回「シンオウ神殿」を剥がして毎ターン攻撃し、非VでVポケモンをワンパンできる想定での話です。

通常のルギアデッキ側として、「アメイジングイベルタル」「ベルト+かがやくリザードン」、減ってきてますが「ベルト+アメイジングライコウ」でVSTARを倒す想定です。

ルギアにおけるアメイジング系やリザードンは特殊エネルギーで起動するため、シンオウ神殿下では技を宣言できません。
そのため例えばギラティナ対面においては「シンオウ神殿」を警戒し、スタジアムを温存したり、ロストスイーパーを慎重に使うプランで戦いますが、ルギアから「シンオウ神殿」や「頂への雪道」が複数貼られる想定で動くひとはほとんどいません。

ルギア相手に序盤で不要と判断したスタジアムやロストスイーパーがトラッシュに送られていき、特に中盤から後半にかけて「頂きへの雪道」「シンオウ神殿」を貼ることで、すでにスタジアムを壊す手段を失った相手が完全停止する様を幾度となくみてきました。
先行2ターン目に頂きへの雪道を貼って完全停止するルギアもちょくちょくみます。
バケッチャを採用してなかったりサイド落ちしてたり、マリィケアやアーケオスをトラッシュするのに手札のボールを使い切ってバケッチャをだせない場合ですね。

いずれにしてもスタジアム貼るだけで勝てる対面なんてイージーです。
ないとは思いますが、ルギア同士で殴り合うことになっても、チェレンの枚数差で勝てます。

シンオウ神殿を使うとアクアリターンできないネオラントがサイド2枚の置物になるので、セレナを使って容易に倒すこともできます。

お互い同レベルで回れば負けません。(こちらが一方的に回らない、初手の圧倒的事故、などの場合も逆転手段があり、サイド5枚差を捲れたことがあります。)

と、デッキ構築時点で有利な状況ではあるものの警戒したほうがいいことを箇条書きします。

①マナフィ、ノコッチのおかわりファングケアでVガードエネルギーを必要に応じてつける※3枚採用が活きる。

②シンオウ神殿貼ってもピン刺しロストスイーパーでアメイジングイベルタルが起動される可能性があるので、止まってるうちや序盤からガラルバリコオルの準備をする。

③最初にボールコストなどでシンオウ神殿をみせると「ルギア単デッキか?」と想定されて警戒心を持たれてしまう。
特にマリガンでみせてしまった時は、マリィとセットで使用しないと、警戒した対面がスタジアム対策カードをハンドキープしていて剥がされる確率も比較的高くなってしまうので、可能な限り隠す。(ただし初動の遅れのほうが致命的であるケースが蓋然的なので要判断)

④ルギアの攻撃後はスタジアムをトラッシュできるため、極力相手がルギアを準備していないタイミングで「シンオウ神殿」を使う。

頂きへの雪道やシンオウ神殿の使い所を間違わないことに加えて、盤面形成さえ遅れなければ比較的簡単に勝てる対面です。


【ミュウVMAX】▶有利

①スタートポケモン
先行▶ルギアとレジギガス以外
後攻▶なんでもいいです。(どうせルギア呼び出されてワンキルされます。呼び出し札を1枚切らせる目的で後ろに置いてもいいですが、手帳で呼び出し札をリサイクルされるため、かぜよみする必要があるのかないのか、ハンドと相談でルギア前or後ろは天秤にかけましょう。
前にルギア置くとマリィされたうえで倒される可能性があることは留意。

②意識すること

1.レジギガスでフュージョンエネルギーがついている元気なミュウVMAXをワンパンする。

2.ルギアV、VSTARにはVガードエネルギーをつけてパワータブレットを要求する。もちろんベンチのルギアにもつける。耐えられたら勝ち確定したようなもの。

3.シンオウ神殿貼って必要以上のエネルギーを要求する。

4.雪道マリィで動きを止めて、ルギアのワンキルケア、呼び出しケアする。先行2ターン目や後攻1ターン目に森の封印石等で雪道貼られる可能性があり、完全停止する可能性もあるので序盤スタジアムは安易にトラッシュせずに手元に置いておきましょう。

5.マナフィ、ノコッチ、ガラルバリヤードはやまびこホーンケアで使うので、安易にトラッシュしない。

6.崩れたスタジアムで動きを鈍らせる。(ゲノ4、ミュウ2の盤面で特に有効)

