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【オンラインファシリテーション講座】 raise your flagを受講して

 私は、raise your flagという、ファシリテーション講座を9月からの三ヶ月間受講した。卒業して、講義を受けた中で印象的だったことや私自身の考えが揺れ動いていったことを振り返っていきます。

オンラインとオフライン、どっちの方がいいのかという論争

 コロナ禍で急速にオンライン化が進んだ。リモートワーク、リモート授業など。。。その中でよく「オンラインの方がいいか?オフラインの方がいいか?」という問いをよく聞くようになった。

 私は、地域を旅しながら学ぶという、さとのば大学に通っている。講義はオンラインで、留学している地域で、メンターの方にお世話になりながらプロジェクトを進めていくという形だ。だから、大学は元からオンラインがベースだ。

 そして、大学以外にもリモートでインターンをしたり、オンラインイベントに参加したりと、パソコンがないと生活できない状態になっている(笑)

 このような生活の中で、この問いはよく考える。

 「オンラインの方がいいか?オフラインの方がいいか?」

 でも、私はさとのば大学はオンラインでいいなと思うけど、リモートインターンはオフラインがいいなと思ったし、イベントはそのイベントごとによって、オンラインがいいかオフラインがいいかって変わるなと感じていた。でも、ずっとなんで違いがあるのかわからなかった。

 その中で、raise your flagで第3回目の講義まで、オンラインファシリテーションについて沢山インプットをして、気づいた。

あ!ファシリテーションの違いだ!

 さとのば大学では、講義で習った居心地のいい場を作る方法が全て実施されていた。だから、さとのば大学は講師や同期に受け入れてもらえる!と思える場で、自己開示しやすくて素直に自分の気持ちを言えるんだなと思った。逆に、わたしのリモートインターン先は、ファシリテーションが全然なかったから、自分の気持ちとか言えなくて、コミュニケーション不足を感じた。

「オンラインの方がいいか?オフラインの方がいいか?」

 この問いの本質はきっと、「どこが居心地がいいのか?」だと思う。

 わたしは、ファシリテーション=居心地の良さを作りだすものだと思う。だから、オンラインかオフラインかではなく、ファシリテーター=場を創る人が自分にとって合うなと思う場を作っていたら、それが自分にとって居心地の良い場なのだろうと思った。

人間って生きてるだけですごくない???

 私は、この講座を受講し始めた頃に、「何かやらなきゃいけない」という焦りがあった。自分の周りには、毎日のように長時間インターンしている人や学生起業家、海外に旅に行くなどなど。目に見えて何かやっている!という人たちが沢山いた。

 そして、人と出会うたびに大学生ですと自己紹介すると、プラスアルファで「普段何をしているの?」と聞かれたり、「名刺持ってないの?」と言われることが多くなった。この質問で、何かしていなきゃいけないんだと感じた。また、人と比較してしまう自分は、doの肩書きを言えないことが不安になっていた。

※doの肩書きは、弁護士や医者、〇〇大学といった肩書き。beの肩書きは内面の肩書き。詳しくは、さとのば大学副学長の兼松さんのbeの肩書きのnoteを読んでね。

 第2回の講義でファシリテーターは、参加者が受容されていると思える場を創ることが重要だって習った時に、

「まず人間って生きてるだけですごいよね。何もしてなくても存在していることが地球に必要なことなんだよ。」

って受講生がふと言った言葉に、私の思考は揺れ動いた。

 この言葉のおかげで、周りの目を気にしなくなったし、周りから認めてもらうために、doの肩書きを得るために何かをしようという呪縛から解放されて、楽になった。この言葉にとても救われた。

 あと、生きてる自分すごいじゃーん!!!って、少し自分に自信が持てるようになった(笑)

誰かと一緒に形を作っていくって楽しいね

 インプットの次は、実践に移った。最初の実践では、ペアで30分のワークショップを作っていった。

 私はペアのAさんとお互いに、「好きなこと」にフォーカスを当てて話したら、人の新しい部分が見えてくるの良いよねって話になった。あと、心惹かれるものを自身で再確認してほしいという想いと、ただ一人の人として居れる場を作りたかった。

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 それで、Aさんと一緒に「好きを旅する展覧会」という、ワークショップをした。

