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「猫様のクチバシ」第十二回 アニメの実写版をどう思うか?

30代がアニメを観る頻度

ほとんどアニメを見なくなって久しいのですが、漫画は読みます。
その自分の心理が不思議です。
読んでいる漫画がアニメ化してめほぼ見ないのです。
ここ7年くらいでアニメを見たのは数えるほどです。
それも見たアニメのタイトルが思い出せません。
最近では、Amazonプライムでまとめて「薬屋のひとりごと」を見ました。小説の最新刊に追いついておらず、アニメ版を見て先を知るのもなと躊躇していたら、アニメは私が読んだ範囲内でした。

しかし、連作アニメと違い映画(ビデオ)だとアニメは割と見ます。

年に一回以上は見るでしょう。
たとえば「SING」はビデオをレンタルしてみたんですよ。最初は。音楽なんて普段聞かないのですが、それからしばらくスキマスイッチさんの曲を一人暮らしの部屋で延々と聞いてましたが、なぜか今は曲名すら覚えていません。

「耳をすませば」


解説・あらすじ
スタジオジブリのアニメでも知られる柊あおいのベストセラー・コミックを原作にした青春ラブストーリー。それぞれに夢を追いながら惹(ひ)かれ合う少年少女の淡い恋模様を、その10年後の姿も交えながら映し出していく。メガホンを取るのは、『春待つ僕ら』『記憶屋 あなたを忘れない』などの平川雄一朗。『今日から俺は!!』シリーズなどの清野菜名、『新聞記者』『蜜蜂と遠雷』などの松坂桃李が主人公の男女を演じている。

本を読むことが好きな中学3年生の月島雫は、最悪な印象を抱いていたクラスメートの天沢聖司が懸命に自分の夢を追いかけている姿を目にして徐々に心惹(ひ)かれていく。対する聖司も彼女が小説家になるという夢を抱いているのを知って意識し始める。お互いに夢をかなえようと誓い合う二人だったが、それから10年が経って24歳になった雫(清野菜名)は出版社に勤めて児童小説を編集していた。いつしか小説家になるのを諦め、夢を追って海外で暮らす聖司(松坂桃李)との間に距離も生じていたが......。

シネマトゥデイより

清野菜名さんの雰囲気が主人公・雫のイメージに合ってました。
私服が常に赤なのは何のこだわり?と疑問を抱きつつも、似合うからまあいっかと。
ファンタジーではなく、幼馴染の大人の遠距離恋愛という感じがしました。
海外のシーンもあったので、清野菜名さんの夫の生田斗真さんでも雰囲気が似合ってたんじゃないかなあと思ったんですが、夫婦で恋愛映画はやりにくいでしょうか。

レビューサイトで戸惑いの声が多かったのが、主題歌が「カントリーロード」ではなかったことです。
雫が作詞した曲という思い出深いシーンなので、大人になった雫が作詞した曲とかでも良かったのになあという夢想はしてしまいました。

天沢聖司くんが、バイオリン製作者ではなくチェロ奏者になっていたんですね。全体的な雰囲気は楽しめたのですが、目指していた職業が全然違うなという事に一番違和感を覚えました。
読書好きで職人になりたいと憧れる内向的な少年だったと思うんです。吹奏楽部に入って数々賞を総なめではなく、親に反対されながらおじいちゃんとこっそり音楽を楽しみ、楽器職人に憧れていた。それがチェロ奏者なら、留学するのは予想外でもなんでもないなと・・・。

松坂桃李さんも脚本も悪くないけど、設定だけは変えないで〜と思いました。

どこまで原作者やジブリが関わられているか分かりません。しかし、アニメの実写化に賛否両論出ちゃうのは、やはり原作通りに作るのが難しいからかなあと思わされました。

「名探偵ピカチュウ」

解説・あらすじ
『ポケットモンスター』シリーズ初の実写作品となるアクションアドベンチャー。かつてポケモン好きだった青年が、父親を捜すために名探偵ピカチュウとコンビを組む。名探偵ピカチュウの声を『デッドプール』シリーズなどのライアン・レイノルズが担当するほか、ジャスティス・スミス、キャスリン・ニュートン、渡辺謙らが出演。監督を『ガリバー旅行記』などのロブ・レターマンが務める。

子供のころポケモンが好きだったティム(ジャスティス・スミス)は、ポケモンに関する事件の捜査から戻らないままだった父親のハリーが、事故で亡くなったと同僚のヨシダ警部(渡辺謙)から知らされる。人間とポケモンが共存する街、ライムシティにある父親の部屋を訪れたティムは、人間の言葉を話す名探偵ピカチュウに遭遇。ピカチュウは、ハリーが生きていると確信していた。

シネマトゥデイより

渡辺謙さんでAmazon Primeの映画を検索していたら出てきました。「耳をすませば」先に見たので、おすすめに上がってきたのかもしれないです。
ポケモン以外の主要な人間の出演者が限られているので、渡辺謙さんが脇役ながら結構出ずっぱりです。

私はゲームをしないのですが、ゲームの実写映画化のようですね。ピカチュウが素直で天真爛漫ではなく、ちょっと皮肉っぽいのがアメリカ仕様といったところでしょうか?妙にオスっぽくて獣っぽいなという感じがしました。お父さんがいない少年の方が、よくこんなに素直に健気に育ったなと思えます。

ポケモントレーナーになると言う夢を諦めかけていて、ポケモンに関する仕事をしていたお父さんの事を探している。そして事件に巻き込まれていくわかりやすいストーリーなので、素直に楽しめます。少年の演技力が光っています。大げさでなく、自然体な素朴な少年を感じさせる演技でした。
渡辺健さんの方が、何かにつけ、少年を止めに入るのが気になりました。ストーリー上のことでしょう。それが大人の役割とでもいうように。それ以外のセリフを知らんのかと、ツッコミたくなりつつ、日本だったら、和ませ役にピカチュウが鳴いたりするんだろうなと思いました。
アメリカのピカチュウは人間に媚びません。見た目はフェルトっぽく、いかにもぬいぐるみ風。けれども、心は熱い男でした。

動物に対する認識の違いも、欧米とアジアであるのかもしれません。



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