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ワーママの苦悩と看護師の新しい働き方への挑戦

♦︎Beauty Japan近江大会2024ファイナリスト
♦︎看護師ママが伝える「生」教育
はらいゆかです!

先週娘たちと3人揃って仲良く発熱し
久しぶりにダウンしていました。

寒くて寒くて震えが止まらなくて
41.5℃の体温計を見た時は流石に眩暈が...(笑)
改めて健康でいることの大切さを感じました。

娘たちもようやく回復して
今週から登園再開しましたが、
今回の風邪で一週間休んじゃいました。

【しんどい時に休む】ことは
誰にとっても当たり前のことなのですが
以前はそうすることが出来なかったので
休ませてあげられたことが本当に嬉しくて...!

なので、今日は「働くママ」をテーマに
記事を書いてみたいと思います。


◼︎ワーママの苦悩

上の子が3歳、下の子が1歳の時に
パート看護師として復職しました。

第3希望で通った保育園は
姉妹揃って入れたから有り難かったですが
送って出勤するのに朝から1時間かかる距離...
これはかなり時間のロスでした。

田舎でもこの状況です。
全国で待機児童が問題になるのも納得でした。

一分一秒も無駄に出来ない慌ただしい朝。

なかなか起きてくれない、
思うように準備してくれない子どもにイライラ...

言いたくないのに毎日口をついたら
「早くして!」「仕事に遅れちゃう!」

子どもを急かすこと
きつい口調になってしまうこと
全てに余裕がない自分が本当に嫌でした。

9:00〜16:00まで走り回って仕事をして
時にはパートなのにサービス残業までして
へとへとになって迎えに行く毎日。

パート看護師の頃。
白衣を着ると自動で仕事モードオン!

ようやく帰ってホッ...と思ったら
お腹すいたコールの嵐!

こんな生活もう嫌...!!!
何度も何度もそう思ったけれど
生活のために歯を食いしばって働きました。

保育園に通い始めたころは
何度も保育園から電話がかかってきて
仕事にならないほど休んでばかりでした。

子どもが体調を崩すたびに
「申し訳ありません、子どもがー..」と
師長さんに連絡しなくてはいけません。

それが本当にストレスでした。
もちろん私がいなくても仕事は回ります。

しかし、忙しいと分かっていて休む
同僚への申し訳なさに心が痛みました。

電話口で師長さんの声のトーンが下がっていき
「いつ頃出て来られそう?」と聞かれる度
グサグサとダメージが来ました。

"もうこれ以上絶対に休めない...!"
そんな焦りから
まだ熱がある子どもに坐薬を入れて
登園させたこともありました。

せめて午前中だけでも呼び出されないようにと
罪悪感の中、逆算して坐薬を使ったことも...

なんて酷い母親なんだろう。
しんどい時に無理して登園させるなんて...
一番大切な人を大切に出来ないなんて...
自己嫌悪でいっぱいでした。

実家も滋賀⇄香川と遠く、
知り合いも友人もいない状況の中での育児、
すぐに頼れる人がいませんでした。

我が子を無理やり登園させて
自分は他人の看病をしに行くという
おかしすぎる構図です。

でも、当時の私にはそうすることしか
できなかったのです。

子どもが体調を崩すのは仕方のないこと。

でも、送迎も仕事を休むのもいつも私ばかり。
何でこんなに不平等なの?
圧倒的に母親の負担が大きすぎる...

夫に不満をぶつけたこともありましたが
結局どうにもなりませんでした。

夫婦で協力して子どもを育てるという
当たり前のことが出来なかったことが
とても情けなく悔やまれます。

うまく仕事を調整して
送迎や休みを助け合って育児している人が
とても羨ましく見えました。

もっといい働き方はないのか?
なんとかならないのか?

育児をしながら働く事が
こんなに大変だなんて知らなかった...

\仕事は好きだし、働く意欲はある! /

でも、ひたすら仕事に打ち込めた
独身時代と今とではまるで違います。

仕事と育児のバランスが取れない。
無理して働かないと生活できないことが辛い。
その葛藤が悔しくて苦しくて...

同じように苦悩している「働くママ」は
きっと沢山いるんじゃないかと思います。

どうにかならないのかな...
育児も、仕事も、どっちもやりたいよ!
なのに、どうしてこんなに働きにくいのかな?