ドラピオンと違い、エネルギーは使用しますが、レジギガスは無色エネルギーだけでミュウVMAXをワンパンできます。
しかもドラピオンと違い、取られてもサイド1枚。
裏にパワフルなしのルギアVSTARで倒せるシステムポケモンが並ぶので、こちらはレジギガスを挟んで2-1-2-2を押し付けます。
サイド3-3のプラン、3-2-2のプランで取れるのでサイドレースで負けることはありません。※つまり3回の攻撃でサイドが取り切れます。
メロエッタやデオキシスを挟まれても3-2-1です。(それを警戒して、あえて置かないミュウ使いもいます)
耐久と妨害に寄せているのでルギアがワンパン耐えるケースも多く割とイージーに勝てます。

ただし先行時、バトル場マナフィ、裏ルギアVのみ。
アナヌケノヒモパワータブレットコダワリベルトカミツレノキラメキゲノセクトニモリノフウインセキツケマスブイスターパワーツカイマスコレヲモッテキマスメロエッタ二フュージョンエネルギーテバリシマスワザヲツカイマスメロディアスエコーデを唱えられたら投了でいいと思います。
(キャプチャー4ルギアが話題になっていましたが、とても共感したうえで今回の構築です。どんなデッキにも有利になれるって素敵じゃない?!)
後1メロディアスエコーはミュウVMAXデッキの特権なので素直に負けを認めざるを得ません。

ただルギアが2体最初に立てられれば勝てます。
シティでも初手VIPパス2枚、後1エコーでルギアとられて、レジギガスをボスで取られてもなんとか巻き返しました。


【ロストバレット】▶五分五分


※一応戦績メモ上はこのルギアで7割勝てていますが、僕の中の理論値では結果ほど有利な対面ではないです。新弾で空の封印石がでたことにより、下記で話す内容は今後変わる可能性があることをご承知おきください。

①スタートポケモン
先行▶ルギア
後攻▶レジギガスかルギア
とにかく最初のおとぼけスピットを耐えたいです。

②意識すること

1.ルギアは序盤のうちに1-2発耐えてチェレンでリサイクル

2.相手のハンド枚数ならびに顔色と相談してマリィ

3.リザードン型やカビゴン入りならルギアにお守りをつける。ベルトなさそうならバリコオルにお守りをつける。デッキ構築や相手の初動などから推測する

4.アメイジングライコウ型ならガラルバリコオルにお守り(貼れたら)

5.どちらもガラルバリコオルは最速で出すこと。(ロストマインからマナフィやノコッチやルギアを守る)

6.ツインエネルギー2枚とギフトエネルギーを付けたレジギガスはウッウの攻撃を耐えてロストマイン全乗せでも倒れない優秀なアタッカー。アーケオス2枚だせそうにない時はベンチに置く。パワフル1枚足すとかがやくリザードンも倒せます。

7.パワフル無色エネルギーはアーケオスにつける。リザードンを倒せる後半のアタッカー!

8.カビゴン(どっすんグースカ)がいるかもしれないぞ?!ウッウの攻撃1回でチェレン使用も視野に!!

9.スタジアムはボールやかぜよみのコストにしないこと。ルギアで殴って壊せないシーンもでてくるから、スタジアム破壊を兼ねて必要。特に先2雪道に注意。雪道マリィでリザードンやゲッコウガを止めよう。

10.序盤でバリコオルがだせない場合、ロストマイン+ジグザグマでマナフィ+ノコッチダブルノックアウトされるため、その場合はマナフィとノコッチをだすタイミングをずらしてライコウをケアしよう。
お守りあればベルトライコウ耐えられることをお忘れなく!

特に初動の安定感はこちらに軍杯が上がります。
マリィで止まることもあるロスト系ですが、パーツがハンドにある際はとても器用に立ち回ってきます。
序盤から中盤でアドバンテージを稼いでいかないと、後半好き勝手されて負けます。

ロストバレット直近の大会勝率をみると、シェア率が高いデッキのなかで唯一勝率5割を切っています。
ムーランドVが増え、それに対応しきれていないことと、先行を取るようになってきたのでキュワワー以外でスタート、アクロマが使えず1ターン無駄になるケースがあること等ですかね。
PTCGOで対面してると、結構お相手が事故ってくれるので安定感が比較的低いデッキかもしれません。(ルギアが異常なだけかもしれない)
動き出すと止まらないという意味では安定するけど、動き出しに不安要素がある感じ。

