弓吉えり

うめ、さくら、ばら、チューリップくらいしか知らない僕の「あの花」が咲く

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自己紹介note/弓吉えりです【2分】

はじめまして、おひさしぶりです、いつもありがとうございます。 弓吉えりです。 今日は、弓吉えりとは、何者ぞ?という方向けに、自己紹介をしようと思います。 基本情報 名前:弓吉えり(ゆみよしえり)※筆名 所属:早稲田大学文学部4年 noteでやっていること 最後に、全体を短歌1首で総括する、エッセイを書いています。 短歌とエッセイの人、と覚えていただけたら、嬉しいです。 noteをはじめたきっかけ 人生ではじめて、大好きな村上春樹さんを、この目で拝見する機会

    • 失言「何でもいい」回避法3選【2分】

      定番の失言がある。 それは、「何が食べたい?」と聞かれて 「何でもいい」と答えることだ。 かくいう私ユミヨシも、普段は「何でもいい」を言わないように、細心の注意を払っているのだけれども、何の気なしに、ぽろっと言ってしまって、元恋人をまじめに怒らせてしまった経験がある。 その節は、たいへん反省しております。 そんな定番の失言、「何でもいい」を避けるための方法について、今日は書こうと思う。 ①「寿司がいい!」 難易度★★★ 「何が食べたい?」の答えを、もうあらかじめ

      • ぐっときた珠玉の歌い出し3選【2分】

        この世界に、氾濫するかのごとく存在する、数多くの歌のなかで、たいへん僭越ながら、私が惹かれる歌たちには、ひとつの条件がある。 それは、ぐっとくる歌い出し、があることだ。 今日は、私ユミヨシが今までに聴いた歌のうちで、特にぐっときた、珠玉の歌い出しを、3つ紹介しようと思う。 ①『愛の標識』クリープハイプ(作詞:尾崎世界観) 思いの強度に、くらくらする。 死ぬまで一生愛されてる、なんて、信じられない。私は。 (死ぬまで一生愛されてると思ってた、と思い込もうとしたことは

        • 私の宝物本3選【2分】

          私は、本が大好きだ。 本を読んでいれば、それでしあわせだ。 今日は、いままで私が読んだ本のなかから、特に宝物としている3冊を取り上げて、紹介しようと思う。 たましいのふたりごと/川上未映子・穂村弘(筑摩書房) 友人同士である、川上未映子と穂村弘が、78の単語、例えば、牛丼とか、スノードームとか、万能細胞とか、そういったそれぞれについて語り合う1冊だ。 装幀は、私が敬愛してやまない名久井直子。 小説、詩、短歌を書くような人たちは、ましてやその道のプロは、たとえ対象が

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        自己紹介note/弓吉えりです【2分】

          目が「ゴロゴロ」するのはどうして?【3分】

          私の、大学の学部での専攻は、日本語学だ。 日本語って面白いなあ、不思議だなあ、と思いながら、日々、日本語のことを考えている。 今日は、日本語周辺で、私ユミヨシが、最近特に興味を持った事柄について、書こうと思う。 濁点の威力 涙が落ちる様子をあらわす、オノマトペを思い浮かべてみてほしい。 ほろほろ。 ぽろぽろ。 ぼろぼろ。 ほろほろ、ぽろぽろ、ぼろぼろ、の順に、涙の粒が大きくなっているように、激しく泣いているように、感じるのではないだろうか。 言葉の持つ音が、

          目が「ゴロゴロ」するのはどうして?【3分】

          卵アレルギー持ちが人生初オムライスを食べた話【4分】

          私は、卵が食べられない。 卵アレルギーだからだ。 今日は、卵アレルギーを持つ私が、人生で初めてオムライスを食べたという話を、書こうと思う。 卵アレルギーとともに生きてきた ↑こちらの記事で、卵アレルギーについて、ちょっと触れたところ、思ったよりも多くの反響をいただいた。 やっぱり、私ユミヨシが卵アレルギーだと知らなかった友人知人も多いみたい。 1日3食あるわけで、食は生きることと切り離せないので、食物アレルギーを持っているということは、大袈裟に言ってしまえば、生き

          卵アレルギー持ちが人生初オムライスを食べた話【4分】

          いつも考え事をしている【3分】

          私は、YouTubeチャンネル『ゆる言語学ラジオ』が好きで、よく見ている。 2023年3月14日更新の雑談回で、水野さんが 「考え事をあまりしない」 と話したところ、 「人である意味がなくない?」 と言われた、というエピソードが、けっこう話題になっていたし、私も衝撃のあまりとても印象に残っている。 水野さんが考え事をあまりしないからとて、人である意味がないとは思わないのだけれど、それとは別の話として、考え事をしなければ人である意味がないのか、という問いに対してはお

          いつも考え事をしている【3分】

          欲しいと言えないのは欲しくないからじゃない【3分】

          私は、欲しいものを欲しいと言えない、すこし臆病な子どもだった。 小さいころは、今よりよっぽど引っ込み思案で、でも、こうと決めたらこう、って意志は強い性分で。 今日は、自分の気持ちをうまく伝えられない人の心に渦巻いているものや、そういう人がどうやったらコミュニケーションを円滑にすることができるか、という話を書こうと思う。 欲しいのに欲しいと言えない あれはたしか小学校低学年のとき、近所の体育館で催されていたフリーマーケットに、家族と行った。 そこに並べられていた、たく

