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「はたらく」はライフステージでどう変わるか

私は、
働く=「自己実現」×「価値の生産」
と考えています。
ライフステージの変化で変わる「はたらく」の意味について
思いをまとめてみたいと思います。

私の仕事と価値基準


私は医療従事者として働いてきて、
ライフステージ・キャリアの変化で
価値基準が大きく変わってきました。

育休前(24歳~30代前半) 馬車馬期

価値の重点は
いかにスキルを身につけるか、貴重な経験をするか」でした。
そのために「スキルを身につけられる仕事に割り振られる」ことが必要で、
ひいては「いかに組織において評価されるか」が
重要と考えていました。
結果的に、シフトを多く埋める事や
ミスの少ない手堅い仕事を心掛けるようになりました。

体力もあったので働き方に疑問も持たなかったし、ある種の無敵感もありました。

産休、育休中(全部で10ヶ月くらい) 崩壊期

私にとっての育休は、かなりしんどいものでした。
自分の毎日が何も生産されずに消費されていく、
なにも思い通りにいかない。
自分がどんどん小さく弱いものになっていく。
買い物すら、落ち着いてできない。

ですから、産後数か月して、少し時間ができてからは
できる限り多くのチャレンジをしました。
TOEICの勉強と受験、株の勉強、note、離乳食教室…
水族館、美術館、児童館、公園、カフェ…
子供を連れていけそうなところには0歳児を連れてどこにでも行きました。
とにかく動いていたい
日々価値を生んでいる実感が欲しい
そんな気持ちでいっぱいでした。

仕事復帰後 ワーママサバイバル期

育休中に痛いほど実感したのは、
私は働かずにはいられないということでした。

かくしてフルタイムで復帰したものの、
子供の世話があるので、どうしても時間制限がかかります。
しかし、この業界では
時間制限があるとそれだけで労働力としての価値は
がくんと下がります。
働いて、シフトを埋めてさえいれば価値を埋めた時期は
20代から30代前半の10年弱で終わってしまいました。
仕事の内容・身につけたスキル、存在自体といった目に見えないことで
価値を生まなければいけない時期にきたのを実感しています。

日々、「私だからできることは何か?」を考えています。
同時に、組織の中でどんな立ち位置か、だけではなく
仕事相手にとって何がメリットになるか、が
価値の重点を占めるようになりました。

価値を生むのが難しいと感じたら

一方で、「私だからできる事」は多くはなく、
うまく見つけられないこともしばしばです。
この時、「働く」の原理のうち、自己実現に立ち返ります。
私がやりたいことはなに?
私が生き生きできることはなに?

家事が「働く」から漏れてしまう問題

もうひとつ、重要な課題が残っています。
家事を「はたらく」に昇華させること。
現状、家事は生活の歯車でしかなく
そのくせ思い通りに進まないのでイラつくんですよね。
どうにか自己実現や
価値生産に結び付けられないか、が
今の私の課題の一つです。


#私にとってはたらくとは

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