エステティックサロン創業への思い①

私がエステティックサロンを創業したのは24歳の時
当時は、「フェイシャル」という言葉もあまり馴染みがなく、「美顔」という言葉を使っていました。
「トータルエステティック~dear~」という名前で「美顔」と「痩身」の2つのメニューでスタートでした。

なぜフェイシャルをやってきた私が「痩身」をメニューに取り入れたかというと、その当時は「フェイシャルエステ」が本当に少なく、フェイシャル(美顔)だけでは、集客が難しいだろうという考えからでした。

当時の女性にとって、エステといえば「痩せる」という言葉を連想させるものだったのです。

フェイシャルのお客様も、今のようにアンチエイジング(老化対策)よりも、肌トラブル(ニキビ・アトピー)の方が中心でした。その当時は、ニキビやアトピーの原因もわかっておらず、今でいう卵アレルギーなどという言葉もなかったのです。原因がわかってからは、アレルギーの原因になる食品などを除去する食事をするようになって、肌トラブルは少なくなりました。
ニキビ肌も、洗顔料が良くなったり、オイリー肌の人が減っていて、若い方のニキビは減少しています。
最近の肌トラブルで多いのはストレスが原因の大人ニキビやアレルギーです。

★私がフェイシャルにこだわった理由

フェイシャルのお客様が増えていき、6年ほどで、痩身の集客をやめてフェイシャル中心のサロンになっていきました。世間でもフェイシャルサロンが増え始めました。
私がフェイシャルエステに特化したかったのは、自分自身が肌トラブル(ニキビ)で悩んでいたことがきっかけでエステを知り学んだからです。
そして自分の肌がトラブって悩んでいた時の気持ち、そして肌トラブルが改善するまでのプロセスやその時の気持ち、また、改善した後の気持ちを自分自身で体験して知っていることは、現在悩んでおられるお客様の気持ちに寄り添える私の「強み」になるからです。

とは言え、そんなことを理論立ててわかったのは最近のことです。始めたころは自分と同じように悩む女性を救いたいという思いで一生懸命でした。その一生懸命は今ももちろんですが、その強い思いが当サロンが27年続けて来れた一番の理由だと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?