最近は雪道型ロストバレットも増えていますが、このデッキなら対応できないことはあまりありません。
ルギア対策のシンオウ神殿もほぼノーダメージです。
マナフィ、ノコッチ、ガラルバリコオルを揃えてそれぞれにエネルギー、必要であればガラルバリコオルにお守りを貼ることでロストマインを完封、ウッウやライコウの攻撃はレジギガスやルギアやアーケオスで耐久し、ルギアをチェレンでリサイクルしてアドバンテージを稼ぐことで概ね勝てます。
耐久し、チェレン、このデッキの大原則です。
耐久に必要なパーツが何かサイド落ちしててもマリィ(+雪道)で相手が止まったりするので諦めないでください。

ぶっちゃけ相手がロスト送りにするカード / トラッシュしたカード / 現状盤面 / ハンド枚数、前ターンに使ったカードと技宣言直前の動き ――などから相手の次ターン(そしてもっと先)を予想しなければならず、それにより取るべき行動が著しく変わるので、対戦の中で感覚的に学ぶ必要性の大きい対面になります。
対面していて1番疲れる!笑
ロストバレット以外は集中切れてても勝てるのに、ロストバレットは集中してないと勝てません。駆け引きが必要な点が多すぎる…!

序盤でミラゲ+ツインエネルギーで起動してきたベルト付きリザードンにルギアがワンキルされると、その後マリィで止まらなければテンポロスすることになるのでほぼ負けです。(1回だけされたことがあります…驚きました。)
それは相手のデッキ構築が良かったと称えましょう。

でも相手視点だとこんなルギアみたことないせいか、だいたい僕視点で最悪の動きはされなくてなんとかなってることも多く、正直重く考えすぎてるかもしれない。(もしこのデッキが流行ったら話変わりますね。)

【アルセウスジュラルドン】▶有利

①スタートポケモン
先行▶ルギア
後攻▶ルギア

これは確定でいいでしょう。
トリニティノヴァじゃやられないし、ベルトジグザグマで220!みたいな事もしてこないので、かぜよみ視野でルギアスタート安定です。
非エクのレジギガスを必ず挟むため、前非エク置くと2-1-1-2で6枚取られます。それは避けましょう。

②意識すること

1.ジュラルドンはVMAXに進化されてしまうと雪道下でしかダメージを通せない。頂きへの雪道+レジギガスで元気なジュラルドンを(可能であれば意識外から)ワンパンする。

2.ジュラルドンはVのうちに呼び出して倒す。

3.アルセウス2体ないしジュラルドンVとアルセウスでサイドを4枚稼ぐ。

4.雪道2枚トラッシュは厳禁。1枚トラッシュも要注意。

5.レジギガスサイド落ちの際はシンオウ神殿でアルセウスの動きを止めて、あくの塔や結晶の洞窟などのスタジアムを切らせる。(後に貼った雪道を割られにくくするため)
アルセウスを倒して手に入れたサイドのなかにレジギガスがくる可能性もあるため、パワフルをルギアに付けすぎずに温存する。アルセウスワンパンよりジュラルドンワンパンが大切。

6.ツインエネルギー2枚目などはなるべく隠して、イベルタルだすぞー感で圧力をかけて、スターバースでビックパラソルを持ってこさせる。(ジュラルドンにお守りをつけられるとワンパンのハードルが少しあがります。)

7.パワフル無色エネルギー2枚とツインエネルギーとギフトエネルギーをレジギガスにつけて倒すのが理想。
アーケオス1匹の場合、ボスで呼んで倒されないようにギフトエネルギーだけつけておくと狙われ辛い。

レジギガスさえ起動すれば割と楽に勝てる相手です。雪道マリィが刺さればルギアでも互角以上に戦えます。
すごいキズぐすりをされても、ルギアなら2回の攻撃で気絶に持っていけます。
イベルタル恐怖症のアルジュラはシンオウ神殿入れてたりするから、こっちからシンオウ神殿だすかどうかは諸説あり。アルセウスのスターバースでスタジアム持ってこさせることができるなら有かも。

なんだかんだいってきましたが、
ジュラルドンをレジギガスでふっとばせばだいたい勝ちです。
その他にサイド3-4枚取るプランがあればいいね!くらいのノリでやっても勝てちゃいます。

