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救急搬送付き添い ケアマネがやる時

「救急車には乗りません」と決めているケアマネ事業所もあります。
「必要時、乗るのは仕方ないね。大変だけどいってらっしゃい」と言うケアマネ事業所もあります。全くの無報酬です。

※ 個人的な経験や感想で書いています。
※ 介護保険を使っていない場合、本人・家族・親族・行政(生活保護のワーカー等)で対応できない時はどうしているのでしょう?ケアマネが便利に使われていると感じてしまいます。


救急車にヘルパーは乗りません 

ヘルパー訪問時、利用者様に異変があると


➀訪問看護・訪問診療に連絡する決まりの時はその緊急連絡先へ電話し指示を仰ぐ
②上記の決まりなく緊急性が高い場合、ヘルパーから119番へ通報 その後、訪問介護事業所へ連絡 そこからケアマネや家族へ連絡していく。
③時間的に余裕がある場合、相談してから、119番通報をする。場合によってはサ責やケアマネが到着してから都合の良い電話番号から通報する。

「ヘルパーさんは救急車に乗らないでくださいね」と上司に言われます。
「ヘルパーは乗らない決まりです」と救急隊に言うと、たぶん通ります。
搬送先は聞き取っておきます。または、搬送先が決ったら教えてくださいと伝えます。追って、搬送先へケアマネが連絡し情報を送ります。

利用者応答なく、ヘルパーが入室できない場合

訪問介護事業所を通してケアマネに連絡来ます。119番通報し、救急隊が窓やドアをこじ開けて確認に入ります。合鍵・大家さん・家族の方法を先に確認しますが。

ケアマネ訪問時に通報もあります


救急搬送となった場合

救急搬送となった場合、ここで「乗れません。連絡先はここです。お薬情報や主治医はこれです。」と言えれば良いのですが。
1)誰かが一緒でないと、本人が不安な場合
2)一緒に乗ってくださいと、要求された場合(搬送先が早く決まった場合、行く途中で情報を聞かせてくださいと言われる。とにかく同乗してくださいもある。)

救急車に乗らなくても、搬送先に自転車等で行く

付き添う時間も負担だが、
病院からの帰りの経費が問題になる。乗らないけど必ず行きますと伝える。
少し遅れても自転車等で病院へ着けば、ほぼ同乗したこととなる。
出発までの間、できる限りの情報を救急隊員に伝えておく。(ケアマネは救急搬送の可能性のある時は、ファイルをかかえて駆けつける)

病院にて

とりあえずの書類に記入する。
出発時に、健康保険証・お薬手帳・手持の薬全部・現金を確認し持つ。
家族情報、医療情報、介護関連情報を病院関係者に伝える。
家族に連絡し、病院に来れる時間を確認し、病院側に伝える。

適切な病院では

ここで「引き取って頂いて大丈夫です」となる。

往々にして、救急の大きな病院では

★★★ 家族が来るまで、ケアマネを留めます!
★★★ 人質です。家族が万が一来なくてもケアマネは支払いしませんよ!
★★★ 「意味のない引き止めです」と訴えても、聞き入れてくれません!
★★★ 病院の看板を背負った事務職相手に対等なやり取りができません!
    病院の決まり事ですから、居ていただくことになっています、と。

※ 私だけではありません。他のケアマネも。

救急隊相手に断ることの方が容易です。
なまじ救急車に乗って病院へ行ってはダメです、となってしまいます。

最善の方法とは


病院の医師や看護師に日頃の情報や急変時の情報をきちんと伝え、その時の医師の見解を聞き取って帰る

これをしにくくしているのは、病院側である。
と、私は思います。
経営者によっては、ケアマネが病院につかまらないように「乗るな」と言い、良心との板挟みになるのがケアマネです。


余談のボヤキ

読み飛ばして OK

前日から転倒し歩行できなくなっているのに、
夜戻った息子は救急車を呼ばず、
翌日本人からの電話。午前は大事な担当者会議で無理、
午後駆けつける。転倒時の記憶がない。普通の転倒でない。
整形外科は転倒の場合、脳外科の受診を先にしていないと受けない。
介護タクシーで脳外科へ。大きめの脳梗塞と分かる。
16時頃、夕方近くなので急いで入院しないと検査もできなくなる。
家族を待たず、救急車に同乗し脳外科が手配した大病院へ。16時半。
救急病院(事務のおじさんが帰してくれない)で足止めされている時、
1時間以内で来れる距離の娘様がなかなか来ない。18時過ぎたので
「まだですか?」と電話。その後、夫と息子と連れ立って到着!

後日、「まだですか?」と言われたとクレームあり
ケアマネは病院で付き添う義務があるのに、嫌そうに聞こえたらしい。
そんな声色になるの仕方ないよね。せっかくの善意が帳消しに。残念。
画竜点睛を欠くだった!最後まで演技に力を抜いてはダメだった!
半日、無料奉仕したのに。もともと、連絡取りにくい家族だった。
仕方ない。

ケアマネ解任された



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