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内向型「ぐだぐだ悩みやすい気持ち」を軽くする方法

40代を過ぎてから自分が内向型だと気づきました。現在はコーチング・キャリア相談・外国人材向け日本語レッスンをしています。

もっと若いころから自分の気質や特性に気づいていれば・・・ということを書いています。

悩みやすい人…それは過去のわたしです。今、通信の大学(放送大学)で心理学を勉強しています。「認知行動療法」の講義で「悩みやすい人の特徴」を習いました。

まさに3つとも「これ、昔のわたしだ〜!!」と思いました。

この3つです。

良くないことばかりに注意がいく
出来事をネガティブな意味として理解しがち
良くないことばかり記憶している


1、良くないことばかりに目が行く


 授業をしているとき、否定的な反応の学生、退屈そうな顔をしている学生ばかりに注意がいってしまう。そして、その学生のことばかり気になってしまう。たとえ、ほとんどの学生が熱心に授業に参加していたとしても、です。

 他にも、何か評価やフィードバックをもらうとき、良くない評価やフィードバック、ネガティブなコメントに注目します。例えば、100人の中で99人から良い評価をもらったとしても、1人の辛辣な評価があると、そこに目が行くわけです。今は自分の傾向に気づいているので、敏感反応しなくなり、流せるようになりました。

2、 出来事を否定的な意味として理解しがち


 自分の授業中に眠そうな学生がいたのは、自分の話が退屈だったからだ。自分の授業が良くないからだと自分を責める気持ちになる。

 良くないことが起こったとき「自分のせいだ」と思ってしまう。自分が勉強不足だからだ。自分がよく考えなかったからだ。良くないことの原因を自分の責任だと感じ、いつも「何とかせねば」と不安や焦りを感じる。

 いつも「何とかせねば」と思っているので、やたらとセミナーに行ったりしていたが、明確な目標はなく、自分の弱点を埋めるために動いていた。

3、良くないことばかりよく記憶している


 うまくいかなかった授業や評価が低かったコメントばかり覚えている。失敗したことを何度も反芻し、暗い気持ちになる。いつまでも失敗した場面を繰り返し思い出し、「ああすればよかった」と後悔したり、「もしまた同じことがあったらどうしよう?」とシュミレーションが止まらない。

 また、同じことが起こるんじゃないか、傷つくんじゃないか、落ち込んでしまうんじゃないかと恐れていた。その恐れを「準備する」ことで解消しようとしたため、何をするにも準備に時間がかかり、気が休まらなかった。

 逆に、良いことが起こっても自分を高く評価することを避けていた。「たまたま起こったことかも?」「調子に乗らないようにしよう」と思い、素直に喜べなかった。必要以上に喜んで、また失敗して落ち込みたくないという気持ちだった。

現在は…悩みはあるけど、気持ちはおだやか


悩みやすかったわけです。今でもその片鱗はあります。

常にネガティブだったころは「わたしはもともとネクラな性格だからだ」と思っていました。ここでも「もともと自分のせいだから、しかたがない」にしているわけ。

こんな悩みやすい思考から脱したのはコーチングの学びからでした。あと、そこで出会った多様な人からの自己開示の影響が大きかったです。

強そうな人、気丈に見える人こそ傷つきやすい。いつも前向きに見える人にも絶望した過去がある。

ただその人たちは、わたしのように小さなことをいつまでも悩んでない。立ち直りも早いみたい。

しかし、ある人が言いました。

「わたしは立ち直りが早いっていうより、悩みをいつまでも心の中においておけないんだよね。早く投げ出したくなるの。ホントは解決策とかちゃんと考えたほうがいいんだろうけど、途中で他のことしたくなる。」

この人は悩みを抱えておけなくて、他のことをしたくなるのだそうです。

そして、気づいたのは「わたしは”とことん悩む力”がある」「しぶとく考える力がある」ということ。自分ではぐだぐだ悩んでいるとしか思えない時間でも意味はある。悩んでいるときはイヤですけどね。

この気づきはわたしの気持ちを楽に、そして悩みやすい自分を少し誇らしくさせました。つまり、他者の視点で自分を見ることです。悩みの渦中から抜け出す方法はこれです。

「自分を俯瞰して問いかけてみること」

良くないことにばかり注意が行ってない?

それって本当に自分が悪い?他の可能性は?

良くないことばかりに注目して反芻してない?

あなたは「悩みやすい人の特徴」に当てはまりますか。だとしたら、まずは「悩みやすい自分」受け入れること。「悩みやすい自分はダメだ」と責めないでください。

しぶとく悩む、これも案外長所かもしれません。自分の「悩みやすさ」を受け入れてから、悩む気持ちが軽くなりました。また悩み力発揮してるな〜なんてね。


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