自分探しの旅の仕方

インスタのストーリーで見かけた先輩のこの書き込みから、よく見かける『自分探しの旅』について自分なりに考えてみたので、備忘録的にまとめてみようと思う。

そもそも『自分探しの旅』は、自分の将来について考えている時に実行を考えるものであると思う。大学生の将来への悩みといえば「どの会社に就職するのか」はたまた「起業する」のか、個人で「フリーランス」として生きて行くのかなど自分の職業をどうするのかについてもののだと思う。それがわからないから、『自分探しの旅』をしようと思うのだと思う。

でも僕はこの動機なら『自分探しの旅』はしても意味が無いと思う。なぜなら、『自分探しの旅』は大概「行ったことのない海外に行く」とか「ヒッチハイクで日本一周」とかそんなものだと思うのだが、そんなことをして本当に「なりたい自分」に出会えるのだろうか?旅をしたらどこかになりたい自分が転がっているのだろうか?僕はそんなことは決して無いと思う。

僕は、なりたい自分は常に自分の中にいるものだと思う。今まで生きてきた中で関わった人達や抱いた感情や、経験したことなど、沢山の要素から今の自分が形成されているわけで、その膨大な情報の中になりたい自分が必ず埋もれていると思うのだ。そう思うのは、今まで自分がしてきた事や経験したことを分析して自分が「楽しい」「嬉しい」「幸せだ」「好きだ」と感じたこと、逆に「つまらない」「不快だ」「嫌いだ」と感じたことをカテゴライズすることで、それぞれのカテゴリーの共通点や、全体としてのまとまりを見つけられると思うからだ。こうすることで、自分という人間への理解の解像度を上げることができ、自分の取り扱い説明書を手に入れることができる。

自分の取り扱い説明書を手に入れることは、自分の将来を豊かにするためには不可欠であると思う。なぜなら、自分が好きなことがどんなものかをわかっているので自分にどんな仕事が向いているかを考える時により明確に考えることができるからである。それに、自分の取り扱い説明書を持っていることで自分の強みや弱みも分かり、結果として自分の輪郭をはっきりとさせることができ個性を持つこともできる。個性を持っているということは自分らしく生きていける可能性が高まることであるとも思う。

話がまとまりそうにないので、無理やりまとめると、「自分探しの旅をしても自分は見つからない。なぜなら、探している自分は自分の中にしかいないからである。自分を深掘りすることが本当の「自分探し」なのではないか。」という話でした。

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