ロストバレットみたいに型が複雑じゃないから慣れれば無意識で戦えると思います。
かがやくムゲンダイナの実装で上記考察は諸説あることをご理解ください。


【レジギガス非Vバレット】▶有利


※レジギガスVSTAR実装により、ちょっと考えてこの表記にしました。

①スタートポケモン
先行▶ルギア
後攻▶レジギガス or ルギア(ノコッチがマナフィとセットでだせそうな手札の場合)

②意識すること

1.マナフィとノコッチをセットでベンチに置く。ノコッチだけだとターゲットボルトの餌食になります。マナフィだけ置くは有りです。博士でトラッシュせざるを得ないのであれば場にだしましょう。

2.耐えてチェレンでアドバンテージを稼ぎます。ノコッチいなくてもお守りがあれば耐えられます。よほどのことがない限り先殴りできるので、チェレンしなくても勝てますが、ノコッチをボスで倒されてルギアがワンパンされるとテンポが逆転する可能性があるためです。

3.シンオウ神殿と崩れたスタジアムで相手の動きを止めます。
最大3回動きを止められるチャンスがあります。
シンオウ神殿があるとレジギガスしか殴れず、シンオウ神殿下での起動には2ターンを要するため、ノコッチがなかったり、倒されてしまっても余裕で勝てます。
崩れたスタジアムは剥がさないと起動に最速でも3ターンかかるため、非常に強力なスタジアムです。

4.アーケオスにはパワフル2枚つけてください。レジギガスも倒せるアタッカーになります。
逆にルギアは耐えてチェレンでエネルギーと一緒に回収するため、ダブルターボ2枚で大丈夫です。
ただミラーを意識しているレジギガスにはタフネスマントが入っている可能性があるため、1体はダブルターボ1枚に留める必要があります。

5.おまもりをアーケオスにつけると、ノコッチとセットなら攻撃を1回耐えます。アーケオスでサイド2枚とれたら負け方がわからないくらい圧倒的なアドバンテージです。

6.ガラルバリコオルがいるとレジアイスの追加効果を無効化できます。無効化しなくても全然勝てるんだけど、余裕があるならベンチに置いてみてください。
特に初手でエネルギーがたくさんきて、博士の研究でトラッシュした場合は逃げエネルギーを使う余裕がなくなるケースも考えられます。
最後にエネなしのルギアを縛られてLO負けなんてことにならないよう、バリコオルはいると安心です。

あんまり難しく考えず、マナフィ(サイド落ちしてなければノコッチ)置いてルギアで殴ってチェレンしてれば勝てます。
ノコッチサイド落ちでベルトレジエレキで3回ルギアワンパン!なんてことだけは避けたいので、アーケオスとレジギガスで頑張ってサイドから回収しましょう。
こっちには切り札のシンオウ神殿と崩れたスタジアムがあります。
落ち着いてできることをやりましょう。


【エレキガノン】▶有利

①スタートポケモン
先行▶ルギア
後攻▶ルギア
ただしどちらも初手が悪い場合はマナフィなどを前に置くことも視野に入れてください。

②意識すること

1.ノコッチは必須です。サイド落ちしていなければ先行後攻に関わらず出来れば1ターン目で出してください。ボスで呼ばれてもアッセンブルスターで戻せます。

2.ルギアにはVガードエネルギーをつけてください。

3.260打点をだせるルギアがつくれるようにエネルギー管理してください。タフネスマント付きクワガノンを一撃で倒したいからです。

4.雪道でレジエレキの特性を封じてクワガノンの打点を減らせます。クロバットでデッキを回すため、それも予防できます。

5.初手シンオウ神殿は強いです。後1パラライズボルトを打つためにスピード雷エネルギーをつけてドローしたいはずです。

6.レジエレキVMAXが場にでてきますがレジギガスは必要ないです。ボスがないので2-3-1のプランは捨てます。

7.グッズは使えるときに使い切りましょう。次のターンしんかのおこうでルギアVSTAR持ってきて〜とか甘えてるとグッズロックでテンポロスする可能性が高いです。
先1で使い切っても、相手はマリィよりメロンでパラライズボルトを優先してくることが多いためです。(マリィ引けてないだけかも)アーケオス1匹しか落とせなくても勝てる相手なので、テンポロスするほうが致命的であることを覚えておきましょう。

8.ボスでノコッチがやられる可能性がありますが、落ち着きましょう。相手は2-1-2-2でサイドを取ることになるので不利ではないです。余裕があればノコッチにVガードエネルギーをつけて、パラライズボルトで倒すための要求を上げることも可能です。

基本的なことができていれば初手がよっぽど悪くなければ勝てます。ノコッチ2回ボス狩りされてるころにはサイド差がかなり開いてるはずです。ノコッチ2回とられたあと、空の封印石を使われても6枚は取り切られないため、毎ターンルギアで殴れれば勝てます!


