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VTuber限定で声優募集します!について。(2021年10月)

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はじめまして!
このnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
アニメーション作家/脚本家の沼田友(ぬまたゆう)と申します。

この度は「VTuberドラマ企画(仮)」の声優募集についてご興味を持っていただき、誠にありがとうございます。

できるだけ丁寧に今回の募集についてご説明できればと思い、丁寧丁寧丁寧に……と思ったらだいぶ長くなってしまったので、必要な部分だけでもお読みいただければと思います。

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今回は、「VTuberをモチーフにした作品」に声優としてご出演いただけるVTuberさんを募集します。1話につき3分〜15分ほどの短編です。原作のない、未発表のオリジナル作品です。

台本はありますが、アドリブの箇所もございます。声の性別等不問ですが、ジェンダーを女性に設定した配役が多めです。

ご応募はこちらのフォームから可能です。サンプル音声・動画などは、必ずフォーム内に記載しているいずれかの方法でアップロードし、URLをフォームに記入してください。(確認が大変なので、このどれかに合わせてね、ということです)

応募締め切りは2021年11月15日いっぱいです。応募が少なかった場合などで、期間を延長する可能性があります。

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今回、大変恐縮ですが以下の応募要件を設定させていただいております。

2021年9月30日時点で既にVTuberとして活動している方(「準備中」NG)。また、現時点で特に引退の予定がない方。
今回は現役のVTuberさん限定で募集します。用意している内容が、VTuberの文脈と密接に関わるため、このカルチャーへの理解が深い方、なおかつ現役で実践なさっている方に演じていただきたいと思っているからです。
同時に、いま頑張っていらっしゃる数多のVTuberさんを、この企画を通じて応援したいという意味も込めています。

募集期間終了時点で中の人が満20歳以上である方(必須)
大変申し訳ないのですが、未成年の方と(たとえ少額でも)お金のやり取りをするための法律的なノウハウが当方になく……。いつか条件が整いましたら、必ず10代の方にもご参加いただけるように頑張ります。

演技、声劇に興味がある方。少し変わった企画にご興味のある方。
今回は、一般的なアニメーション作品・映像作品とは少しだけ異なる企画になります(それゆえに配役のご説明がまだできない……)。
ちょっと変わった挑戦でも、自分から能動的に楽しめますよ!という方にご参加いただけましたら、本当に、本当に助かります。そして、嬉しいです。

企業、あるいはマネジメントに所属していない方。または所属している場合でも、報酬が発生するお仕事についてご自身で直接管理、受注、連絡などが可能な方。
僕一人で全ての方と直接やり取りさせていただきます。そのため、マネジメントが間に挟まって情報の齟齬などが発生すると、ちょっと管理しきれない可能性があり、今回はこのような条件で募集させていただきます。
もしも「ウチなら大丈夫っす、手は煩わせないっす!」という企業さん・マネジメントの方がいらっしゃいましたら、連絡事項欄にその旨を書いていただけましたら参考にいたします。
「お金のやり取りを管理・受注」は、そんなに難しい意味ではなく、銀行口座間のやり取りが可能な方という感じです。

ある程度の音質で声を収録できる環境にある方。
今回の収録は全てリモートとなります。声優さんご自身で音声を収録し、ファイルでやり取りする形になります。そのため、「ある程度」の音質で収録できる環境がどうしても必要になります。
この「ある程度」が難しいかと思うのですが……決して高価なマイクやオーディオインターフェースである必要はありません! ただし、例えばヘッドセットについている程度のマイクですと、他の音声との整合性が取れないため、さすがに困ってしまいます。
ですので今回は、「これくらいの音質で録れますよ」というサンプルになる動画・音声、あるいは配信のアーカイブの添付を応募時に任意でお願いしております。もし添付がない場合は、直近の配信や動画を参考にします。
もしご自宅の環境に自信がなく、スタジオを借りますという場合でも、こちらからスタジオ代や交通費などはお出しできませんので何卒ご了承ください。

演技指示、ある程度のリテイクに対応することができる方。
「演じてみた」などとは異なり、ディレクター(ぼく)がいる収録でございますので、演技指示やリテイクをお願いする場合があります。なるべく最初の段階で丁寧にご説明し、リテイクも最小限となるよう心がけます。
ちなみに、どの馬の骨とも知らぬヤツと1対1通話はコワイナ〜という場合もあるかと思いますので、演技指示の方法はその都度、ご希望に合わせてご相談させていただければと思います(テキストでの指示、音声データでの指示など)。

最後まで責任を持ってやりとりすることが可能な方。
途中でいなくならないでね……!(マジで)

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以下、現時点の予定ではございますが、企画の細かなところにお答えします。

複数の演者さんと、音声通話を用いてセリフの掛け合いを収録します。
僕の過去作品『ぶらりん』では、実際にSkypeを用いて演者さん同士で通話を繋いだまま会話シーンの収録を行いました。「気まずい間」「探り探りの会話」も編集なしのリアルタイムで収録し、終盤ではお互いの演者さんによるアドリブ合戦になるなど、素晴らしいテイクが収録できた興奮を昨日のことのように思い出します。それ以降、自分の作品では、できるだけ演者さんが実際に掛け合いをしながら収録するやり方を大切にしてきました。
今回も掛け合いのシーンは、音声通話で収録することを予定しています(通話そのものを録音するのではなく、音声はまた別にみなさんの手元で収録していただく形になります)。おそらくDiscordを使用すると思います。ただ、自分もDiscordは初心者なので……Discordでのやり取りが可能かどうかは応募の必須条件にはしていません。メールしかできなければメールで構いませんので!!

