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独りじゃない

自分のために綴るnote。甘いものが我慢できない…yumiigoです。

今日は夕焼けがすごく芸術的に美しくて怖いくらいだった。
どうも私は夕焼けが好きらしい。
私のケータイには夕焼けの写真がたくさん記録されている。

自分が思っているよりも周りは優しいし、気を遣ってくれているものなんだと思うことが多いなあ…最近。

昨日も翌日の仕事に本当は不安だらけなのに
上司に「明日は休みもらうけど大丈夫?」と聞かれ、「はい、大丈夫です。」と答えてしまった。
虚勢も少しあるけれど、その上司がいてもいなくても私の仕事の負担は変わらないと思ったのも正直なところ。
結果的には不安だらけだった今日の仕事、なんとか色んな人に助けられて乗り切れた。良かった。

先に一人でやってます

会社の先輩が忌引で今週火曜日から休んでいる。
同じ業務課ではあるものの、先輩の業務と私の業務は分かれていて、先輩の業務は私にはほとんどわからないのだ。
先輩が休みということは、会社の事務所には私しかいない状態。
困ってもどうにか一人で対応するしかない。
それが私の不安の原因だ。

先輩本人も、ある程度私の不安な状況を察してくれているんだろう。
この会社の規定で忌引は3日間休めるとのことで、先輩に話がいったらしいのだが、先輩は1日早めて木曜には出勤すると言ったそうだ。

あえて”ある程度”と言ったのは、先輩は20年以上この会社に勤務している大ベテランなので、この会社でわからないことなどないプロだから。
逆に私が休んで事務所にいないことがあっても困るようなことはない。
だから私の不安は察することはできても理解はできないと思っている。

そんな先輩に対して私は、忌引なんだから休めばいいのにと思う反面、仕事面では安堵感があった。
急に休むことになった先輩への電話が昨日も今日も多くて、内容を聞いても私ではわからないことばかり。
私は謝ったりなんとか別の部署に問い合わせてみたり、自分の仕事もままならず対応に追われていた。

けれど今日の夕方、先輩から電話がきて「やっぱりバタバタしていて明日も休ませて欲しいんだけど、大丈夫かな?」と言われた。
…やっぱり。

「そうですよね、お忙しいですよね。会社の規定でもあるし今週は先輩は出勤されないだろう想定で会社のみんな対応しているんで、ご心配なさらずにご家族とお過ごしください」
また私は大丈夫なふりをしてしまった。

あー、なんでいつも私はこういう時に、そこまで言うかって言うほど優等生な発言をしてしまうんだろうか。
いや、このシチュエーションで「大丈夫じゃありません」なんて答える人間などそうはいないだろうけど。
スラスラ相手を気遣うようなセリフ言っておいて心の中ではやっぱり私は悪態をついていた。
「だったら最初から規定通りお休みいただきますって言ってよ」って。

例えば、待ち合わせに遅れてくる人もよくあるんじゃないだろうか。
「もうすぐ!あと5分で着くから!ごめん!」
そう言われて待っていても大抵5分では到着しない。早くても15分くらいは遅れてくるだろう。

”どうせ遅れてるんだから、ちゃんと到着できる時間を言えよ”

私はいつもそう思ってしまう。
申し訳ない気持ちから焦ってそう言ってしまうんだろう。
そう察するので、こっちも無闇に怒れないし、思っている悪態なんて到底口に出来ない。

何より期待してしまった自分に腹が立っているんだ。
思い返せば先輩の性格をわかっているんだからそれくらい想定できたのに。しかも忌引で休んでいる人にそんなことを思ってしまうなんて、本当に自分の心の余裕の無さに凹む。

明日も頑張らねば。
自分が思うよりみんな私に気を遣ってくれているんだ。
だからなんとか乗り切れているんじゃないか。

いつだってみんな持ちつ持たれつで世界は回っているんだ。
私も誰かの役に立てていると思えば。
私の見えないところで私は助けられている。




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