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こっちが先に満開

 桜の開花の遅れに反してこちらはほぼ例年どおりだ。いつもの年は桜が散り始めてから咲き始める感じだったと思うんだけど。ユキヤナギの花。
 桜の開花シーズンと重なるからか、あんまり見向きされない花のような印象。だけど、この花はこの花でなかなか可憐だと思う。ヤナギって名前だけどバラ科の花で、原産地は日本なんだそうだ。丈夫で育てやすいからそこかしこの公園などに植えられてるよね。遠くから見るとと小さな白い花が「咲き乱れる」って感じで、そこが「雪」のイメージになっていくんだろう。そして、一つ一つの花を至近距離で見てもなかなか可愛い。ほんのりと甘い香りが立つところもよろしい。好きな春の花のひとつです。


【台所日記 #055】
 前にも書いてるビンダルー・カレー。南インドのゴア地方の発祥で、インドでは珍しい豚肉使用のカレー。スパイスがそれなりに使われてて、その意味では確かにカレーの名がついてもいいんだけど、トマトの酸味と豚肉の旨みがポイントなので、カレーの枠にとらわれず、フルーティーでトロピカルでちょっとスパイシーなシチューのつもりで作ってみたのが今日のやつ。カルダモン、クローブ、マスタード、パプリカといった基本のスパイスで玉ねぎとトマトを炒め、ワインビネガーやタマリンドは省略した代わりにパイナップル缶のシロップで甘味をつけてみた。最後に入れた少量のチリと基本のスパイスのおかげでわずかなカレー感を残しつつ、甘酸っぱいトロピカルなポークシチューに仕立て上げてみた。ほぼ狙ったとおりの納得の美味しさ。これはもう「ビンダルーではない」と言われてしまうかもしれない。それはそれでかまわない。マイ・オリジナル・ビンダルー風のサワー&スィートなポークトマトシチューでいい。とにかく美味しかったもんで!

 これは作り置きにする和風ピクルス。レンコン、ミョウガ、タマネギ、ニンジン、ダイコン。少し常温で寝かせてから使うつもり。ハチミツの甘みが生かされた万能の美味しい付け合わせになりますように。



【音楽室 #055】
 アイスランドのエレクトロニカ&ポストクラシカルの大御所。この作品はピアノのソロ作品。とても内省的な深みのある演奏。楽曲の構成も演奏手法も形式にこだわらない自由さと、それゆえのイマジネイティブな響きをたたえていて、なんとも形容しがたい独特の世界が展開されてるって感じ。

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