薄謝ですが謝礼をお支払いします。
本当に心苦しい限りの薄謝ではございますが、謝礼をお支払いします(これで音声を買い取る形になります)。採用の場合、銀行口座でのお金のやりとりが最後に発生しますので、ご準備をよろしくお願いします。謝礼の金額を事前に確認なさりたい方はお問い合わせください。

今回は「パイロット版」の制作になります。
現時点で予算ゼロ、完全に僕ひとりの持ち出し企画です。そのため、もしかすると収録した音声が表に出ない可能性がございます(当たり前ですが謝礼をお支払いした後の話です)。その際は本当にごめんなさい……。できる限り出せるよう、全力を尽くします。

一部のシナリオに、セクシュアルなテーマのある作品を含みます。
例えば(実際の内容をちょっとぼかしますが)、レズビアンが過去の恋愛を語る、というようなシナリオなどで、少しセクシュアルな内容に踏み込む描写があります。もちろん、いたずらに性的なものを煽る内容ではありませんが、事前にお話いただいたり、あるいは台本をお読みいただいた段階でも、配役の回避が可能です。どうぞご相談ください。
気になる方は、あらかじめ応募の備考欄に「セクシュアルなテーマは回避したいです」などと書いておいてください。その場合でも、他シナリオの選考において不利になることはありません。

応募資料の、ここを見ます。(応募のコツ!)
応募時に貼ってくださった「音声サンプル」では、演技力はもちろん、演者さんそれぞれの得意技の方向や、配役における声質を確認します。今回は既に完成した台本に配役を当てはめていく(けど配役を現時点では説明していない)ため、もし複数のキャラを演じ分けたサンプルがあれば選考において非常に有利になるかと思います。
あえて言うならば、「自然体」に演じたサンプルが一つあると大変うれしいです。このあたりは、僕の過去作品もご確認くだされば、「自然体」のニュアンスが掴めると思います。

次に「音質」です。前述の通り、めっちゃ高音質である必要はありませんが、ヘッドセットマイクのガビガビ音声だとさすがに採用できないので、この最小限の点を確認させていただきます。特に音質用のサンプルがなければ、直近の配信や動画を拝見させていただき、参考にします。

そして「活動のキャリア」です。VTuberとしての活動の長さ、配信の回数や動画の本数などは選考に影響する場合があります(キャリアが長いと”少しだけ”有利です)。ただし、現時点でのチャンネル登録者数や再生数、SNSのフォロワー数などは関係ありません。

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沼田友は、アニメーション作家です。「物語をだいじにした」ショートアニメーションを、特に2009年から2014年ごろにかけて、のべ20本以上発表してきました。

多摩美術大学の卒業制作として発表した30分間のアニメーション『雨ふらば 風ふかば』は、多数の映画祭・コンペティションにて入選し、コンペ内外で上映されました。

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2013年には、11本の短編アニメーションを「音楽アルバム」を模した作品集にまとめた『伝える』を発表。発売記念として原宿・広島でイベントを開催し、ミニシアターでロードショーもされました。

2016年には、TOKYO MXなどで放送された「ウルトラスーパーアニメタイム」枠にて商業デビュー作『旅街レイトショー』を発表。原作・監督・脚本などを手掛けました。

このあたりから、脚本家としての活動も始めました。

同年、初めて書いた長編脚本『HEART NOW ON AIR』が、第41回創作テレビドラマ大賞にて応募総数991本の中から佳作を受賞しました。

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2018年からは、NHK Eテレで放送中のアニメ『あはれ!名作くん』に共同脚本として参加しています。とりあえず一番最近参加した回はこちらです。

2020年には、毎日小学生新聞・毎日新聞大阪版にて小説『ココ・チャンネル ~がめんの向こうの彼女~』を連載。VTuberをモチーフにした作品でした。

今回募集するのは、おそらく2022年初頭の発表になるであろう、ぼくの新作になります。


自分自身、声優さんを公募するのはほぼ9年ぶりで大変緊張しております……ぜひ、この小さな企画にお力をお貸しいただけましたら幸いです。みなさまからのご応募、そして新しい出会いをとても楽しみに、お待ちしております!

そして、こんなナゲー文章を最後までお読みいただき、本当に本当に感謝です!!

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