yuma

映画評論を中心に更新していきたいと思います。 また「スタンドFM」にて映画評論や、雑談…

yuma

映画評論を中心に更新していきたいと思います。 また「スタンドFM」にて映画評論や、雑談トークも行なってますので、 下記リンクもぜひチェックよろしくお願いします。 https://stand.fm/channels/5f51d1696a9e5b17f7979db0

最近の記事

『アイアンクロー』〜これ実話ベースなんですよね・・・〜

今回は4月5日から日本で公開され、評価が非常に高い作品『アイアンクロー』を遅ればせながら鑑賞してきましたので、その感想について語っていきたいと思います。 『アイアンクロー』について作品紹介 監督/脚本 ショーン・ダーキン 出演 ザック・エフロン/ジェレミー・アレン・ホワイト/ ハリス・ディキンソン/モーラ・ティアニー/ リリー・ジェームス あらすじ 魂を「わしつかみ」される作品事実は小説よりも奇なり 今作は「呪われた家族」と呼ばれたプロレスラー一家「エリック家」の

    • 【ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター】#2

      さて、前回アップしたの【ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター】の感想は前半の「ホグワーツ編」を中心にお届けしましたが、今回は後半戦。 ちなみに前半記事はコチラ! ちょうど中間地点になる「バタービールバー」「バックロットカフェ」から。 ちなみにここまで約2時間ほどかかったので、普通に回れば4時間というのはガチっぽい。 ブレイクタイム! 後半戦の前に少しブレイクタイム。 ということでお腹を満たしていく。 ハリポタといえば、「バター

      • 【ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター】#1

        かつて東京都練馬区に存在した遊園地「としまえん」 1926年(大正15年)より94年間営業を続け、2020年(令和2年)8月31日をもって閉園。 その跡地に「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が、2023年6月16日に開業。 そんな正式名称がすごく長い「ワナスタハリポ」に先日行ってきたので、そのレポートしていきたい。 アクセスについて アクセス方法を調べても、非関東人の僕には非常に難しい。 (あと地味に練馬区は東京駅から遠

        • 高校演劇が再び映画化!『水深ゼロメートルから』評論

          今回は新作映画評論。 ということで、2019年に開催された第44回四国地区高等学校演劇研究大会で文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞した徳島市立高等学校の同名舞台劇を映画化した青春群像劇。 『水深ゼロメートルから』を見てきましたので、こちらの感想を語っていきたいと思います。 ここからはネタバレ注意!! 『水深ゼロメートルから』について基本データ・あらすじ 基本データ 監督 山下敦弘 原作 中田夢花 村端賢志 (徳島市立高等学校演劇部) 脚本 中田夢花 出演者 濱尾

        『アイアンクロー』〜これ実話ベースなんですよね・・・〜

        • 【ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター】#2

        • 【ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター】#1

        • 高校演劇が再び映画化!『水深ゼロメートルから』評論

          【劇団四季】『アラジン』を分析!

          今回は【劇団四季】による『アラジン』 こちらの作品を電通四季劇場[海]にて鑑賞してきましたので、その感想を書いていきたいと思います。 『アラジン』について「四季版」は徹底的なエンタメ重視の姿勢!アニメ版と実写版の間にできた「舞台版」 さて、今回鑑賞してきた『アラジン』 1992年にディズニー長編アニメーション32作品目として公開され、ディズニールネサンス時期の作品で、今もなお絶大な人気を誇る、ディズニーを代表する作品の一つだ。 また、最も今作で有名な、魔法の絨毯で世界中を

          【劇団四季】『アラジン』を分析!

          『ジーザス・クライスト=スーパースター』を読み読み解く

          今回は舞台観劇の感想回。 ということで劇団四季による『ジーザス・クライスト=スーパースター』を観てまいりましたので、今回はその感想を語りたいと思います。 ちなみに今回は「京都劇場」にて4月20日(土)の昼の部を見てきました! 【追記】 その後 5月19日京都劇場にて2回目の観劇。 こちら昼公演を見てきました。 『ジーザス・クライスト=スーパースター』についてあらすじ そもそも「JCS」とは!? 今回鑑賞してきた『ジーザス・クライスト=スーパースター(以下JCS)』

          『ジーザス・クライスト=スーパースター』を読み読み解く

          『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』徹底評論

          今回は毎年公開される度に日本映画興行収入年間上位に食い込んでくる、現状日本映画のドル箱中のドル箱映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を鑑賞してきましたので、こちらの感想を語っていきたいと思います。 ちなみにネタバレはします!! 『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』について基本データ 監督 永岡智佳 脚本 大倉崇裕 原作 青山剛昌 出演者 高山みなみ/山口勝平/山崎和佳奈 他 あらすじ まずは「コナン映画史」を振り返るむしろ最近が異常な好成績 さて、今

          『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』徹底評論

          『オッペンハイマー』は結局どうなの!?

          今回は昨年の夏公開されていたが、日本では長らく公開未定だったクリストファー・ノーラン最新作。 『オッペンハイマー』について語っていきたいと思います。 『オッペンハイマー』について基本データ 監督/脚本 クリストファー・ノーラン 出演者 キリアン・マーフィー/エミリー・ブラント/マット・デイモン/ロバート・ダウニー・Jr. 他 あらすじ 初見で、混乱することが多い理由 今作品を見て最初に思ったのは、例えば「なぜ日本公開が遅れたのか?」とかではない。 単純に構造が捻ら

          『オッペンハイマー』は結局どうなの!?

