僕が僕であるために。


自分が自分として生きていくには、自分の欲に忠実に生きる必要がある。そして、その欲とは、誰かからもらったものではなく、自分の中から湧き出てくるようなものをいう。「誰かがしているのを見て自分もしてみたい!」などというそんな安物の欲ではなく、「お腹が空いた!何かを食べたい!!」といった体の奥底から湧き出てくる欲のことである。

しかし、人間は何においても0から1を創造する力がないと僕は思っている。何か外部の刺激を受けてそれを自分の中で噛み砕くなり、そのまま吐き出すなりで、自分の全てを作っている。だから、20歳までは、周りの大人等からあらゆる価値観を吸収するのだ。

そして、それを噛み砕き、吸収し、体の一部にし、あらゆる刺激を受けて化学反応を起こし誕生するのが、世界でたった一人のじぶんなのだ。

自分が世界でたった一人の存在になった時、人はその人自身の人生を生きることができる。自分だけの欲を見つけその欲を満たし続けることで人生を豊かにする。

死ぬまでの思い出作りをする。

それが己を生きるということだと思う。



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