【ゾロアークバレット】▶有利

①スタートポケモン
先行▶ルギア
後攻▶ルギアorレジギガス

②意識すること 

1.ノコッチ置いてルギアで殴るが基本

2.ルギアは基本ダブルターボ2枚で起動し、他にエネルギーはつけない(場の特殊エネルギーの数×70ダメージを警戒)

3.ルギアが1発耐えたらチェレンでアドバンテージを稼ぐ

4.ノコッチ、アーケオス1-2匹、ルギアVSTAR、ベンチのルギアはVSTARにしてはいけない。(場の特性持ちポケモン×50を警戒、後ろもVSTARにするとベルト込み280になる。ただしおまもりがつけられているなら後ろ進化しても良い)

5.上記が守れていればヤドランのたそがれのひらめきが控えたとしてもサイドレースで負けはないけど、どこかでテンポロスするようなことがあれば最後のたそがれのひらめきされるタイミングでシンオウ神殿マリィ。
たそがれのひらめきはエネ2個必要なので、ツインやダブルターボで1ターン起動できなくなる。

これだけ意識してたら勝てます。
自主大会ではノコッチをだせずに先2でルギアVがライチュウに取られましたが、シンオウ神殿でひらめきを止めて勝てました…!
ミスしなければ勝てます。落ち着いてプレイしましょう。

対面解説はこの辺にします。
正直シティ終えたばかりで書く力が残ってないや!でもドガスバットダイナ、さけびコントロール、ギラティナ等の完全度外視できない対面もいるので、もし気になる方はTwitterで「ゆうぽろ」って調べてもらえればでてくるのでご連絡ください。


【シティリーグの振り返り】
前回に続いて3-2という結果でした。
ポケモンカードを始めてもうすぐ半年になります。ジムバは毎回入賞優勝しているのですが、シティだとどうしても緊張感なのか致命的なミスを起こしてしまって、恥ずかしい限りです。
そして前回同様、負けたうちの1戦は致命的なプレミで落としています。

結構適切にスタジアムをだしたり、バリコオル立てたりできていたので、負けた試合は圧倒的事故か、相手が毎回要求を乗り越えてくる素晴らしい構築/引きか、自身のプレミに分けられるのですが、このプレミさえなくすことができれば1歩先に進めると考えています。

読み間違いなどではなく、ほんとにしょうもないプレミ(アーケオス1体しかいないの忘れてアーケオスで殴ってしまい、返しでとられてアーケオスいないのにいると思ってて後続にプライマルターボしようとするとか😇)は、対戦相手にも恥ずかしいし、自分でも普段なら起こさないミスなので、時間切れで両者敗北になってしまうシティリーグという緊張状態とうまく付き合う方法を考えていきます…!

とくに今日のシティは初戦が綺麗な女性だったので無駄に緊張していたかもしれません。(5秒前に最後の賭けに失敗し、投了間に合いました🤣)

でも今回のシティの対戦相手は皆さんとても良い人でした。勝ち盤面でも投了してくれない人が今まで多かったのですが、今回はお互い投了を潔く認める紳士淑女プレイヤーとしか対戦しませんでした。

シティ2日前に、このデッキで初めて自主大会に参加してそこそこの成績をだしたところ、噂が広まっていて対戦相手が僕のデッキの話を聞いて知ってたり、知らない人に「あの変なルギアですよね?!」とか言われたり、これまでこのデッキと戦ってくれた皆様から「すごいデッキ!」「アメイジングルギア!」と言われているので、デッキはユニークで強いはずです。
ポケカ始めて歴が浅い僕でさえある程度勝てるんですからね!!!笑

大会で負けると悔しいけど、

ポケモンカード楽しいです!!!!!

最後のほうかなり適当で、ぶっちゃけ見返してないので誤字とか意識することが抜けてると思うんですけど多めにみてやってください!!
初noteでしたが、いつも環境に勝てる変なデッキつくって周りに面白い!って言って貰えてるので、今回評判が良かったらまたnoteで変なデッキ投稿するかもしれません。

良かったらいいねや投げ銭ください。
負け酒代にさせていただきます。(笑)

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