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はがきを冷蔵庫に保管

 海外の友人との関係が続いているコツの一つに手紙があると思っている。facebookではもちろん繋がっているが、日本人でも一生連絡しないだろうな、と思う人がいるくらいなのだから、海外だとなおさら疎遠になりがちだ。だからというわけではないが、手紙を出すのが好きな私は毎年年賀状を、暇なら暑中見舞いも送っている。

 でも今年の暑中見舞いはトルコとブラジルには届かず返ってきた。コロナのせいで届けられないらしい。今回はおそらくトルコ・ブラジルへ飛行機が飛んでいないから。という理由だろうと想像がつくが、トルコは元々郵便制度が脆弱だ。

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 トルコの友人には10年以上前に知り合って以来、年賀状や暑中見舞いを送ってきたが、当初3回連続で届かなかった。1回目は紛失か…。とがっかりし、2回目は念のため、やたらと長い住所を再度確かめて出したが届かず行方不明。落胆していると、友人が郵便局にもう一度行ってみる!と言ってくれたが、そもそもハガキが各戸に配達されないの!?と驚く。今まで見たことないくらい長い住所なのに、家が特定されないのか何なのか。どうやら集合ポストのようなところに届き、自分で受け取りに行かなければならないシステムらしい。見に行ってもらったが、やはり届いていなかった。そういえば、トルコを訪れた時に街に発送用の郵便ポストも無かった。一々郵便窓口に行かなければならないらしく、まだ発展途上国なんだな、と感じさせられた。

 3回目は、もしかして日本の切手が珍しくて盗難に遭ったのかも、とわざわざ郵便局へ行き別納証紙を貼ってもらって出すも届かず。それなら、絵葉書が魅力的で盗られるのかも!と4回目は無地の封筒に絵葉書を入れ、切手も別納証紙にしてみると、初めて無事に届いた。

 何て国なの!と思いつつ、これで送付方法が確立されたと喜んだ5回目はまたもや届かず。もう諦めて普通に送った6回目以降はなんだかんだ届いている。トルコの郵便制度も少しずつ改善していっているようだ。
 逆にトルコから日本への手紙も届いたり届かなかったり。そもそも彼女がカードを書いたものの送り忘れていたり。その言い訳が「冷蔵庫に入れっぱなしにしていた。」なのだ。何故わざわざ冷蔵庫にしまうの?と疑問符が大量に浮かんだが、敢えてつっこまずにおいた。

 トルコはハガキより手紙形式の方がメジャーなようで、届くときは大抵カードが封筒に収まっている。が、ある時封が開いて届いた。糊がはがれたのではなく、そもそも糊付けしていないのだ。これでよく中身が落ちずに届いたものだ、と呆れた。

 トルコ以外でも呆れることはある。ドイツにハガキを送ったときのこと。お世話になった家庭に年賀状を送ったが、そのお礼の連絡が春先にあった。なんでも、郵便屋さんがハガキを道端に落としていたそうで、春先に雪が溶けて見つかったんだとか。そんな長期間雪に埋もれていたハガキ、読めたのだろうか?でも差出人の名前が読めたくらいの字の滲み具合だったなら、そこそこ読めたのだろう。

 日本のハガキもペンも、郵便制度も優秀!

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