見出し画像

内向型の私が20代で気づいていれば…と思う3つのこと

わたしは昭和生まれのアラフィフでございます。内向型でHSPです。今さらですが、20代のころ「これに気づいていれば遠回りしなくて済んだのに…」と思うことを書きます。その時は一生懸命考えてベストな選択をたつもりなんですけどね。

20代の自分に言いたいこと その1

「世間一般のフツウ」は目指さないこと

 就職活動したけど、自分がどんな仕事に興味があるのか、どんなことに向いているのか、さっぱりわかっていなかった。その根底にはこんな思い込みがあった。「会社も仕事もどこも似たようなものではないの?」「仕事っていうのは多かれ少なかれ退屈で我慢が要ることではないの?」それで、「フツウの事務の仕事があればいい」と思っていたのです。

 わたしはその当時周りの人に「フツウ」と言われたことを無意識に取り込んでいましたね。就職して、数年働いて、結婚するというルート。そして、結婚したら「寿退社」です。(この言葉は今は聞かないですね)

 結婚するのを当たり前としていたり、数年働いて寿退社するとか、今思うと「昭和」ですね〜。結婚してからの人生?考えていませんでした。そのまま平穏無事に人生が流れていくんでは?と思っていました。

20代の自分に言いたいこと その2

「自分が活かせることを選ぶ」

 26で結婚。20代後半は夫の転勤に合わせて仕事を選んでいました。仕事の選び方は「今の自分にできそうなこと」「安定した収入が得られること」とりあえずの仕事を選んでいました。将来的に「どんな仕事をしたいのか」「どうなりたいのか」考えずに。だから、仕事は「義務」でしかありませんでした。

働く=収入を得るため

 おまけに私はこう思い込んでいました。「わたしはシゴトが遅くてケアレスミスが多い」⇒「わたしは仕事ができない」自分が絶望的に細かい事務に向いていないことにも気づいていなかったのです。特に騒がしい場所では集中できず、簡単な入力作業でもミスを連発していました。フツウの人はできるのに何でわたしはできないのだろう?それで長らく悩み、落ち込み、自信をなくしていました。

 あるとき、お客様センターのオペレーターをしたことがあって、それはがんばらなくてもスルスルできました。お客様の対応…特にクレーム対応がうまいと高評価でした。収入も安定。でも、いくら安定していて、うまくできる仕事でも毎日クレーム対応するのはイヤでした。最終的にはお客様の気持ちは収まるんですけど、最初は怒ってるんですよね。朝からガンガン怒っている人もいて、人の怒った声には慣れませんでした。それに精神的によくないようで当時は胃腸の調子も悪かったです。得意なことでもイヤなこと、気の重いこと、身体的に良くないことは仕事にしないほうが幸せです。それを努力で”やり甲斐”にまで昇華できる人もいますが、わたしはそうではなかったのです。

20代の自分に言いたいこと その3

「興味がある、好き、楽しいと感じることを試してみて、」

 20代の最初からフツウとか安定を目指すから迷走したんですよ。自分を知って、自分が何が好きか、どうしたいのか考えて試してみればいいのです。当時のわたしは失敗を恐れていて、不安なことは避けていました。失敗というのは安定した収入がなくなって家賃が払えなくなるとか、生活が不安定になることでした。その割には、早い時期に「絶対これをやりたい」と情熱を持って行動している人を見て羨ましく、眩しく感じていたのだけれど、わたしは「絶対これをやりたい」という夢を持つことすら怖かった。夢が叶わなくて失望したくない。だから「フツウでいい」と落ち込まないための安全策を取っていたんですよね。

 でも、今はこう思います。フツウみんなやっている、フツウはこうする、「フツウは…」「みんなは…」から抜け出して、「わたしは…」で考えたほうがいいです。「フツウはみんなこれをするけど、わたしはこれをしたくない」「フツウはみんなこれができるけど、わたしにできないことがあってもいい」

 自分に正直になるといいです。「細かい事務的なシゴトはやりたくないし、向いてない」「本当はやりたくない」「大キライ」「辞めたい」大人になってから、ネガティブでキツイ言葉を口に出すことを抑えてました。でも、声に出すと爽快です。

 自分が興味のあること、好きなこと、楽しいと感じることに目を向けたほうがいいです。それをやっていることを「自分のフツウ」とすること。自分のフツウは自分の選択でできている。それが他の人から見てヘンでも、フツウじゃなくてもいいじゃない?安定しているともっといいのになぁとは思うんですけどね、今の時代は”安定しない、波があるのがフツウ”ですね。不安になりやすくても、小さく自分なりにトライすればよかったと思います。「小さく」でよかったのです。

 20代の自分へ、

「自分の興味のあることを何でも試してみて。そんなにたいした失敗にはならないよ。できてないことや貯金や世間のフツウ、親が心配するとかあれこれ気にしなくていいよ。留学?行ったほうがいいよ。」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?