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心理学の古い理論に、「カタルシス理論」というものがあるそうです。

心の中に不満や鬱憤が溜まってしまったら、それを外に吐き出したほうがスッキリする、という理論です。

しかし、不満を溜めこまず、外に吐き出せばラクになるというのは、まったく効果がないことがわかっています。

カタルシス理論に基づいて、イライラしたときには、モノを殴ればスッキリするはずだと考えたアイオワ州立大学のブラッド・ブッシュマンが、悪口を言われた人に、パンチング・バッグ(サンドバッグみたいなもの)を殴らせて、どれくらい怒りが減るのかを調べました。

ところが、怒りはまったく減らなかったという事です。

では、不満や怒りが溜まったときには、どうすればいいのでしょうか。

ブッシュマンによると、「何もしないで2分間、放っておけばいい」ということらしいです。

イライラしたとしても、2分間、静かに待っていれば怒りは落ち着きます。

ハーバード大学の脳神経科学者ジル・ボルト・テイラーによると、怒りの化学物質が血流から消えるまでの時間は、90秒くらいだそうです。

90秒が過ぎてもまだ怒っているのなら、頭の中でムシャクシャしたことをいつまでも考えているから、怒りの化学物質が消えないだけなのだそうです。

ちょっとくらい嫌な事や不満なことがあっても、「ま、いいか」と気軽に受け止めて忘れてしまうのが正しいやり方なのかもしれません。

極度にイライラせずに、自然に受け流す事が出来たら、精神的にも穏やかな毎日が過ごせそうですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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