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カネと承認欲求と、それから―

「みんな大変だよ、そういう時もある」
君が悩みを打ち明けた時、そんなこと言う奴とは縁を切れ。

今話しているのは、僕とアナタでしょ?
なんで三人称使って、常識の暴力を受けないといけないのだろう。
悩みも不安も、君と僕もオリジナルなのにね。
オリジナルな悩みは無視されがち。 
多分、というか絶対に、これまでの人生こうして僕も他人の悩みに対して鈍感に傷つけていったのだろう。

今になって学生みたいな悩みができた
やりたい仕事がわからない
そもそも、やりたい仕事なんてない――?

これまで案外真っ直ぐに生きていったのだと思う。
大学卒業後、迷いなく高校教師になり、
その後も迷いなく子どもに関わる職種を選んでいった。
そんな迷いなく生きた時代の僕は、今より痛みに鈍感で、残酷に人の心にナイフを刺していたのだろう。

 悩んでいる中で、自分の欲求が見えた。
仕事に対しての欲求

金と、承認欲求と、それから人との本質的な対話

これらを満たせる仕事を欲している

承認欲求を満たせる場所
本質的な対話ができる場所を
僕は常に探し回って、そして孤独になる

「お前はクズだ」「大金稼がなきゃ人権がない」
そんな声が、毎日毎日聞こえてくるようで―

だけど、悩みを打ち明けたところで、
「みんな大変」みたいなこと言われて終了。
聞きたくないとスルーされる。
だから、本音の本音は誰にも言えない

承認欲求を満たす場所とカネは、
多ければ多いほど幸福なのだろう

ネイルをするのは、小さな小さな決意表明。
変わりたい。勇気がほしい。
キラキラしたい


せめて本質的な会話は続けたい。
それがないと、いよいよ僕らはお仕舞だ
「君の代わりはいる」そう思わせたらお仕舞だ

生きるのは苦しいね
ポキッ、ポキッって、毎日心が骨折している。
マニキュアしたり、マイブームつくったり、無理矢理の笑顔つくってギリギリ自分を誤魔化して落ち着かせる。
【若者の死亡原因第一位自殺】のこの場所で、
今日も僕らは――


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