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雑記023:断捨離と呼ぶには程遠く

「うおおおおおお!!!!死ぬ時は息子or娘とその子供たちに囲まれながら死ぬんだ!!!!!!!!!」みたいな思考に切り替わってもう2年近く経った。
1年で不安定だったメンタルを整えて、もう1年で体調面や生活習慣の考慮を行ったことで多少なりとも意識は変わり、クソ雑魚人間からリスタートする準備は整った。
さあ今年が勝負だ!と思った矢先、ある事に気が付いた。

ファッションの知識どころか着こなせるレパートリーがまるでない。

これは忌々しき問題だ。
出会いを求めるにも楽しい人生を送るにも衣服は必要不可欠なものである。犬の散歩や近くのコンビニに足を運ぶなら上下スウェットでも最悪どうにかなるが、例えば本やちょっとしたオタクグッズを買うには車なり電車なりで外に出る必要がある。
そんな時にヨレヨレの布切れ擬きを着ていく勇気はとてもじゃないけど持ち合わせていない。誰かに会う時に来ていく服くらいはあるが、あまりにもレパートリーが少なすぎる。
上着も、ズボンも、何なら靴も。何もかもが足りていない。どんな場面でも通用する組み合わせがあるのなら兎も角、ただでさえ使う本人が貧弱なのに使えるデッキも弱いんじゃどうしようもない。
風呂に入るとか、髪や髭は整えるとか、そのくらいは流石にできているがそんなもんは人として最低限の話でしかない。状況や天気・気温に合わせたレパートリー作りの必要性は他でもないゲームのオタクが一番分かっているはずで、どんな状況でも同じパーティで同じ戦法を擦ってたらいつかは通用しなくなるのはゲームでも現実でも一緒なのだ。

これには理由があって……いやないようなものなのだが、そもそも自暴自棄になっている時は早く死ねたらいいの精神だったので衣服なんてどうでもよかったし、刹那的衝動の為に年単位で使える服なんて目を向けようとすら思わなかった。
本当に最低限の買い足しはしていたが、その程度だ。

その癖古くなった服なんぞは見向きもしなかったので、大して衣服のセンスやレパートリーがある訳ではないのに引き出しはパンパンになっているという珍妙な現象が起きていた。引き出しだけではなくハンガーラックも色んな用途であるはずの布たちでひしめきあっている。

こういうところも改善の必要があった。
なので、思い切って大整理をしてみた。

その結果、45リットルポリ袋に入りきらないくらいの洋服だった物たちができあがった。

無気力人間の極み。

何が酷いって布が破れてしまったものやヨレヨレになっているものはまだ可愛い方で、どうみても皮脂の黄ばみがついていたりこれ10年以上前に買ったやつですよね?みたいなサイズのものまであったこどだ。高校生の時に作った所謂クラスTシャツらしきものまである。
それととてつもなく埃っぽい。整理時に埃が舞って鼻がぐずぐずになる程度には放置されているってどういうことだよ。

この体たらくで冒頭のようなファッション知識やレパートリーがまるでないとかほざいていたことすら愚かしい。でも、長く生きようと思わなかったら死ぬ間際までこの有様だったと思うとそれはそれで恐怖映像だ。
まだ全然着られる服(というより最近買ったのに見向きもしてなかった可哀想な服)を除いてバッサリ整理したら引き出しにもハンガーラックにも余裕が生まれた。
それでも隙間自体は多くは無いのだが、逆に言うならそれだけギチギチに使わない衣服たちをつめていたことになる。家で朝ラッシュ特有のバカ込みしてる山手線や中央線を再現するな。

趣味に興じるのも良いし今後を見据えるのも良い事だが、それにしたって今までの生き方が酷く、これまであまりにも生活水準を削りすぎていたと反省する土曜日となった。

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