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2023年の振り返り、そして2024年の目標は!

参加しているオンラインサロン「京都くらしの編集室」では、クリスマスを前に、メンバーが毎日日替わりで何か記事をアップしていくという、文章のアドベントカレンダー企画をやっています。
今日、12月8日は、私の担当。テーマは「2023年を振り返って」ということで、書いてみます。

2023年は、私にとって「書く」世界がグググッと広がった1年でした。

私は、フリーランスのSEOライターとして仕事をしています。SEOライターの仕事にもいろいろやり方がありますが、私は、会社勤め時代の経験を活かし「ウェディング」と「住宅」に特化した記事がメインです。
しかし、この2つのジャンル、コロナ禍をきっかけに大きく需要が変わり、この先が見通しにくくなっています。

こんな時、相談できる人がいたらいいなぁ。他のライターさんは、どんなふうにお仕事をやりくりしてるんだろう。横のつながりがあったら、この不安も少しは軽くなりそうなのに。

そう思っていたころ、江角悠子さんが主宰する「京都ライター塾」を知りました。土曜開催のライター塾はスケジュールが合わず、次に募集のあった「アドバンスコース」を受講したのが、今年の5月です。

ちょうど、取材やインタビューのスキルを身につけたいと考えていたこともあって、本当にタイミングよく出会えた講座でした。
講師の江角さんは、商業ライターとして、雑誌やWeb、書籍の仕事もしてらっしゃいます。これまでのご経験を聞いて、ライターってこんなにいろんな働き方があるのか!と、衝撃を受けました。SEOライティング以外にもたくさんの書く仕事があると分かって、受講前の行き詰まり感がちょっと軽くなりました。

受講をきっかけに、勢いで自分のブログを立ち上げたり、水彩イラスト(もうひとつの仕事の柱にすべく取り組んでいる)を投稿しているインスタグラムに、ちゃんとした文章を載せたりするようにも。読んだ人から感想をいただくこともあって、嬉しかったなぁ。仕事でクライアントからもらうコメントとは、また違う喜びです。

それで、オンライン講座で対話が増えたせいか、もっとリアルなつながりを持ちたいと思うようになったのが、9月ごろ。ものづくりのワークショップに参加してクリエイターさんとお知り合いになったり、大好きなカフェを絵にして店主さんに渡しに行ったりと、だんだん輪が広がっていきました。
そうだ、江角さんの主宰するオンラインサロン「京都くらしの編集室」に入ったのも、9月でした。

その時、渡した水彩イラスト。広島の安芸津にあるカフェ

人に会う機会が増えると、名刺がほしくなりました。いただくことも多いから、私も名刺を持っていれば自己紹介しやすい。でも、ひとりではコンセプトをまとめきれず、かといってデザインは自分でやりたいので、途方に暮れてしまったんです。
そこで、名刺やプロフィール文を提案している「アムアム編集室」のsayoさんに、サポートをお願いすることに。10月の終わりごろのことです。

これがまた、最高にぴったりのサービスで。私の話を3時間近くも(!)聞き、後日、コンセプトを整理するための「オリジナルワーク」が送られてきました。ワークでは「どんな時に名刺を渡したいですか」「どんな印象を持たれたいですか」みたいな感じで、細かく分けた問いが投げかけられます。「どんな名刺が欲しいですか」と聞かれると言葉に詰まるけど、小さな質問なら答えられる。ワークにじっくり取り組んだ結果、自分の気持ちや価値観、課題感が言語化され、私らしい名刺のコンセプトが固まりました。

そうやって完成した、名刺の試作第1号がこちら

面談とワークを通じた名刺づくりのプロセスは、インタビューを受ける側の立場を体験したようなものだと思うんです。いい質問をしてもらったおかげで、頭の中にあるモヤモヤした想いが明確になったような。sayoさんは、商業ライターの経験もお持ちと聞いて、これも一つの「書く」仕事だ!と、またも衝撃を受けたのでした。

そんなふうに(強引にまとめる)、「書く」世界が広がった体験を受けて、2024年の目標に掲げるのは、「自分の気持ちを言葉にできるようになりたい!」ということです。

アドバンスコースの6回の講義を通じて、課題だと感じたのは「自分の気持ちを言葉にする」の難しさです。エッセイの回なんて、「で、それってどういう気持ち?」って何度も聞かれて(特別講師の先生に)、感情が言葉にならないことに愕然としました。
私にはエッセイなんて無理、商業ライターだし!と開き直ったものの、その講義以来、ちゃんと気持ちを言語化できるようになりたい、と憧れのようなものが消えません。

商業記事では、ライターの意見や気持ちは不要とされることが多いので、だんだん自分の気持ちを言葉にしにくくなるのは、商業ライターあるあるみたいです。特にSEOライターは、その傾向が顕著だと思う。(私調べ)でも、生成AIの精度がどんどん上がっているので、要約する、順を追って解説する、みたいな記事は、chatGPTの方が多分うまいし早い。人間には、正誤をチェックしたり、プロンプトを書いたりする技術のほうが求められるようになるのかもしれません。

それなら、もうちょっと感情や気持ちに寄り添うものを、書けるようになりたいな、と考えるようになりました。どう感じているか自分ではよくわからないと思っていたけれど、名刺のワークのように、小さく聞いていけばちゃんと言葉になる。そんな対話や体験を増やして、気持ちを言葉にしていきたいです。

今回のアドベントカレンダー企画は、その第一歩にぴったりな気がしています。
ということで、みなさん、楽しいクリスマスをお迎えください!(無理矢理な終わり方でごめんなさい笑)

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