第11回 上咽頭擦過療法
2024年3月11日
健康と美容、栄養、ウェルエイジングを専門としている内科美容皮膚科医 中島由美です。
上咽頭は鼻腔の奥の壁にあり、アーンと口を大きく開けてものどちんこの裏、その更に上方にあるので見えないところになります。インフルエンザやコロナの検査で鼻から長い綿棒を入れてこする、あの敏感な場所です。この部分に炎症が慢性的に起きると、慢性的な喉の痛み、長引く咳、鼻づまり、後鼻漏(鼻水が喉の方に流れ込む)、のどのへばりつきなどの症状が出てきます。上咽頭に炎症が慢性的に起き