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人生を豊かにした旅の記憶!

記憶の中には多くの旅の思い出がある。
好奇心の赴くままに友だちと行った冒険旅や、途中でお金を失くしたひとり旅などだ。
この歳になってもまだ冒険心は衰えてはいない。


旅欲求を満たし続けた人生!

こどもの頃の好奇心は危険も顧みず遊ぶことだった。
この前も書いたレンジャーごっこやターザンごっこもスリルのある経験だった。
自分のこどもが親に言わずに川遊びなどをした時は本気で叱ったが、思い出せば自分も随分危険な遊びをしていた。

人生の旅の記憶

小学校を卒業した時、中学校の通学のために買ってもらった自転車で40キロ以上も離れた場所まで行ったことがある。
もちろん親には詳しいことを話さなかった。

新しい自転車を買ってもらって嬉しかったのだろう。
近所の同級生が集まって遠くへ行ってみようということになった。

それぞれ家に帰り「みんなで遊ぶからおにぎりを作ってほしい」と母親に頼んだ。
水筒とおにぎりを持って5人で出かけた。

これが人生最初の旅の思い出だ。
好奇心旺盛な13歳の春だ。
ガソリンスタンドを通りかかった時に流れていた、いしだあゆみのブルーライトヨコハマがとても印象的だった。

まるでスタンドバイミーのような思い出だ。

初めてのひとり旅は高校3年生の夏休みだ。
「高校最後の思い出作りに旅をしませんか」とあまり親しくもない後輩に誘われたのが切っ掛けだった。

待ち合わせた駅にその後輩は来なかった。
公衆電話で何とか探し当てた後輩の家に電話をすると「すみません、突然熱が出て行けそうにありません」と言い訳をされたが、後で振り返るとただ後輩にからかわれただけだったのだろうとしか思えなかった。

親には「友だちと3日間キャンプに行くから」と言って家を出ているから、そのまま家に帰る気にはなれなかった。

兵庫県北部に住んでいる私は、そのまま山陰本線で鳥取方面行きの汽車に乗った。

ひとり旅をしようとしたわけではないが、結果的にひとり旅になった。

この旅では初めて野宿を経験したり、お金を失くすといった旅には付き物の苦い経験もしたが、一期一会やひとり旅ならではの冒険旅の思い出はその後の人生を豊かにしてくれた。

※ その旅の詳しいことを書いた私のブログ

家族旅行も冒険欲求を満たす旅

大人になり、結婚してこどもができてからもよく旅行をした。
一般的に家族旅行は家族サービスと言った側面が強いだろうが、何故か私はそのような旅行にも自分の旅欲求を満たす計画をしてきた。

小さなこどもを連れて家族で乗鞍岳へ登ったり、ディズニーランドへ行きたいという子供の意見を覆し自分の旅欲求を優先してソウルのロッテワールドへ行ったりもした。

このNoteでも紹介した韓国セマウル特急の旅も自分の旅欲求を満たした旅計画だった。

こどもの内に海外の文化に触れさせてやりたいというのは建前で、実は自分の旅欲求を満たしたかったのだろう。

もちろん全て自分の旅欲求を満たすために計画したのではなく、美味しい海鮮料理を家族で楽しむ民宿泊旅やこども中心のUSJ旅も企画した。

裕福なサラリーマンではなかったが家族旅行は沢山企画した。
時には車やテレビの買い替えを先延ばしにしてでも家族旅行を優先したのだ。

定年退職後の友人たちとの旅

旅の思い出は人生を豊かにしてくれるものだ。

仕事が辛い時に頑張れたのも、またあのような旅がしたいという欲求があったからだ。

このNoteやブログに旅の思い出を書くのも、心の中にそんな欲求があることを忘れないためだ。
もう一度あの時のような旅がしたいという欲求だ。

もちろん同じ経験をすることは二度とないのは分かっているが、その代り必ず新たな貴重な経験をすることになることも期待してのことだ。

定年退職後はそんな欲求を満たすために多くの旅をした。

新しい貴重な経験をするための挑戦だ。

少し年上の友人に海外旅行を誘われた時は、喜んで私が段取りをした。
ツアーではなく、全て私が企画した個人旅行だ。

時には友人たちには少し豪華なホテルを予約し、自分はその近くの安いホテルを予約したこともある。
私とは価値観の違う友人たちを満足させたいためだ。

海外で敢えて地下鉄移動するのも、友人たちに非日常感を味わってもらいたいからだ。
これまで海外でタクシー移動しかしたことがない友人達には好評だった。

地下鉄に乗っていたら物売りが来て、勝手に膝の上に商品を置かれた経験など日本ではできないからだ。

満員に近いバスに乗って片手で吊革につかまると、若い女性が「私の膝に荷物を置いてください」などと言われる経験を日本ではできないからだ。
あまり年齢が変わらないと思えるおじさんに席を譲ってもらうことも、新しい経験に他ならなかった。

友人たちが喜んでくれる旅を計画することも私の旅欲求を満たしてくれた。

これからも旅欲求だけは持ち続けたいと思うところだ。

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