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ぶらり松本

 ちょっと気晴らしに松本まで行ってきた。今日は誰とも一緒でなく、向こうでも誰とも会わずの気ままな「おひとり様」。
 かつて1年間だけ住んだ温泉街に行ってみた。ちょっと小高いところに行くと、城山公園〜アルプス公園越しに北アルプスが眺められる。
 ここに住んでた頃、今みたいに山だの花だの、花鳥風月めいた思いに浸る心のゆとりはなかったわけだけど、今改めて足を運んでみると、いいところに住んでたんだよなーって思う。築何十年だかわからないような老朽アパートに住んでバイト漬け。キラキラした18歳の青春のイメージからは遠く、こういう景色を楽しむ余裕もなかったのが残念。
 それでも、人並みに恋愛してたのは、今から考えるとフシギ。大学生になった奇妙な勢いで突っ走って、すぐに事故っておしまいみたいな数ヶ月の短い恋愛だったけどね、苦笑。でも、松本にいて、学部は違ったけどひょんなことから繋がった友達の何人かはいい人たち。そのうちの農学部に行ったMちゃん、教育学部に行ったYちゃんは今でも大親友。晩秋、御殿山に登りアウトドア用のバーナーでホットワインを作り、冠雪したばっかのアルプスの山を眺めながら3人で乾杯したこともあったっけねえ。もう7年前のこと。(ごめんなさい、未成年だったけど。もう時効よね?) 


【台所日記 #056】
 夕食は出かけた先の松本で食べてきてもよかったんだけど、お昼にタケノコをいただいたもんで帰宅してタケノコご飯。掘りたてのタケノコは柔らかくて美味しいからね。味付けは白出汁で京都風に。
 7種の野菜の和風ポトフも美味しかった。ニンジン、ジャガイモ、ニラ、インゲン、ネギ、モヤシに生姜。7種というとなんだかアレですが、実態は半端に余ってる野菜をかたっぱしから投入しただけ、笑。生姜の味が効くので醤油は使わず、顆粒の昆布出汁と野菜の旨みのみでシンプルにいただく感じ。
 松本に行ったせいで思い出したこと。彼氏と初めて2人で食べたご飯がタケノコご飯だったこと。GWに誘われてアルプス公園に行き、夕方帰り道にデリシアでタケノコを買い、彼氏の部屋で食べた。外食じゃなかったんだよね。付き合ってほしいと告白され、OKって言って数時間後に彼氏の部屋で炊事って、そういうのあまりないんじゃないって言われたこともあった・・・まあ、流れで自然とそうなったなって感じだったけど。(あ、なんかどうでもいい余計なことを書いちゃったな。すみません。)


【音楽室 #056】
 UKインデーロックで一番好きなバンドですね。その代表曲。歌詞の日本語訳が出てくるMVもあって、そっちをみると詞の内容はやや退嬰的なもの。曲調全体が陰影に富んだ感じになるのは、そういう詞の内容にも関係してるんだと思う。いずれにしても、なんとも味わい深い音楽の世界だと思う。これからもずっといい音楽を聴かせてほしいバンドだ。

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