          欲しいと言えないのは欲しくないからじゃない【3分】

          チアリーディング的文章が書きたい【3分】

          私は、文章を書くことが好きだ。 そして、目標がある。 それは、チアリーディング的文章を書くこと。 もちろん、賞を取れたら、本を出版できたら、嬉しいだろうなとは思う。 けれども、賞を取ることや本を出版することは、本質的に成し遂げたいことのために踏むべき段階であり、手段である。 チアリーディング的文章とはいったい何なのか、私がチアリーディング的文章を書きたいのはどうしてなのか、今日は、そういった話を書こうと思う。 チアリーディング的文章 チアリーディング的文章とは、

          チアリーディング的文章が書きたい【3分】

          文体って存在するのかしら【4分】

          最近、けっこう頻繁に、noteでエッセイ(+短歌)を書いている。 ほんとうにありがたいことに、思った以上の反響をいただいていて、私ユミヨシは、日々ほくほくして過ごしている次第だ。 そこで、なのだけれど、いただいた感想のなかに、私の「文体」に関わるものがいくつかあった。 実は、というほどのことでもないが、かなり前から文体に興味があり、いろいろと考えていることが積もりつつある。 そもそも文体というものは存在するのか、存在するとすればそれはいったい何者なのか、今日は、そんな

          文体って存在するのかしら【4分】

          エッセイを読みたくなるのは究極のIメッセージだから【4分】

          私は、エッセイを読むのが好きだ。 今こうして自分自身もエッセイらしきものを書いているわけだけれども、元々は人のエッセイを読むのが好きになったことが始まり。 もちろん、エッセイを読むのが好きなのは、この世に私ひとりじゃない。 人は、なぜエッセイを読みたくなるのか。 今日は、そんな話を書こうと思う。 エッセイとは自分語りである 世間で、避けたことがよいと言われることのひとつに、「自分語り」がある。 自分は〜、自分の〜、自分にとって〜、とばかり話すこと。 これを聞い

          エッセイを読みたくなるのは究極のIメッセージだから【4分】

          やんわり言葉のすすめ【4分】

          やんわり生きたい 会話をするとき、文章を書くとき、私は「やんわり言葉」を使うように心がけている。 やんわり言葉を使うとは、どういうことか。 「私、ブロッコリーはきらい」 と言いたくなるところを、ぐっとこらえて、 「私、ブロッコリーは苦手」 と言い換えることだ。 ちなみに、私ユミヨシはブロッコリーが大好きである。 今日は、私が遭遇した具体的な場面を例に挙げて、やんわり言葉を使ってみませんか、という提案をしたい。 卵アレルギーの話 私には、小さいころから卵ア

          やんわり言葉のすすめ【4分】

          謝ったからといってゆるされるとは限らないということ【5分】

          世界を構成する要素 この世界は、3つの要素で構成されている。 間違えること。 謝ること。 ゆるされること。 ひっくり返せばこうだ。 間違えられること。 謝られること。 ゆるすこと。 ちょっと大袈裟かもしれないけれど、世界がこの3つの要素で構成されていることを前提として、私のなかで幼少期から燻っていた気持ち、考えを書こうと思う。 「ゆるす」とは 間違えること。 謝ること。 ゆるされること。 という3つの要素のなかで、「ゆるす」という動詞だけをひらがなに開いた理由

          謝ったからといってゆるされるとは限らないということ【5分】

          母の「母の日」【3分】

          今日は母の日。 私にとって、今年の母の日はちょっと特別な日だったりする。 どんなふうに特別なのか、今日はそんなお話を書こうと思う。 数年にいちど 今年の母の日が、私にとってなぜ特別なのか。 答えはとってもシンプルである。 なぜなら、5月12日は母の誕生日だから。 私の母は5月12日生まれで、5月12日といえば、母の日やその前後にあたる。 通常、1年ごとに曜日は1つずれてゆき、うるう年には2つずれる。 だから、数年にいちど、だいたい5年にいちどくらいの頻度で、我が家

          母の「母の日」【3分】

          第25回NHK全国短歌大会の特選1席になって【4分】

          この「弓吉えり」という名前と運命を共にするようになって、もうすぐで丸2年。 私の大好きな春という季節に、ありがたい賞を頂いた。 第25回NHK全国短歌大会にて、自由題小島ゆかり選、特選1席を受けた。 内定したときの気持ち 入選の経験がある方はご存知だと思うが、大会の1か月半前くらいになると、入選通知が届く。 この時点で、投稿した題詠1首、自由題2首が、まさかの3首すべて入選。 去年は3首出して1首入選だったので、大いなる運に感動し、ちょっぴりだけ自分の成長を実感し

          第25回NHK全国短歌大会の特選1席になって【4分】

          春のみみずく朗読会に参加して【5分】

          昨晩、村上春樹さんと川上未映子さんの「春のみみずく朗読会〜みみずくは春に本を読む〜」に行った。 わたしはふだん日記もつけないし、メモもめったに取らない。 ふむふむって聞いて、ほほう〜と体験して、噛み締める。 たまに思いついたら短歌にすることはある。 そんなわたしだけれど、今回はどうしても文章のかたちにして残したいとどうしようもなく思った。 なによりも感謝 今回わたしは、学生招待席で参加することができた。 1123席ある大隈講堂の客席のうち、200席が学生招待席だ

          春のみみずく朗読会に参加して【5分】