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コンパクトカーで一人車中泊を快適にする三つの裏技!

コンパクトカーだからといって車中泊ができない訳ではない。
ひとり旅なら返ってコンパクトカーに利があると言ってもいいくらいだ。
今回はコンパクトカーで快適な車中泊をするための方法をまとめてみた。

コンパクトカーをキャンピングカーに近づけるポイント

コンパクトカーのメリットは燃費の良さと、長距離運転の疲労感が低いことだ。
私の日産ノートE12はガソリン車だが、遠乗りをした場合は20Km/Lを切ることはない。
細い道も走りやすく、軽自動車と比較した場合はパワーもあり坂道のストレスも感じない。
そしてコンパクトカー車中泊のデメリットは車内が狭いことにつきる。

コンパクトカーの車中泊ベッド

運転席のシートをリクライニングして寝れないという訳ではない。
若い時ならこれでも疲れは取れるだろうが、中高年になるとどこでも寝るということも難しくなる。
できれば家と同じように水平のベッドで寝たいものだ。

そこでコンパクトカーでも水平ベッドになるように工夫してDIYをした。
車自体は改造せずにスノコなどをDIYしてベッドにしただけだ。

私はそのベッドの台を三分割している。

水平ベッドDIY、リア収納+床下収納付き

後部席のシートを倒した時の緩やかな勾配も、段差解消を見越した高さの収納箱をリアに置き、スノコを改良した板を掛けた。
助手席シートは前方までスライドさせ前に倒す。

シートのレールにハマるような脚を付けた台で、その空間を埋めればベッドが完成する。
後部席のシートを倒した時の10%の勾配も水平にしないと安眠には支障がある。

これで全長190センチ程度のベッドを確保できた。
そこに5センチ厚の4つ折りマットレスを敷けば快適なベッドが完成した。

私が使っているマットレスの大きさは幅60センチで長さ150センチだ。
足らないところには着替えなどを入れた布ボックスを置き、その上に枕を置いている。

こうすることで家のベッドとそれほど大差ないベッドになった。

新緑シーズンは最低気温が10℃を上回ったので寝袋も必要なく、毛布と夏布団くらいで寝ることができる。

運転席ドアから後部席への乗り降り

私が実践しているコンパクトカー車中泊の最も推奨したい裏技だ。

私が車中泊を始めた頃は、車中泊現場に着くと後部席から乗り降りしていた。
しかし山の中でインロックしてしまう失敗などを経験して、これを思いついたのだ。

日産ノートの場合、運転席ドアはインロックできない仕組みになっているが、後部席ドアから降りた場合は敢えてロックしてしまうような構造になっているのだ。
キーを車内に置いていた場合、運転席ドアのロックはできないが、後部席ドアはロックされてしまう。

スペアキーをバンパー裏に隠すなどのインロック対策をしている人も多いが、私は後部席ドアからしか出入りしないことでインロック対策になると考えた。

車中泊現場に着き車を水平なところへ止めた後、運転席を最前面までスライドさせてシートを倒せば、そこに何とか後部席へ入るだけの空間ができる。
2ドアクーペの後部席へ乗り込む要領だ。

運転席シートを最前面に倒したことにより、パワースイッチに容易に手が届くこともメリットの一つだ。

暑くなって窓を開けたい場合、後部席からパワースイッチを2回押して後部ドアのパワーウインドウスイッチを押す。
この時ブレーキを踏んでいないためエンジンが始動することはない。

もう一つのメリットが靴をダイレクトに運転席に置けることだ。
後部ドアから乗り降りしていた頃は靴の置き場所に困っていた。

狭いコンパクトカーで車中泊する場合、私は後部席の半分だけ背もたれシートを倒し、狭い方のシートをリビング代わりにしている。
寝るまでは靴を脱いでくつろぎたいから後部席は土足禁止にしたいのだ。

運転席ドアから後部席に乗り込む際、靴を脱いで後部席に乗り、靴を運転席に置くようにした。
こうすることで靴置き場の問題も解消された。

コンパクトカーでありながら自前の洗面

キャンピングカーなら洗面設備は必須の設備だ。
コンパクトカーという理由だけで、自前の洗面設備は無理だという先入観を持っていた。

私がコンパクトカーで車中泊を始めたのがコロナ禍ということもあり、道の駅などのトイレに併設してある洗面器具で顔を洗ったり歯を磨くことには非常に抵抗を感じた。

時には他の人が使っていたり、トイレを利用するために入って来られる人もいる。

そこで考えたのが自前の洗面だ。

最初は大きめのポリ容器に水を入れ積んでいたが、今はダイソーの3.8Lウォータージャグに家の水を入れて持って行くことにしている。

ウォータージャグには7割程度水を入れ、念のためペットボトルに小分けして水を積むようにした。

この水を使って歯を磨いたり顔を洗う。

排水も大きめのペットボトルに移し替えて持ち帰り家で処理をする。
キャンピングカーと同じだ。
この方法で洗面をするようになって、コンパクトカーの車中泊がとても気持ちよくなった。

朝になるとリアのハッチバックドアを開け、車の後ろで洗面をする。
洗面中はリアカーテンなどで他の人から見えない配慮もしている。

最近になって、どうしても人の目線が気になる時は車内で歯を磨き、タオル地のハンカチを濡らして顔を拭くようにしている。

キャンプ場で車中泊をしたり車内で料理を楽しむならキャンピングカーに利があるが、一人で遠くへ車旅がしたいと考えるならコンパクトカーが有利だ。

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