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HUDシミュレーター

こんにちはyumeです。
LillianさんのnoteでHUDのスタッツの信頼性について理論的にまとめられていたのを見て、僕もエクエルでHUDをシミュレーションするオモチャを作ったことがあったので公開したいと思います。
ちなみにLillianさんのHUDのスタッツの信頼性の記事は↓になります。
https://note.com/nekochan0214/n/n1d92ad50805c

HUDシミュレーターのダウンロード

HUDシミュレーターは↓からダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/1c-ES2DEOifCDcm1iptq2x058NbA4uuRB/view?usp=sharing
内容は、自分のレンジが相手からどう見えるかシミュレーションしてみよう、というものです。
カスタマイズ性を考えてエクセルファイルのマクロ無しで作成しています。
なので中身もギリギリ解析できるかと思います。
また、リンプやマルチウェイは考慮していませんので若干の誤差が出るかと思いますのでご了承下さい。

使い方

まずは下の画像の黄色のセルに数値を入力します。
初期設定で適当なレンジを入れてあります。

画像1

ハンド数は1~20000までとします。
レンジ入力のCCレンジは、相手のポジションに対して自分がどこのポジションで何%コールするかというものです。
例えば初期設定では相手がCOでオープンしてきたとき、自分がBBにいる場合は18%コールするという設定になっています。
3BETレンジもCCレンジと同様に相手のポジションに対して自分がどこのポジションで何%3BETするかというものです。


入力が終わったらF9を押します
すると下の画面のようにピンク色のセルに計算結果が出力されます。
初期値は適当に仮定したレンジで100ハンド同席した場合の見かけのレンジを出力するようになっています。
ハンド数やレンジは色々カスタマイズして動かしてみて下さい。

画像2

これは同じオープンレンジのPLAYER1~5の見かけのオープンレンジが同じハンド数でHUD上でどのように見えるかを出力したものです。
同じオープンレンジ、同じハンド数にも関わらず、100ハンド程度ではとてもバラつきがあるように見えるのがわかります。


また、オープン機会の回数はレイトポジションに行くにつれ少なくなります。
例えばSBのオープン機会は100ハンドでは4~6回程度しかありません。
なのでオープンレンジの数値が大きい割に、見かけの数字が大きくバラつくのも注意しなければならないポイントだと思います。
HUDは機会の回数と見かけの数値で判断するしかありませんので、機会の回数とバラつき具合の感覚を掴んでおくと良いと思います。
F9を連打してバラつきを確認してみて下さい。

画像3

次に見かけのCC率と3BET率です。
自分のポジションが回ってきたときに1RAISERしかいない状況の回数が右上の表に出ています。この回数が少なすぎるとあり得ない挙動をすることがあります。(例えば機会が1回しかないのにCC%も3BET%も100%になったりすることがありますので、そこはご愛嬌ということで・・)
また、ポジションごとの数値以外にも左の方に全体のCC率や3BET率、Resteal率を出力するようにしています。

画像4

最後におまけです。
任意の確率を任意の試行回数でまわしたとき、HUD上でどう見えるか確認することができます。
レンジと関係のない頻度のバラつきを確認する際に使えると思います。
例:HUなどではFLOPCB頻度が40%~100%と幅広いプレイヤーがおり、アグレッシブかパッシブか傾向を掴んでエクスプロイトしたりします。その場合の試行回数は割と少なくても大まかな傾向は判別できることがわかると思います。

使い方の説明は以上になります。
今回は考察的なことはあえてしないでおこうと思います。
色々カスタマイズして試してみて下さい!

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