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クローズド・クエスチョン

こんにちはこんばんは yumenohi です。

クローズド・クエスチョンとは?

先回のオープンクエスチョンの続きを学んでみたいと思います。

選択肢を用意して、
その中から選ばせるというテクニック。

クローズドクエスチョンは、特定の情報を取得したり、対話相手の選択肢を制限したりするための質問形式の一つです。
一般的に、クローズドクエスチョンは「はい/いいえ」や「はい/いいえ/わからない」のような、答えが限られている質問です。

  1. 答えが明確:クローズドクエスチョンは、対話相手に特定の情報や選択肢について明確な答えを提供させることができます。例えば、「今日は晴れていますか?」という質問は、はいまたはいいえという明確な答えを引き出すものです。

  2. 情報の制御:クローズドクエスチョンは、対話を特定のトピックに絞るために使用できます。質問者が対話の方向性を制御したい場合や、特定の情報を得たい場合に便利です。

  3. 迅速な回答:クローズドクエスチョンは通常、対話相手に素早く回答を促すために使われます。選択肢が限られているため、迅速に答えることができます。

一方で、クローズドクエスチョンの使用には注意が必要です。開かれた質問(Open Question)と比べて情報が制限されるため、対話の深さや対話相手の意見や感情を探るのには向いていません。適切な文脈とバランスを保つために、開かれた質問とクローズドクエスチョンを組み合わせて使うことが重要のようです。

クローズドクエスチョンは、特定の状況や目的に合わせて使用すると効果的です。

  1. 情報の確認:特定の情報を確認するために、クローズドクエスチョンを使用できます。例えば、会議の日程を確認する場合、「会議は来週火曜日ですか?」という質問を使うことができます。

  2. 許可や同意を求める:許可や同意を得るために、クローズドクエスチョンが使われることがあります。例えば、プロジェクトの進行について上司に確認をとる際、「このプランを実行してもよろしいでしょうか?」という質問をすることが考えられます。

  3. 予測可能な回答が必要な場合:回答の範囲が限られているため、予測可能な結果を必要とする場合にクローズドクエスチョンが適しています。たとえば、商品の在庫数を確認するために、「この商品は在庫がありますか?」と尋ねることができます。

  4. 迅速な情報収集:情報を素早く収集したい場合、クローズドクエスチョンが役立ちます。例えば、カスタマーサポートで顧客から問題の詳細を素早く把握するために、Yes/Noの質問を使うことができます。

  5. 対話を特定のトピックに絞りたい場合:対話の方向性を制御し、特定のトピックに焦点を当てたい場合にも、クローズドクエスチョンが役立ちます。

ただし、すべての状況でクローズドクエスチョンを使用するべきではなく注意も必要です。
開かれた質問を使って意見や感情を探る場面や、深い対話を促す場面でもバランスを取ることが大切です。
質問の選択は、コミュニケーションの目的と文脈に合わせて行うべきです。

私には関係ない話なのですが、ついでに少し恋愛などについての具体例も、、。

  1. 初対面の相手に対するクローズドクエスチョン:

    • あなたが初対面の相手と会話を始める際、クローズドクエスチョンは適しています。例えば、相手に名前や趣味について尋ねることができます。「あなたの名前は〇〇さんですか?」(はいかいいえの答え)

  2. デートの計画:

    • デートの計画を立てる際、クローズドクエスチョンは日程や場所を確認するのに役立ちます。「来週土曜日にディナーに行きますか?」(はいかいいえの答え)

  3. 感情の確認:

    • 開かれた質問を使って、相手の感情や考えを理解しようとすることが重要です。「最近、どうしてるの?」(詳細な回答を期待)

  4. 関係の進展に関する質問:

    • 関係が進展するかどうかについて相手と話す場合、クローズドクエスチョンを使って具体的な提案を行うことができます。「付き合ってもいいですか?」(はいかいいえの答え)

  5. 共通の興味を探る:

    • 開かれた質問を使って、共通の趣味や興味を見つけるのに役立ちます。「趣味は何ですか?」「好きな映画は何ですか?」(詳細な情報を得るための質問)

恋愛においては、適切な質問のタイミングと種類を使い分けることが重要です。クローズドクエスチョンは特定の情報を素早く確認するのに適しており、関係の進展に関する重要なステップを確認する際にも役立ちますが、感情や深い理解を求める場合には開かれた質問を使うことがより適切かもしれません。

恋愛において適切でない
クローズドクエスチョンの例

  1. 感情の尋ね方:

    • クローズドクエスチョンを使って、相手の感情を尋ねることは避けるべきです。例えば、「幸せですか?」といった質問は、感情や心情について十分な理解を得るのに不適切です。代わりに、感情を探る際には開かれた質問を使って、相手が自分の感情を自由に表現できる環境を提供しましょう。

  2. 過去の関係に関する質問:

    • 過去の恋愛関係や経験についてクローズドクエスチョンを使うことは、相手に対して無用なプレッシャーや不快感を与える可能性があります。「以前の恋人とはどうだったの?」といった質問は、プライバシーを侵害する可能性があるため避けましょう。

  3. 意見や価値観の評価:

    • 相手の意見や価値観についてクローズドクエスチョンを使うことは、対話を浅くし、対立を招く可能性があります。代わりに、開かれた質問を使って相手の意見や価値観を深く理解し、対話を豊かにしましょう。

  4. 将来のプランに関する圧力をかける:

    • クローズドクエスチョンを使って将来のプランについて突然の圧力をかけることは避けるべきです。例えば、「将来一緒に住みたい?」といった質問は、相手に対して無理に意思決定を迫ることになりかねません。将来の計画については、相手との信頼関係を築いた後に開かれた対話を行うことが大切です。

クローズドクエスチョンは一方向的な回答を求める場合には使えますが、感情や関係の発展には限定的です。

ビジネスやマーケットにおいて適切ではないクローズドクエスチョンの例

  1. 顧客調査:

    • 適切でないクローズドクエスチョンの例:「この商品を買いますか?」

    • 適切な代替質問:「何があなたの購買意欲を高めるでしょうか?」

  2. 従業員のフィードバック:

    • 適切でないクローズドクエスチョンの例:「会社の環境に満足していますか?」

    • 適切な代替質問:「どのようにして会社の環境を改善できると思いますか?」

  3. 市場調査:

    • 適切でないクローズドクエスチョンの例:「この製品を購入したことがありますか?」

    • 適切な代替質問:「どのような製品があなたのニーズを最も満たしますか?」

ビジネスやマーケットにおいて、クローズドクエスチョンは情報の収集や戦略の検討には限定的です。
開かれた質問やオープンエンドのアプローチがより有効のようです。

今日も一日、お疲れさまでした。

お立ち寄りありがとうございました。



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