 こんな感じの内容。

①画像検索サイトで、「空」と「自分の名前の頭文字のアルファベット」を検索して、直感でいいなと思った写真を選ぶ。
②ペアになった人になんでその写真に心惹かれたのかシェア。
③ペアになった人の写真にタイトルをつける。
④どんなタイトルをつけたのかみんなの前でシェア。

 ただただこのワークショップで、doの肩書きなしに、「好きなこと」にフォーカスを当てて話して、ただ一人の人としていれる場にしたかった。最後にはこの想いも伝えた。

 実践した日、とても緊張したし、zoomの機能にも慣れてなかったから、スムーズにできなかった。多分、Aさんと私の想いが詰まった場にはできなかった。でも、誰かと想いを共有して、一緒に形にしていくってとても楽しいなと実感できた。

みんなにキラッキラな人生歩んで欲しいな

 ペアでワークショップを作った次は、一人で30分のワークショップをやってみる会だった。

  私はゆかいな人生を聞くとワクワクするし、勇気が出る。だから、ゆかいな生き方をみんなに知って、ワクワクしてほしかった。そして、キラッキラな人生を歩んで欲しくて、「生きる力」とか「人生」について自身に問う機会を作りたかった。

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 (こちらから引用)

 この想いは、私のバイブルの「キラッキラの君になるために〜ビリギャル真実の物語〜」からきてる!(バイブルについての私の熱い想いはこの記事を読んでほしい笑)

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 それで、『’人生’について考える時間〜キラッキラの君になるために〜』というワークショップをした。

 こんな感じの内容。

①私のバイブルについて紹介。
②ゆかいな生き方(高校生の頃に一年休学して、ドイツに留学して、高校卒業して、コンポストとかフードロスをしている飲食店の共同経営者になった)をしているゲストスピーカーのお話。
③ゲストスピーカーのお話を聞いての感想シェア。
④「お金と時間が無限にあったら何をしたいですか?」という問いについて考え、シェアしてもらう。

 このワークショップでみんなの人生が少しでも豊かになってたらいいなあというのが私の想い。ペア実践の時よりも、緊張しなかったし、スムーズに進めたかなっていうのがあって、私の想いが届きやすい状態にはできたかなあと思った。

いろんな考えに触れた時間

 みんなのワークショップを受けてめっちゃ印象に残っていること。

 ブレイクアウトルームで一緒になったみんなと私が「いつ死んでも後悔のないように生きたい」という考えで一致した時、驚いた。この時の問いは、「どんな自分で在りたいか」だった。それで、どんな死に方をしたいかが出てくるということはみんな「死」について深く考えてきたということだと思って、今まで出会った人のなかで初めてで驚いた。
 私は、コミュニケーションで悩むことが多い。ずっとコミュニケーション能力ないなって思ってた。
 「コミュニケーションについてのワークショップで、話し手と受けとり手がどちらも意識することで円滑にコミュニケーションが進められる。コミュニケーションは双方向のものなんだよ。」って言われて、新しい視点になった。
 コミュニケーション=話し手で99%決まると思っていたから、その考えがコミュニケション=話し手50%、受け取り手50%に変わった。
  外見ではなく、内面を褒めるという機会がとてもよかった。人は見た目から判断されることが多いけど、内面をじっくり見てもらえてるって思えた時間だった。
 RPG形式で沖縄戦を体験して、学校の平和学習ではしれないことをしれた。それに、実際に戦争の場にいるかのようで、リアルに感じた。怖かった。こんなことが昔、日本で行われていて、世界のどこかでは今も起きていて、戦争はあってはならないものだと改めて思った。今ある日常に感謝だなと思った。

最後に

 raise your flagを受講してよかった。

 卒業式で、この三ヶ月で自分の考えが変わった部分と変わらなかった部分があるなと感じた。

 変わった部分は、周りの目を気にしなくなったことと、周りに認めてもらうために何かをやろうと思わなくなったこと。

 変わらなかった部分は、doの肩書きなしにひとりの人として入れる場をつくりたかったこと。誰かと一緒に形を作っていきたかったこと。

 これからは、まずは自分が楽しんで、そしてみんながdoの肩書きなしにひとりの人としていれる場を作っていく、ファシリテーターでありたい。そして、私の想いに共感してくれる人と一緒に形にしていきたい。

とても濃い三ヶ月でした。一緒の日程だった皆さん、ありがとうございました!

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