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パソコンで作る音楽趣味

今回は私のホームスタジオ趣味の紹介をしようと思う。
録音だけでなくYouTubeの動画コンテンツで使う音源を作ったこともある。
20年ほど前はヤマハのSOL2というソフトで音楽を作っていたこともあるが、その頃に比べればソフトも嘘のように安くなり使い勝手もよくなった。


私の家のレコーディングルームで何ができる?

今回は音楽を趣味にしている人の参考に、私が納屋に作った居場所のスタジオで使っているものを紹介しようと思う。
例えば家で自分の歌を録音してみたいと思う人や、オリジナルの音楽を作ってみたいと考える人に参考にして頂けると幸いだ。

デジタル録音できる環境

例えば歌をパソコンにデジタル録音するには、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)というソフトは必須だ。
もちろんパソコンがあるという条件下だ。

私はCubase AI / LE(キューベース)という、購入しても1万円程度のソフトを使っているが、録音に必要な機器を購入したら付いてくるので無料でも手に入れることができる。

このソフトで何ができるのかといえば、とにかくパソコンで聞ける音は何でもデジタル録音することができる。

例えばカラオケでうたった自分の歌を録音したいなら、ヤマハのパソカラホーダイ(現在660/月)などで選曲しキーを自分に合わせてこのキューベースで録音する。
そしてマイクを通した歌を違うチャンネルに録音することができる。

それだけではなくキューベースを使って打ち込みで音楽を作ることもできる。
ドラムやピアノ、ギター、ベース、ストリングスなどあらゆる音源が使える。

二つ目に必要なのはマイクだ。
歌やドラムなどの生の音を録音するならマイクは必ずいる。

ピンキリなのでこだわれば切りはないが、録音する場所が自宅で環境音が気になるなら指向性の狭いダイナミックマイクがお勧めだ。
感度の高いコンデンサーマイクはパソコンのファンやエアコンのような小さい音も拾ってしまうためお勧めできない。

私がドラムの自宅録音でコンデンサーマイクを使うのは、シンバルの継続した減衰音のマスキング効果によって他の小さな環境音が気にならなくなるからだ。

三つ目に必要なのがオーディオインターフェイスだ。
マイクなどから入ったアナログ信号をデジタルに変換する機械だ。
一度の録音でマイクを2本以上使わないのなら安価な商品も多く販売されているが、私の場合はドラムで2本以上のマイクを使うのでミキサー型のオーディオインターフェイスを使っている。(ヘッダー写真)

つまりパソコンでデジタル録音するのに必要なのは、キューベースのようなソフトとマイクとオーディオインターフェイスの三つだ。

デジタル録音した音には、後からキューベースを使ってリバーブやコンプレッサーなどの多種のエフェクトを掛けることもできる。

パソコンがなかった頃なら数十万、数百万単位の機材が並んだレコーディングスタジオでしかできなかったような録音が、今は自宅でできるのだから音楽趣味の人にはありがたい。

YouTubeなどの音楽コンテンツの作り方


キューベースLEの打ち込み画面

YouTubeなどでよく目にする音楽コンテンツは、、先ほど書いたような機材を使って作られたものも多い。

音はソフトとマイク、オーディオインターフェイスで録音をして、もちろん映像はカメラで録画する。
その二つを映像編集ソフトで合体させるだけだ。

その時、カメラでも音が収音されているがそのカメラの音は最終的には使わない。
編集ソフトでカメラの音を出さないようにするが、カメラの音は編集時には必要だ。
マイクから拾った音と映像のタイミングを合わせる時に必要になる。

映画撮影で使うガチンコと同じようにコマズレをなくすためだ。
私はドラムの映像コンテンツを作る時はスティックでカウントを取る。
つまりそれがガチンコ代わりだ。

カメラも1台ではなく2〜3台使うとシーンを切り替えることもできて動画コンテンツに変化を付けることができる。
その時のコマ合わせもガチンコ代わりの録画開始時のカウントを使う。

歌を録音する場合の伴奏(カラオケなど)はヘッドフォンで聞きながら歌だけを録音する。
そうすることで、キューベースで音を編集する時に歌と伴奏の音量を自由にコントロールできるようになる。

音量だけでなくリバーブのようなエフェクトも歌だけに掛けることが可能だ。

楽器練習で利用する録音

楽器練習では客観的に聞くということが重要だ。
自分が演奏した音を録音し、客観的に聞いてみると演奏していた時には気付かなかったことに気付くことがある。

例えば1拍半のフレーズを演奏した時に限り、テンポが若干遅くなってしまうといったことだ。
客観的に聞くことによってトレーニング課題を見つけるといったことだ。

私がその時に使うのはYouTubeの音源だ。
スタジオ収録された音のいい音源をキューベースで録音し、それに合わせて自分が演奏した音を録音している。

もちろん目的は楽器の練習であって、それを自分のコンテンツとして発信するものではない。

自分のコンテンツとして録音する場合はフリー音源を使うか、キューベースの打ち込みで音楽を作ることにしている。

これまでに私が発信したYouTubeコンテンツでもキューベースの打ち込みで作った音源をつかったものもある。
「絶景を追う車中泊」という記事に貼っている動画コンテンツ(山陰絶景巡り)は、すべて私がキューベースの打ち込みで作ったクラシック音楽の音源だ。

時間をあまりかけずに作った音なのでクオリティは高くないが、動画が音楽を主としたコンテンツではないので言わなければ気にならないと思う。
ここでもその動画のリンクを貼っておくが、映像よりも音を聞いてほしい。
因みに動画の最初に使っているドラム音(オープニングジングル)もキュベースで打ち込んだものだ。


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