          【劇団四季】『ライオン・キング』は四季版が最上級かも知れない・・・。

          今回は3月9日、有明四季劇場にて『ライオン・キング』を鑑賞してきましので、その感想を書いていきたいと思います。 作品紹介 そもそもアニメ版・実写版『ライオン・キング』について思うこと2度の映像化 『ライオン・キング』は、1994年6月24日に全米で公開されたディズニーによる長編アニメーション映画であり、32番目のディズニーアニメーション作品だ。 ディズニー・ルネサンスと呼ばれる時期に作られた成功作のうちの1本であり、しかも興行収入に関しては、現在のインフレを考慮し計算し

          【劇団四季】『ライオン・キング』は四季版が最上級かも知れない・・・。

          珍品な映画『ボーはおそれている』を見た感想

          今回は世界的ヒットメイカーとして認知されているアリ・アスター監督の最新作『ボーはおそれている』の感想を語っていきたいと思います。 『ボーはおそれている』について基本データ 監督 アリ・アスター 脚本 アリ・アスター 出演者 ホアキン・フェニックス/ネイサン・レイン/エイミー・ライアン ほか あらすじ 支離滅裂な悪夢の3時間 この映画を見た観客は、上映時間の約3時間、主人公ボーが体験する悪夢的で支離滅裂な展開を体験することになる。 そして彼の体験する世界はどこか

          珍品な映画『ボーはおそれている』を見た感想

          『哀れなるものたち』がめちゃくちゃ面白い!

          今回は本年度アカデミー賞でも作品賞を初め11部門にノミネートされるなど、大注目の作品『哀れなるものたち』 こちらの作品の感想を語っていきたいと思います! 『哀れなるものたち』について作品紹介とあらすじ 監督 ヨルゴス・ランティモス 脚本 トニー・マクナマラ 原作 アラスター・グレイ『哀れなるものたち』 出演者 エマ・ストーン/マーク・ラファロ/ウィレム・デフォー 他 あらすじ 体は大人、頭脳は子供! この作品はメアリー・シェリーが、1818年に発表した小説『フ

          『哀れなるものたち』がめちゃくちゃ面白い!

          『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』〜20年経って、照れ隠しをすることの賛否〜

          ということで、2024年始まって1ヶ月経たない時点で、今年僕が最も注目していた作品が公開されたということで、そんな作品を鑑賞してまいりましたので、感想を語っていきたいと思います。 ということで、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を取り上げます! 注意 思い切りネタバレします! 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』について作品紹介 監督 福田己津央 脚本 両澤千晶 後藤リウ 福田己津央 原作 矢立肇 富野由悠季 出演者 保志総一朗 田中理恵 石田

          『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』〜20年経って、照れ隠しをすることの賛否〜

          『ファースト・カウ』〜盗んだミルクでドーナツを作る〜

          今回は現代アメリカ映画の最重要作家と評され、最も高い評価を受ける監督のひとりであるケリー・ライカートの7作品目。 『ファースト・カウ』 こちらを鑑賞してきましたので、感想を書いていきたと思います。 『ファースト・カウ』について基本データ 監督/脚本: ケリー・ライカート 脚本: ジョナサン・レイモンド 出演者:ジョン・マガロ/オリオン・リー/リリー・グラッドストーン 他 あらすじ 映画の楽しみ方って? この作品の特徴は「映画を観る」ということは、贅沢な時間だ。

          『ファースト・カウ』〜盗んだミルクでドーナツを作る〜

          『コンクリート・ユートピア』を語る

          今回は2024年公開の新作映画を評論します。 ただ今回紹介する映画は、地震・災害というものを描いているので、時節柄のこともあるので、読み飛ばしていただいても構いませんので。 ということで、今回は韓国映画『コンクリート・ユートピア』 こちらを劇場で鑑賞してまいりましたので、その話をしたいと思います! 『コンクリート・ユートピア』について基本データ 監督オム・テファ 脚本イ・シンジ オム・テファ 出演イ・ビョンホン/パク・ソンジュ/パク・ボヨン あらすじ 震災後の世

          『コンクリート・ユートピア』を語る

          劇団四季版『バケモノの子』が素晴らしい件!

          今回は2023年最後のミュージカル感想について話していきたいと思います。 ということで、今回は「劇団四季」による『バケモノの子』 こちらを鑑賞してきたのでその感想を語ります! 『バケモノの子』についてあらすじ 予想を超えた作品の仕上がり!「劇団四季」の新しい試みとして、生まれた作品 今作品は「劇団四季」の創立者の理念を具現化した作品だ。 元々の劇団創立の理念として、創立者の浅利慶太の言葉「日本の現代文化に重大な問題はたった一つ。明治維新以降の変化の中で、東西文化が融合

          劇団四季版『バケモノの子』が素晴らしい件!

          『ウィッシュ』〜挫折なきヒロインに魅力はない〜

          今回はディズニー最新作としても話題の『ウィッシュ』 こちらを劇場にて鑑賞してまいりましたので、その感想を語りたいと思います。 『ウィッシュ』について基本データ 監督 クリス・バック/ファウン・ヴィーラスンソーン 脚本 ジェニファー・リー/アリソン・ムーア 出演者 アリアナ・デボーズ/クリス・パイン/アラン・テュディック あらすじ 大きな問題を抱えた作劇 さて、ディズニー100周年を記念し、ディズニーの一丁一番地とも言える「長編アニメーション」である『ウィッシュ』

          『ウィッシュ』〜挫折なきヒロインに魅力はない〜