先のことが決められません #2
有給消化期間の1週間近く、宿を決めずに国内のゲストハウスを転々としていた。
インバウンドが活発なこともあり多くの外国人の友だちもできたのだが、決まって聞かれたことがある。
「多くの日本人は計画を立てて行動したがるはずだ。なぜYouは明日何をするのか、どこに泊まるかも決めずに生きられるのか?」
なぜなのかは、自分でもよくわからない。
30手前くらいまでは学校または会社に明日の予定を決められていたし(休日も職場のおっちゃんとの付き合いがほとんどだった)、一人暮らしの家も今では考えられないが8年近く同じ物件に住んでいた(必要条件がすべて揃っていて築年数のわりに家賃が格安だった)。
おそらく一人旅を重ねるうちに、行き先を決めず行ってから考えるみたいなスタイルが確率されたように思う。(国内だったらそれでもなんとかなるので)
計画立てて行動できる人のことが心底うらやましい。
飛行機や宿は前売りのほうが安いし、常にアゴダやブッキングとにらめっこしなくて済む。
本当は会社を辞めたらすぐにでも海外に飛び出そうと思っていたのだが、こんな私でも「帰りのフライトが決まってないと入国できないのではないか」「宿がとれなかったら」「ヤバい事件に巻き込まれたら」とビビリ散らかして足がすくんでしまった。(すべて計画立てて行かないといけないと思っていた)
今でも、事前に予定が決まってたら地方の移住プログラムに参加できたなあとか、移動交通費を安くできたのになあなんて思ってばかりだ。
しかし、決まっている安心感と決まっていないからこそ何でもできる自由は常にトレードオフだ。
予定がなかったからこそ参加できたイベント、出会えた人、数え切れない成功体験があってそうし続けているのだろう。
そして、事前に決めたところでその通りにはならないことも知っている。行き先が決まっていても絶対に寄り道してしまうし、やりたいことは日々増えるばかり。
もしこんな生き方を「うらやましい」と思ってくれる人がいれば、こっそりマインドセットを教えます(笑)
おわり
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