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ホームスクーリング、在宅ワークに向いている人

40才を過ぎてから自分が内向型だと気づきました。もっと若いときから知っていたら…と思うことはあります。今は自分の扱いに慣れて、ちょうどいいペースを保てるようになりました。(半世紀も生きてからですけどね!)

むかしから、友だちとと一緒にいて楽しいときでも帰宅すると、どっと疲れていることがよくありました。飲み会は2時間ぐらいすると頭がにぶくなって、人の話が聞けなくなってくるのです。

たとえ楽しい時間でもそうなってしまうのが、困ったところ。いつまでも楽しい気分ではいられなくて、一定時間すぎると一人になりたくなるのでした。友人と会って食事したり、話したりするのは楽しいです。とはいえ、帰りの電車はなるべく一人になって、一人でその日の会話を反芻して脳を落ち着けたくなります。

出かけるとき、例えばコンサートに行くときは会場にまっすぐ向かいます。目的は一つで充分なんですよね。ついでにデパートで買い物とか、友人と会ってワイワイ話したりすると、本番のコンサートまでに消耗してしまうから。でも、コンサートのあと軽くビールを飲むのは大好きです。

こんなヨワヨワな傾向も自分が内向型だと知って腑に落ちた。

「内向型を強みにする」マーティ・O・レイニー 

この本に「30項目で徹底解明ー内向型人間のための自己診断テスト」があります。その3つめがこれです。

「たとえ楽しいことでも、外で何かしたあとは休息をとる必要がある」

外にいると何かと刺激を受けやすくて、すぐ消耗して電池が切れてしまう。こんなわたしだから小学校のころから、毎日学校に行って30〜40人の集まる教室にいるのは苦痛でした。その人数も多すぎるし、一人の時間が全くないし、逃げ場もない。学校にいる間のわたしは、いつも少し不機嫌だったと思います。そんなわけで、帰宅して親に「学校はどうだった?」と聞かれても「ふつう」とか「つかれた」とかしか言えない。返事する余裕がないのでした。

当時は叶わなかったけど、内向型、HSPの人はホームスクーリングに向いていると思います。週に1回ぐらい必要に応じて通学してもいいけど、毎日5時間も6時間も大勢のクラスで授業を受けるのは消耗でしかありません。帰宅して予習・復習する元気もないです。長時間大勢の中で過ごして消耗しているから休息が要るのです。(中高とも帰宅後2時間ぐらいは寝てました。)部活は高1で辞めました。ムリに部活を続けていたら不登校か退学になっていたかもしれない。内向型HPSにとって毎日通学は過酷な生活なんです。

その後も企業や学校で働いていたんですけど、周りに人がいてザワザワしている環境で仕事をすると集中できないし、疲弊します。週5勤務だとふつうに通勤するだけで激務ですね。この間もわたしはいつも少し不機嫌でした。

去年から在宅ワークになって、自分のペースと働き方を見つけました。わたしの20〜30代のころは9−5時ぐらいで週休2日どこかに所属して働くという選択肢しか見えていませんでした。40代以降は個人事業主となり、委託業務になりました。・・・遅かったけれど、自分らしくいられる働き方を見つけた。さらに去年から完全に在宅ワークにしてから、毎日が目覚めから穏やかで気分も明るいです。40代半ばで通信の大学に編入。自分のペースで勉強できて大満足。(おまけに費用も通学よりずっと安い)やっと、いつも少し不機嫌な自分から卒業できたわけです。

これを読んでいる方は自分に合う働き方を見つけたかったら、ぜんぜん遅くないですよ。わたしのように半世紀近くもかからないはずです^^;




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