お金の問題
夫婦間の意識の差
保育園に入れない
労働環境
色んな社会問題が絡み合ってるなぁと
感じながら過ごしていました。


◼︎新しい働き方

コロナ禍でオンラインが加速したこともあり
周囲で起業するママが増えてきました。

私も、復職前に趣味で始めたハーバリウムや
ロースイーツを仕事にすることが出来ないかと
子どもが寝てから色々と勉強を始めました。

SNSを使って発信をしてみたり
パートが休みの日を使って
オンラインレッスンや販売も始めてみました。

自分の好きなこと、得意なことで
お客様に喜んでもらってお金をいただく経験を
初めてさせてもらいました。

これまで貰ってきたお給料とはまた違う感覚で
すごく心が通っているお金に感じました。

こんな働き方が出来たらいいのにな〜
これを仕事に出来たら最高だな〜
と、新たな働き方に出会い希望を抱きます。

でも、子どもも小さいし
これからお金も必要になるのに
そんなことできるのかな!?

看護師しかしてきてない私が
いきなりビジネスなんて無理だよね...

でも、やってみたい!やれるかな?

近い将来必ず...!
そう決めてコツコツと準備を続けます。


◼︎引っ越しという転機

夫の仕事の都合で
滋賀県に帰って来れることになりました。

それを機にパートを退職して
ついにフリーランスという新しい働き方に
チャレンジすることを決意します。

「私の働き方改革だ...!」と
意気揚々と活動を始めました。

やってみての感想は、とにかく楽しい!

初めてのことだらけで戸惑いもあるけれど
企画・集客・事務仕事など全て自分でやる
という経験を通して沢山の学びを得ています。

看護師だけをしていた世界線から
もっと広い視点で物事を捉えられるように
なってきているなと感じています。

子どもの行事や体調不良にも柔軟に対応でき
とても幸せな働き方だと感じています。

しかし一方で、収益が上がらず
やはりビジネスとしては厳しい状況です。

全力で1年間駆け抜けてみたけれど
今後どのように仕事をしていくか...
大きな課題です。

お金のためだけに働くのも心がすり減るが、
収益が上がらないことには仕事とは言えない。

【自分×ビシネス×社会】
というサークルが成り立つような働き方、
このビジネスモデルを探して
日々試行錯誤で向き合っています。

これから活動を発展させていけるのか
どんなビジネスプランが見つかるのか
看護師として働きながら講師活動を続けるのか
私の働き方改革への挑戦は続きます。

社会に貢献したい!仕事をしたい!
この思いを叶えつつ育児との両立が出来るような
私らしい仕事、働き方を見つけていきたいです。

Beauty Japanへの挑戦が転機となりました!
と、言えるような私になっていたいです。


◼︎看護師の可能性

もう一つ、「看護師」という仕事について
思うことを書き記したいと思います。

私は看護師という仕事が好きです。

看護師を仕事に選ぶ人たちの多くは
とても優しく、責任感があり、努力家で
「人の為に」と動けてしまう人たちです。

それは本当に素敵なことだと思います。
頭が下がります。

しかし、せっかく看護師という
素敵な仕事を見つけたのに
自分を犠牲にして働いている人が
あまりにも多いように感じています。

私のように育児との両立に悩んで辞める人
頑張りすぎて燃え尽きてしまう人
人間関係に疲弊して心病んでしまう人

様々な理由から看護師資格を持ちながら
潜在看護師になっている人が大勢います。

これって大きな社会の損失だと思うのです。

看護師として活躍できる場は
病院だけじゃないと思います。

"人をみる"看護師としての使命は
現場で培ってきたスキルは
どこでだって活かせると思うのです。

まだまだ私もそこを模索中なのですが...(笑)

看護師ママである私が
Beauty Japanに出場することで
人をケアする側の看護師だからこそ
「まずは自分を大切にする」
ことが
何よりも大切なのだというメッセージを
伝えていきたいと思います!

自分を大切にする
目の前の一番大切な人たちを大切にする
そうすることで患者さんにとっても
持続可能ないい看護を
提供し続けられることに繋がると考えます。

自分の身体を知ること、労わること
働き方だって一つではないことに気付く
キッカケになれたら嬉しいです。

看護師の知識とスキルを武器に
目の前の大切な人を大切にできる働き方を
一緒に模索していきませんか?

この経験や想いを誰かのお役に立てるものに
変換していきたいと思う次第です。

看護師ママの新しい働き方を
私自身が体現していけるよう
これからも試行錯誤し努力を続けていきます!


♦︎ワーママとしての苦悩
♦︎働き方を模索する看護師ママ
という視点で記事を書いてみました。

最後までお読みくださり
ありがとうございました。

2024.2.21  はらいゆか




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