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「募集馬分析記事」無料見本! サラキアの22(シルク) の能力分析

募集のオフシーズンの1月頃から5月頃にかけて毎週発行予定の「募集馬分析記事」の見本として、シルクのサラキアの22(サンタンドレア)を取り上げました。父方、母方共にGⅠ馬がずらりの血統や、良血馬らしい優美な馬体はとても魅力的です。
「募集馬分析記事」では、個別の注目馬につき、募集時の写真と動画をベースに、筋肉、目つき、歩き、気性、馬体、血統、育成7つの能力と総合的能力を徹底分析した上で、SABの3段階で評価し分析家の詳細な分析結果を記載します。
プラス面だけではなくマイナス面やリスクも可能な範囲で記載し、特筆すべき能力については分析家が別途コメントを。
近況が公表されている場合は、「近況に注目した分析」として、成長具合や育成状況を踏まえた募集馬の最終的かつ詳細な分析を行い、応募のメリットやデメリットについても具体的に記載します。
満口になっておらずまだ出資可能な各クラブの注目馬をピックアップして徹底分析しますので、追加出資をご検討中の方はご参考にしてくださるようよろしくお願いします!
また、お目当ての馬の「募集馬分析記事」のオーダーメイドもさせていただきます。出資を考えられている方は、本記事末尾に記載の方法で、ご希望の馬の能力分析をお気軽にオーダーしてください!
募集馬の検討時間を短縮されたい方や、出資した馬の能力を改めて確認されたい方もご利用いただけます。(約2400文字)

44 サラキアの22(シルクホースクラブ)
牝馬 父エピファネイア
代金7000万円 500口募集 1口14万円
ノーザンファーム育成 池添学厩舎(栗東)

筋肉能力はヨロの筋肉をベースに判断しています。「ヨロ」とは、馬の腰、尻、ももあたりの筋肉がひとかたまりになって楕円のように見える部分を言います。

「筋肉S」
ヨロは適度の豊かさがあり、筋肉の柔らかさも感じる。
形状はやや上幅が短く、尻も下がっている感じがするが、許容範囲。
肩筋肉も縦長で広く平らに隆起し、柔らかな感じでかなり良い。

「目つきA」
ややキョロっとした目だが、目つきの鋭さは普通。

「歩きS」
良いリズムで首をしっかり振れている。
背中のなめらかな波打ちも良い。
前足をやや内目に慎重に前に運べている。
飛節のブレが少しあるが許容範囲。

「気性A」
歩きの際引き手への依存はほぼないが物見があり、立位でもやや落ち着きを欠く。
集中力が微妙だが許容範囲で、気性は普通。

「馬体S」
皮膚が薄く肌もなめらかで、筋肉の質は柔らかな感じでかなり良い。
バランスが良く、いかにも良血馬と言った優美な馬体。
ただ、募集時馬体重391キロ、デビュー想定馬体重が426キロで牝馬の最低基準435キロより軽いので、その点にリスクはあり、今後の成長が必要。

「血統S」
父は、初年度で史上初の無敗での三冠牝馬デアリングタクト、2年目で2021年年度代表馬エフフォーリアを輩出。
母は芝のGⅡ勝ち馬、祖母サロミナはドイツのGⅠ馬。叔父に朝日杯勝ちのサリオスと母系も非常に豪華。
サンデーサイレンスの黄金配合もあり、血統は申し分ない。

「育成S」
育成牧場はノーザンファーム早来で、設備、マンパワーともに最高レベル。
厩舎はノーザンファーム出身の池添学厩舎。賛否両論あるようだが、2022年33勝リーディング22位、2023年40勝リーディング12位と成績は高いレベルで安定。

「代金B」
牝馬で7000万円はかなり高額でリスクも高い。
母の獲得賞金額3億5068万円、叔父の4億5703万円、良血のノーザンファーム育成馬なので仕方ないかもしれないが、回収には重賞制覇が欲しい。

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「総合S」
全身を柔らかな筋肉に包まれ、優美なバランスのコンパクトな馬体が美しく、歩きも良い。
祖母と叔父がGⅠ勝ち、サンデーサイレンスの黄金配合や母父ディープインパクトの血統も魅力的なかなりの良血馬で、育成も良い。総合的能力がかなり高く、大きなマイナス面も見当たらないので、牝馬でこの値段もやむを得ないところか。
現時点での馬格は小さいが、436キロデビューから最大で460キロまで成長した母同様、順調に成長してくれれば重賞制覇も狙える逸材。
(茉莉の血統に乾杯)
母はGⅡ馬で祖母とおじがGⅠ馬。父エピファネイア母父ディープインパクトの配合は、アリストテレスやオーソクレースがいるわ。
母系を見ると、朝日杯を制したサリオスのように、マイルから中距離前後の芝で活躍してくれそうね。

(近況に注目した分析)
2024年1月時点で、1ハロン16秒ペースと育成は順調のよう。
近況写真でもバランスのとれた優美な馬体を保っており、調教でもスピード感に溢れたキャンター、背中の感じやフットワークのしなやかさが高く評価されており、募集時の高い能力を維持しているようだ。
だが、募集時391キロだった馬体重は、9月時点では437キロまで順調に増えたが、育成牧場への移動と調教開始と共に減り始めて現在420キロ。
募集時分析でも気性面にやや課題を感じたし、気持ちが高ぶる面や一生懸命走りすぎるところがあるようで、気性的にも体重が増えにくいのかもしれない。
デビュー想定馬体重が426キロ、牝馬が通常活躍できるギリギリの馬体重の目安435キロより軽いので、高い素質発揮のためには今後の更なる成長が必要。
気性面に配慮しながら調教を積み重ねて馬体も成長させるハイレベルな育成が求められてノーザンファームの腕の見せ所だろうし、順調に成長しさえすれば重賞レベルの活躍がやはり期待できそうだ!

<オーダー方法とご購読までの流れ>
1  本記事末尾のコメント欄へのコメントか、「夢馬」宛メール(yumeuma 23521@gmail.com)で、分析を希望される募集馬の母名及び生年(または馬名)とクラブ名をご連絡ください。
2  オーダーから1週間前後で、分析結果を「募集馬分析記事」(定価550円)としてアップさせていただきますので、ご購読をよろしくお願いします!
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©️ 一口馬主新聞「夢馬」
yumeuma23521@gmail.com

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