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妊活で取り戻した、自分の声を聞く感覚

2023年あたまくらいから、二人目の妊活をしています。

タイミング→体外受精ときて、8月終わりくらいから人工授精にステップアップしました。

これがまあ、うまくいかない。
挫折につぐ挫折。

体外受精までは自分の体にペースを聞いて、それに合わせるような治療の形でした。
あまり投薬せず、体からの表現型を読み取ります。
体温は、検査キットの結果は…
それはそれで思い通りの結果でなく、医療者のはずなのに体のことがわからない。
少しの体温の差が気になって、早朝覚醒が続く始末。

さて、採卵から人工授精の治療にうつると、突然外から投薬で卵巣を叩きまくる治療。
叩いて叩いてもなかなか体がついてこず、副作用や採卵の痛み、合併症で滅入ってしまいました。

心も体も憔悴して、それでも可能性が低いことを考えると休まず進むしかないように感じました。
とにかくいつも頭がぐるぐるしています。
次はいつ通院、いつ仕事を休まなければならない、お迎えは間に合うか、それでもできなかったらどうしよう。

一つひとつの結果に一喜一憂して、ほとんどはどん底に落とされる結果ばかりでした。
自分に丸をつけられない、よしとできない苦しさ。うまくいかないのに仕事を休んだりして社会的な信用を失いながら通院することにもただただ苦しい。
一方で少し自分をかわいそうと思うような自己憐憫の気持ち。
それらをただただ繰り返している時間でした。

怒りと悲しみと疲れと失望、捨てきれない期待のぐちゃぐちゃに混ざったような状態が続いていました。

少し治療の狭間があって通院の間隔があき、
ふと、私自身が調子よくないとダメじゃない?
という割と初歩的なことに気づきました。
何ができる、結果がどうなる、ではなく
私自身が少しでも伸び伸びとしっかり呼吸できる状態。

そう思って心と体を点検してみると、
いつも目のあたりと肩に力が入り、
腰はバキバキ。
呼吸は浅く、体が緊張している。
力が入りすぎて疲れ果てているように感じました。
そこからは、疲れてつい手が伸びてしまう系の甘いものやビールを減らし、
少しでも体に負担のかからない消化のよいものを食べる。
夜はお風呂に入りストレッチして、
なるべく長く寝る。
そのために少し仕事を減らしました。
妊活ではなく、自分のために。

まだ授かってはおらず、あと何回チャンスがあるかわかりません。
できなければその時はその時。
それはそれできっといいことがあるだろう、と
お休み中の今は思えています。

また通院再開したら発狂するのでしょうが、
自分の声を聞く感覚を一度取り戻した私なら
少しは違う気分になれるのではないかな、と
以前とは違う形の希望を持っています。

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